最終更新日:2024年2月28日

1年次入学生:1年 3年次編入学生:- 短期大学部:-
全学共通

A005

自然と数理Ⅱ(心理学科のみ開催)

確率・統計基礎

単位条件

通信 2単位

教員

友松 幹雄

履修条件

なし

到達目標

①場合の数、確率などの学習内容を統計の学習に活用する力を育成する。
②統計の学習内容を日常生活で活用する力を育成する。

学習成果

①数学的に考える態度と数学的思考力の育成
②日常の場面で学習内容を活用する態度の育成

テキスト教材

『自然と数理II 学習指導書』(聖徳大学通信教育部)2022

評価の要点

学習内容が理解されているか、確かな計算力が身についているかを評価の要点とします。

評価方法と採点基準

レポート課題および試験から総合的に評価します。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

『自然と数理II 学習指導書』巻末に問の解答があります。解答の式の意味が分かり、レポート課題を解くことができるようになれば試験は大丈夫です。そのためには学習指導書をよく読んで理解することが大事です。

レポート課題

提出数 2

第1課題

『自然と数理II 学習指導書』巻末の解答用紙をコピーし、解答を記入して、本誌巻頭の「③送付の方法」(巻頭⑤頁)により送付してください。

第1設題

全ての問題に答えなさい。
[1]次の問いに答えよ。
(1)女子2人、男子4人が1列に並ぶとき、両端が男子になる場合は何通りあるか。
(2)男子5人、女子3人から3人選ぶとき、少なくとも1人女子が含まれる場合は何通りあるか。
(3)a、a、a、b、b、b、c、cの8文字を1列に並べる方法は何通りあるか。

[2]赤球9個と白球1個が入っている袋、赤球1個と白球9個が入っている袋の2つの袋がある。この2つの袋は見かけが同じで区別がつかない。次の問いに答えよ。ただし、2つの袋のどちらを選ぶことも同様に確からしいものとする。また、袋からどの球を取り出すことも同様に確からしいものとする。
(1)この2つの袋の1つを勝手に選んで、その袋から球を1個取り出すとき、赤球が出る確率を求めよ。
(2)この2つの袋の1つを勝手に選んで、その袋から球を1個取り出したら赤球が出た。このとき、同じ袋から球をもう1個取り出したとき、再び赤球が出る確率を求めよ。ただし、最初に取り出した球はもとに戻さないものとする。

[3]1個のさいころを6回続けて投げるとき、次の問いに答えよ。
(1)5以上の目が2回出る確率を求めよ。
(2)偶数の目の出る回数が2回、3回、4回のいずれかになる確率を求めよ。
(3)1の目が1回、3か5の目が2回、偶数の目が3回出る確率を求めよ。

[4]4個のさいころを投げるとき、次の問いに答えよ。
(1)出る目の数の和の平均(期待値)を求めよ。
(2)出る目の数の和の分散を求めよ。
[5]1個のさいころを100回続けて投げるとき、次の問いに答えよ。
(1)1の目の出る回数の平均(期待値)を求めよ。
(2)1の目の出る回数の分散を求めよ。

第2課題

『自然と数理II 学習指導書』巻末の解答用紙をコピーし、解答を記入して、本誌巻頭の「③送付の方法」(巻頭⑤頁)により送付してください。

第1設題

全ての問題に答えなさい。
[1]正規分布表を利用して、次の問いに答えよ。
(1)確率変数 z が標準正規分布 N(0, 1)に従うとき、P(−1.64≦ z ≦1.64)を求めよ。
(2)確率変数 x が正規分布 N(60, 202)に従うとき、P( x ≧80)を求めよ。

[2]ある高校の1年生男子の身長の分布は平均167cm、標準偏差7cmの正規分布とみなせるという。身長181cm以上の生徒はおよそ何%いるか。答えは少数第1位を四捨五入して整数値で答えよ。

[3]1個のさいころを300回投げるとき、1の目が55回以上出る確率を、確率分布を正規分布に近似して求めよ。

[4]ある県の17歳男子の中から400人を無作為に選んで調べたところ、身長の平均が168.0cm、標準偏差が6.5cmであった。この県の17歳男子全体の平均身長μ cmに対する95%信頼区間を求めよ。ただし、全体の分布は正規分布であると仮定する。答は小数第2位を四捨五入して小数第1位まで求めよ。

[5]ある工場で、ある日に生産された石けんの中から30個を無作為に抽出したところ、重さの平均は89.6g、標準偏差は1.2gであった。この日に生産された石けん全体の重さの平均μgに対する95%信頼区間を求めよ。ただし、全体の分布は正規分布であると仮定する。答は小数第2位を四捨五入して小数第1位まで求めよ。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
集合 集合の理解と活用力 テキスト該当箇所90分
和の記号Σ 和の記号の理解と活用力 テキスト該当箇所90分
場合の数 場合の数の理解と確かな計算力 テキスト該当箇所90分
確率 確率モデルの理解と活用力 テキスト該当箇所90分
条件つき確率 条件つき確率の理解と確かな計算力 テキスト該当箇所90分
独立な試行の確率 独立な試行の確率の理解と確かな計算力 テキスト該当箇所90分
ヒストグラム、データの平均値と分散 データの分析の理解と活用力 テキスト該当箇所90分
確率変数と確率分布 確率変数と確率分布の理解 テキスト該当箇所90分
確率変数の平均と分散(1) 確率変数の平均と分散の理解と活用力 テキスト該当箇所90分
確率変数の平均と分散(2) 確率変数の平均と分散の理解と活用力 テキスト該当箇所90分
二項分布と正規分布(1) 二項分布と正規分布の理解と活用力 テキスト該当箇所90分
二項分布と正規分布(2) 二項分布と正規分布の理解と活用力 テキスト該当箇所90分
母集団と標本 統計的推測の考え方の理解 テキスト該当箇所90分
カイ二乗分布とt分布 カイニ乗分布とt分布の理解と活用力 テキスト該当箇所90分
母平均の区間推定 母平均の区間推定の理解と活用力 テキスト該当箇所90分
試験
評価の要点に基づいて実施します。電卓(√キーがあるもの)を使用するので、持参してください。