最終更新日:2026年6月22日
D140
地域福祉論Ⅱ(2020年度以降入学生)
①地域福祉の主体形成と住民参加の方法等について学ぶ ②地域福祉の推進方法について学ぶ単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
地域福祉の視点と理論を学び、将来専門職として、地域福祉の担い手として必要となる制度や社会資源などを、社会福祉の実践現場で実践できるようになることを学習の到達目標とする。この科目は、I・IIの両方で構成されているが、地域福祉論IIにおける到達目標としては、次のことを掲げる。
1.地域福祉の主体形成と住民参加の方法について理解できる(地域福祉の主体とは何か、住民参加において重要なことは何か考え方について理解できる)
2.地域福祉の推進方法について理解できる(地域福祉をどのように進めるべきかについて理解できる)
学習成果
(I・II共通事項として)
現代社会において、何故「地域福祉」という考え方が重要視されるようになってきたのかを理解し、その背景となった事柄等を把握することができるようになることが重要である。そうした上で、地域福祉の構成内容や概念の変化が起こってきた理由について、時系列で理解していくことができるようになる。また本科目では、地域福祉の具体的な推進機関や人的資源・法制度などの要素が取り上げられることが多いので、学んだ内容が実践現場の中でどのように用いられているのかを確認しながら、具体的な事業等を確認していくことができ、それを実際に使うことができるようにする。(学んだ内容を、自分の住んでいる街では具体的にどのように行われているのかを調べてみる)
具体的には、次の内容について学修し、その成果を問う。
(1)地域福祉の考え方の発展と実態について理解できる
(2)地域福祉の主体形成と住民参加の方法について理解できる
(3)地域福祉に係る組織、団体、専門職について学び、その活用や調整方法を理解できる
(4)地域福祉の推進方法について理解できる
地域福祉論IIにおいては、このうちの(2)及び(4)についての学習を中心とする
テキスト教材
福祉臨床シリーズ編集委員会編『地域福祉と包括的支援体制』(弘文堂)
または下記のテキストでも可
社会福祉士養成講座編集委員会編『新・社会福祉士養成講座9「地域福祉の理論と方法 第3版」』(中央法規出版)
参考図書
上野谷他編『よくわかる地域福祉 最新版』(ミネルヴァ書房)
評価の要点
課題レポートを提出し、レポートに合格した後、科目終了試験において60点以上を取得した者を合格とする。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
(レポートの評価・採点基準)
第1課題については、①わが国における「地域包括ケアシステム」の考え方が説明がされているか、②その推進にあたって必要だと思われることに触れられているか、がポイントになる。また第2課題においては、地域における福祉ニーズの把握方法について、量的・質的な違いを明確にしてまとめられているか、さらに福祉ニーズを効果的に把握する方法としての考えが述べられているかを採点のポイントとする。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
地域福祉における歴史的な展開や制度・施策は、その時々の社会的、経済的な背景が大きく関連している。社会の動きと連動して理解するためにも、年表などを作成し、時系列の動きとして理解することがよい。また教科書をよく読み、その内容について具体的に理解すること。そのためには、学修した内容が身近な地域でどのように実施されているかを、自分の住んでいる地域や職場などで確認し、具体的な実践イメージをつかむことが必要である。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
現在わが国で進められている「地域包括ケアシステム」の考え方について説明した上で、その推進にあたって必要だと思われることをまとめなさい。
第2課題
第1設題
地域における福祉ニーズの把握方法について解説しなさい。また福祉ニーズを効果的に把握する方法としてどのようなことが考えられるか。あなたの考えを述べなさい。
備考・補足
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| 授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
| 地域福祉論ⅠのまとめとⅡに向けた導入 この授業の目標と進め方についての説明 これまでの学習成果の振り返りを行う |
地域福祉論Ⅰで学んだ項目について説明できる | 予習:地域福祉論Ⅰ で学習・書き込みをした 資料を復習する | |
| 地域課題解決に向けた新しい取り組みについて学ぶ 実際の地域社会で取り組まれている地域福祉実践について学ぶ。具体的な事例を通してその意味を学ぶ |
地域課題の解決に向けた実践について説明できる | 予習:第7章6他 資料を読む 復習:教科書の確認 とまとめ | |
