最終更新日:2026年2月25日
U037
英語の語彙と用法Ⅳ
英語語彙の意味と用法を教育の実践から考える単位条件
面接 1単位教員
履修条件
本科目の履修にあたっては、「英語の語彙と用法Ⅲ」を修了していること、または同科目のレポート課題を提出済みであることが望ましい。
到達目標
本科目の履修を通して、学生は以下のことができるようになる。
1. 英語学習者の語彙・用法に関する誤りに対して、適切なフィードバックを実践できる。
2. 口頭および筆記によるフィードバックの方法を使い分け、その効果を説明できる。
3. 誤りの種類や学習者の状況に応じて、適切な訂正方法を選択できる。
4. フィードバックの在り方について、教育的観点から振り返り、改善点を考察できる。
学習成果
本科目を通して、学生は以下の学習成果を得る。
1. 英語学習者の語彙・用法に関する誤りに対して、口頭および筆記で適切なフィードバックを行う実践力を身につけることができる。
2. 学習者の誤りの種類や学習状況に応じて、訂正方法やフィードバックの与え方を判断する力を養うことができる。
3. フィードバック研究の知見を踏まえ、実際の授業場面における誤り対応を省察的に捉える態度を身につけることができる。
4. 語彙と用法の指導において、学習者の理解や気づきを促すフィードバックの在り方を具体的に検討できる。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
参考図書
中田賀之 編『自分で学んでいける生徒を育てる 学習者オートノミーへの挑戦』(ひつじ書房)
鎌田 修 嶋田和子 迫田久美子 編『プロフィシェンシーを育てる~真の日本語能力をめざして~』(凡人社)
評価の要点
スクーリングにおけるディスカッションおよび実践的活動への取り組みを通して、以下の点を重視して評価する。
1. 語彙・用法に関する誤りやフィードバックについて、教育的観点から意見を述べているか。
単なる感想ではなく、誤りの種類や学習者の状況を踏まえた発言ができているか評価する。
2. 口頭・筆記によるフィードバックの方法について、具体的な対応を提案できているか。
どのように訂正するかを、実際の言葉や書き方で示そうとしているか重視する。
3. 他者の意見を踏まえながら、自身の考えを修正・深化させているか。
ディスカッションを通して視点を広げ、考えを発展させているか評価する。
4. フィードバックの効果や課題について、省察的に捉えようとしているか。
「どの方法がなぜ有効か/有効でないか」を考察する姿勢を重視する。
評価方法と採点基準
1. 授業内ディスカッションへの参画:60%
2. レポート課題:40%
スクーリングにおけるディスカッションや実践的活動への取り組み状況、およびレポート課題の内容を総合的に評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
本科目はスクーリング形式で実施し、英語学習者の誤りへの対応やフィードバックについて、ディスカッションおよび実践的活動を中心に進める。そのため、受講者には積極的に意見を述べ、他者の考えを踏まえながら議論に参加する姿勢が求められる。
授業では、正解・不正解を即座に判断することよりも、「なぜそのフィードバックが適切か」「別の対応は可能か」といった点を考えることを重視する。発言の量よりも、教育的観点に基づいた思考や判断の過程が重要である。
備考・補足
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| 授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
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| オリエンテーション | ・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
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| 第1章 「文法」を「教える」って? |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 6-20 | |
| 第2章 文法はどう教えている?(1) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 22-41 | |
| 第2章 文法はどう教えている?(2) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 42-61 | |
| 第3章 中3で導入した文法事項は高校でどのように身に付くか?(1) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 64-79 | |
| 第3章 中3で導入した文法事項は高校でどのように身に付くか?(2) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 80-91 | |
| 第3章 中3で導入した文法事項は高校でどのように身に付くか?(3) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 92-108 | |
| 第4章 文法指導について第二言語習得研究でいま分かっていること、まだ分からないこと、そして分かり得ないこと(1) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 110-119 | |
| 第4章 文法指導について第二言語習得研究でいま分かっていること、まだ分からないこと、そして分かり得ないこと(2) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 120-148 | |
| 第4章 文法指導について第二言語習得研究でいま分かっていること、まだ分からないこと、そして分かり得ないこと(3) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 149-162 | |
| 第5章 座談会 ~結果をどう読むか~(1) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 164-185 | |
| 第5章 座談会 ~結果をどう読むか~(2) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 186-200 | |
| 第6章 「文法」はどう「教える」~文法指導のヒント~(1) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 202-210 | |
| 第6章 「文法」はどう「教える」~文法指導のヒント~(2) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 202-210 | |
| 第6章 「文法」はどう「教える」~文法指導のヒント~(3) |
・語彙・用法の誤りを教育実践の中で捉える力 ・フィードバック方法を状況に応じて判断・実践する力 ・研究知見を踏まえて指導を省察的に考える態度 |
pp. 202-210 |
スクーリング受講についての準備物・連絡事項
本科目は、指定教科書の内容を踏まえたディスカッションおよび実践的活動を中心に進める。そのため、授業は教科書を事前に読了していることを前提として開始する。
受講にあたっては、指定教科書の該当箇所をあらかじめ精読し、重要な概念や議論のポイントを整理しておくこと。特に、文法指導やフィードバックの方法に関する記述については、自身の考えをまとめたうえで授業に臨むことが望ましい。
当日は教科書を必ず持参し、該当箇所を参照しながら議論に参加できるよう準備すること。