最終更新日:2026年1月27日

1年次入学生:4年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
文学部 文学科

U112

環境論

環境問題を科学的にみてみよう

単位条件

通信 2単位

教員

池上 夏樹

履修条件

なし

到達目標

世界の人口急増や科学技術の発展などにより人間活動が活発化し、その結果、地球温暖化が進行し、高温や豪雨・干ばつなどの異常気象が頻発している。また、環境汚染や天然資源の枯渇、海洋や生態系が受ける影響も無視できない規模になり、環境対策が世界的に求められている。そこで、今日の環境の現状を把握して、将来に向けて個人として、日常生活をどう見直すかを考えたい。環境論の学習をとおして、科学的な知識を高めたり、個別学問領域を超えるような複雑な問題に対しても、問題の発見力と解決力を高め、多面的な思考力を身に付けることを目指す。

学習成果

リオ宣言で指摘された地球温暖化、熱帯林の減少、酸性雨、オゾン層の破壊、有害物質の越境問題、海洋汚染、野生生物の減少、砂漠化、途上国の環境問題が幅広く理解できる。また、IPCCの国際的な活動や報告書、省資源のための3R運動、低炭素社会の構築、生物多様性の保全の必要性が理解できる。さらに専門家でも判断が別れる化学物質の危険性や遺伝子改変のリスク、かつての公害問題から現在の松戸市の環境の現状まで、環境に対する市民・行政・企業の役割を考えられるようになる。

テキスト教材

池上夏樹『環境論』(聖徳大学通信教育部)2023

参考図書

『改訂9版 環境社会検定試験eco検定公式テキスト』

評価の要点

①段落、見出し、起承転結(序破急)などレポートの形式が整っていること。論点が明確で読みやすいこと。
②課題の背景を正しく理解し、問われている内容を把握してレポートすべき内容を選択、整理してあること。
③参考資料は自分の言葉で要約し、自分の考えを含めて解答するなどの独自性を高く評価する。

評価方法と採点基準

①科目終了試験の内容で成績を評価する。
②解答が狭い範囲に限定されることなく、内容の幅と深さのバランスが取れていること。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

配布のテキストは各種の情報を基に作成し、データの更新も行っているが、環境問題は動きが速い。よって、疑問等があれば、インターネットを活用して最新情報を収集すること。
YouTubeに適切な検索用語を入力することによってYouTube動画から幅広いが得られるので大いに活用すること。

レポート課題

提出数 2

第1課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600~2000]

第1設題

再生可能エネルギーの優越性、重要性を、他のエネルギーと比較して述べよ。

第2課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600~2000]

第1設題

海洋プラスチックごみの問題点を幅広い視点で指摘し、あなたが効果的と考える対策について説明せよ。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
はじめに
Ⅰ.環境と持続可能性
 人口増加と環境の関係、有限な地球、エコロジカル・フットプリント、持続可能な開発目標(SDGs)
環境問題とは何か、人口増加の環境への影響、地球の限界、持続可能な開発目標が分かる。 スライド番号9~34
Ⅱ.地球の誕生と地球の構造
 宇宙・地球・生命の誕生とその歴史、プレート・マントル・コアの地球の内部構造、対流圏・成層圏などの地球の上空
地球や生命の誕生と歴史、プレート・マントルなどの地球の内部構造、対流圏・成層圏などの地球の上空が分かる。 スライド番号35~53
Ⅲ.地球環境問題 
 地球温暖化・酸性雨・オゾン層の破壊・海洋汚染・森林破壊と砂漠化の現状・原因・対策等
個々の地球環境問題の現状・原因・対策が世界の取組みを含めて分かる。 スライド番号54~77
Ⅳ.環境問題に対する取組み
 現在までの国際的な取組み、国・自治体・事業者・市民の環境問題に対する役割・分担
環境問題に対する国際的な取組み、行政・企業・市民の環境に対する役割・分担が分かる。 スライド番号78~90
Ⅳ.環境問題に対する取組み(つづき)
 IPCCの第6次報告書
Ⅴ.地球温暖化、気候変動
 温暖化のメカニズム、CO2の温室効果、CO2の発生と吸収
IPCCの活動や報告書の重要性や精緻性ががわかる。
温暖化のメカニズム、CO2の温室効果が分かる。
スライド番号91~114
Ⅴ.地球温暖化、気候変動(つづき)
 地球温暖化の影響
Ⅵ.省資源と低炭素社会の構築
 省資源、3R運動
地球温暖化の影響が分かる。
省資源のための3R運動(Reduce発生抑制、Reuse再使用、Recycle再生利用)が分かる。
スライド番号115~135
Ⅵ.省資源と低炭素社会の構築(つづき)
 リサイクル方法などの省資源、低炭素社会とその構築
リサイクル方法などの3R運動の詳細、低炭素社会とは、その構築に向けた取組みが分かる。 スライド番号135~156
Ⅶ.エネルギー、資源
 各種の化石燃料や再生可能エネルギーの種類、課題、将来性を環境の視点から考察
石油・天然ガスなどの化石燃料、太陽光・風力・地熱・バイオマスなどの再生可能エネルギーの現状、課題、将来性が分かる。 スライド番号157~180
Ⅶ.エネルギー、資源(つづき)
 将来が期待される新エネルギー源
Ⅷ.水と環境問題
 地球上の水、生活の中の水、上水処理
水素・アンモニア・合成燃料など新エネルギー源が分かる。
水の希少性、上水道の現状が分かる。
スライド番号181~207
Ⅷ.水と環境問題(つづき)
 湿原・干潟の保全、自然と共存する河川の治水対策
Ⅸ.生物多様性の保全
 熱帯林などの減少状況、森林破壊の影響、森林の保全
湿原・干潟の効用、環境配慮型の治水対策が分かる。
森林の減少状況、森林破壊の影響、熱帯林の現状が分かる。
スライド番号208~223
Ⅸ.生物多様性の保全(つづき)
 生態系の仕組み、生物多様性、生態系サービス、生物多様性の保全、レッドリスト、レッドデータブック等
生態系サービスなどの生物多様性の重要性、世界と日本の生物多様性の現状が分かる。 スライド番号224~240
Ⅹ.化学物質と環境問題
 環境ホルモン・農薬などと環境リスク、生物濃縮、化学物質の危険性や遺伝子改良食品のリスク
化学物質の危険性、生物濃縮、リスク評価、遺伝子組換え食品等のリスクを知る。 スライド番号241~255
Ⅹ.化学物質と環境問題(つづき)
 化学物質過敏症、土壌汚染、マイクロプラスチックによる海洋汚染
化学物質過敏症、土壌汚染、プラスチックによる海洋汚染が分かる。 スライド番号256~277
Ⅺ.環境保全
 日本の公害、環境問題、環境法、環境アセスメント、大気汚染物質・粒子状物質・大気汚染対策・ヒートアイランドなどの大気汚染
公害の歴史と現在の環境問題、各種の環境保全対策、PM2.5、ヒートアイランドが分かる。 スライド番号278~297
Ⅺ.環境保全(つづき)
 松戸市の環境の現状
Ⅻ.環境問題と市民の関わり
 市民の役割、ライフスタイル、生活者・消費者としてのアプローチ
おわりに
松戸市の環境の達成状況が分かる。
環境問題に対する市民の役割が分かる。

スライド番号298~315
試験