| 福祉計画の目的と意義について学ぶ① 福祉計画の種類とその概要について理解し、併せて 福祉計画が創られてきた歴史的背景について学ぶ |
福祉計画の種類とその概要、福祉計画の歴史的背景について説明できる | 予習:第5章1・2・3を 読む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 福祉計画の目的と意義について学ぶ② 地域福祉計画の定義と機能について理解し、併せて福祉計画の策定過程の内容と具体的な方法論について学修する |
地域福祉計画の提議と機能について解説し、計画策定の具体的方法を説明できる | 予習:第5章4・5・6を 読む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 地域共生社会の実現に向けた包括的支援体制の内容を学ぶ① 地域包括ケアシステムの概念を整理し、地域包括支援体制とはどのようなものかについて学ぶ |
地域包括ケアシステムと地域包括支援体制について説明できる | 予習:第9章1を読 む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 地域共生社会の実現に向けた包括的支援体制の内容を学ぶ② 生活困窮者への対応とその考え方について学ぶ 生活困窮者自立支援制度について概略をつかむ |
生活困窮者への対応方法について説明できる | 予習:第9章2と資 料を読む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 地域共生社会の実現に向けた包括的支援体制の内容を学ぶ③ 様々な分野の包括ケアシステムについて学修し、その内容と今後の展望について分析する |
地域包括支援体制づくりに向けた様々な施策について説明できる | 予習:第9章3・4 5を読む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 地域共生社会の実現に向けた多機関協働のあり方について学ぶ① 多機関協働の意味とその必要性について理解する福祉総合相談の意味とその必要性について学ぶ |
多機関協働の必要性と福祉総合相談について説明できる | 予習:第10章1を 読む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 地域共生社会の実現に向けた多機関協働のあり方について学ぶ② 身近な地域社会における多機関協働のあり方を学び、その方法と社会資源の特徴について理解する |
身近な地域社会における多機関協働の仕組みについて説明できる | 予習:第10章2・3 を読む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 福祉以外の分野との機関協働の実際について学ぶ 福祉以外の分野との共同の必要性とその考え方について学ぶ 具体的な福祉以外の分野との連携実践について学ぶ |
他分野との機関協働の必要性とその実態を説明できる | 予習:第10章4 を読む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 災害時における総合的かつ包括的な支援体制について学ぶ① 非常時における法制度の状況や公的な取り組みについて学修する |
非常時・災害時における法律や制度について説明できる | 予習:第11章1・2 を読む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 災害時における総合的かつ包括的な支援体制について学ぶ② 民間団体やボランティア活動も含めた災害時の取り組み について、総合的に学修する |
災害ボランティアセンター等の取り組みについて説明できる | 予習:第11章3を 読む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 地域福祉と包括的支援体制の今後の課題について学ぶ① 地域福祉推進に必要な「福祉ガバナンス」について学ぶ 社会福祉法における包括的な支援体制づくりを学ぶ |
福祉ガバナンスについて説明できる | 予習:第12章1・2 を読む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 地域福祉と包括的支援体制の今後の課題について学ぶ② 社会福祉法における包括的支援体制づくりの沿革を学ぶ 包括的支援体制に必要な住民参加・住民主体を学ぶ |
包括的支援体制に必要な住民参加・住民主体を説明できる | 予習:第12章2を読 む 復習:授業のまとめ と確認をする | |
| 地域福祉と包括的支援体制の今後の課題について学ぶ③ 地域共生社会の実現のため、包括的支援体制をどのように進めるか、現状の課題と今後の展望について学修する |
今後の地域福祉の方向性について、説明できる | 予習:これまでの授 業資料を読む 復習:地域福祉のま とめを行う | |
| 試験 |