最終更新日:2026年3月24日

1年次入学生:2年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
心理・福祉学部 心理学科

P053

心理的アセスメントⅠ

心理的アセスメントの実践に向けて、基礎を学ぶ。

単位条件

通信 1単位

教員

德永 冴果 若槻 晶子

履修条件

「P046心理学概論」「P009心理学研究法」「P049心理学統計法/P010基礎心理統計学」を履修済みであることが望ましい。

到達目標

(1)心理的援助の重要な柱である心理的アセスメントの基礎を学習する。
(2)実践に生かせる知識を身につける。
(3)心理援助職の専門性を学ぶ。

学習成果

(1)以下について説明ができるようになる。
①心理的アセスメントについて②アセスメント面接について③行動観察について④心理検査概要と各種心理検査について
(2)心理アセスメントの実践に向けた知識が増える。

テキスト教材

津川律子・遠藤裕乃編『公認心理師の基礎と実践14心理的アセスメント』(遠見書房)

参考図書

①津川律子著『改訂増補 精神科臨床における心理アセスメント入門』(金剛出版)

②高瀬由嗣・関山徹・武藤翔太編著『心理的アセスメントの理論と実践』ーテスト・観察・面接の基礎から治療的活用までー(岩崎学術出版社)

評価の要点

学習目標の3項目が理解できているかを評価します。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

本科目は心理的アセスメントII・III(心理検査実習I・II)へとつながる基礎科目になります。シラバス課題・科目修了試験共に、テキスト教材と参考図書の計3冊から満遍なく出題されるので、しっかり読み込んで取り組んでください。

レポート課題

提出数 1

第1課題

横書きWeb提出可

第1設題

【Ⅰ】(  )に当てはまる言葉を書きなさい。(各1点)

・心理的アセスメントはクライエントとセラピストの( ① )の上に成り立っている。

・心理的アセスメントの目的は、心理学的な( ② )・( ③ )・( ④ )のために行う。

・心理的アセスメントにおいては、さまざまな情報を収集した上で、それらを総合的な評価とその後の支援の予測としての( ⑤ )を練り上げることが重要である。

・( ⑥ )の心理的アセスメントにおいては、本人に対しては( ⑦ )が基本となる。また重篤な精神病をもつ対象者や、重度の知的障害をもつ対象者にとって、( ⑦ )が心理的アセスメントの重要な部分となってくる。

 

・行動観察では「( ⑧ )に観察可能な行動」が対象となる。また行動観察を行う枠組みの一つとして、行動分析の枠組みが重要である。行動分析では人の行動を、( ⑨ )→( ⑩ )→( ⑪ )の連鎖関係で捉える。またこの三者の連鎖を( ⑫ )という。

 

・病態水準の把握は心理的アセスメントにおいて非常に重要である。病態水準を推測する際に参考にする主な3つの項目は、( ⑬ )( ⑭ )( ⑮ )である。

 

・クライエントのパーソナリティ要因をアセスメントするためには、( ⑯ )における不安の種類と不安への対処法に関する概念を知っておくことが有用である。また不安に対処する方法は、( ⑰ )とも言う。

 

・津川(2009)は精神科臨床における心理アセスメントの6つの視点として、Ⅰ( ⑱ )、Ⅱ( ⑲ )、Ⅲ( ⑳ )、Ⅳ( ㉑ )、Ⅴ( ㉒ )、Ⅵ( ㉓ )を挙げている。

 

・心理検査は( ㉔ )に関する研究から生まれた。

・心理検査を用いた心理的アセスメントを行う際に、複数の異なった検査を組み合わせて実施することを( ㉕ )を組むという。

・ウェクスラー式知能検査は( ㉖ )、( ㉗ )、( ㉘ )、( ㉙ )の4つの指標得点から全検査IQを算出する。

・KABC‐Ⅱとは、カウフマンKaufman, A.によって1983年に開発されたK-ABCの改訂第2版である。知能の種類よりも、( ㉚ )の測定に主眼を置いており、また、基礎的な( ㉛ )と、それを基盤として習得された( ㉜ )を区別して測定する。

・描画テストは心理検査の中で最もよく使用されており、その中でもバウムテスト・樹木画テストは最も用いられている。木の絵は、手の運動のように自然に描けることから、( ㉝ )が表れやすいと言われている。

・子どもを対象にした個別式検査による発達検査は現在のところ( ㉞ )が広く使われている。

・発達の遅れがある子どもに対して個別式発達検査を実施する際の配慮として、( ㉟ )、( ㊱ )、難易度が上がっていくことによる( ㊲ )、( ㊳ )などがある。

・心理アセスメント結果のフィードバックに当たって、第一に考慮されなくてはならないのは、クライエントの( ㊴ )と( ㊵ )を促し、治療意欲を高めることに役立つものではなくてならない。

 

【Ⅱ】(  )に当てはまる言葉を書きなさい。(各1点)

・子どものアセスメントにおいて重要なのは「よく観る」ことである。児童期・思春期の子どもは感情や思考、葛藤を( ① )することが難しく、( ② )していることが少なくない。そのため、面接時の( ③ )は重要な手掛かりとなる。また子どもの発する言葉も同様に重要である。そしてその言葉の「( ④ )」に( ⑤ )が大切で、どのような気持ちが込められているのかを共感的に理解していくことが求められる。加えて、子どもは家族や家庭に大きく依存するため、他領域以上に( ⑥ )のアセスメントが重要であること、自己肯定感や動機付けの源になる( ⑦ )に注目することも大切である。

・福祉領域におけるアセスメントは、基本的に「( ⑧ )」に結びついたものであり、医学的な意味での( ⑨ )のアセスメントとは異なる特徴を持っている。すなわち( ⑩ )をもって行われるアセスメントなのである。特に児童養護施設におけるアセスメントは、常に( ⑪ )を念頭におく必要がある。

・産業保健活動におけるカウンセリングは多くの場合、( ⑫ )ではなく( ⑬ )が主な目的となる。

・認知症と疑われやすい精神疾患の一つにうつ病がある。認知症とうつ病では治療戦略が異なるため、両者の鑑別を慎重に行う必要がある。鑑別のポイントとしては、( ⑭ )、( ⑮ )、などが挙げられる。また、うつ病の場合は症状の改善により( ⑯ )が回復することも特徴の一つである。

・せん妄も見当識障害や記銘力の低下が生じるため、認知症と間違われやすい精神疾患のひとつである。せん妄は、( ⑰ )や( ⑱ )を誘因とすることが多く、原因となる疾患の改善により( ⑲ )が回復すること、( ⑳ )があることが認知症と鑑別する際のポイントになる。

 

【Ⅲ】

1)心理的アセスメントにおいて、心理検査は絶対に行うものではない。それではどのような場合に心理検査を導入するか。また心理検査を行う場合に検査(テスト)バッテリーを組むことが多いが、そのメリットと注意点を述べよ。【300文字前後】

2)心理的アセスメントとは何か、概要を説明し、心理的アセスメントの主となる3つの方法についてあアセスメントの観点から説明せよ。また概要を説明する際、心理「診断」ではなく心理的「アセスメント」という呼称を用いる積極的な意義の説明も含めること。【1200文字前後】

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
心理的アセスメント総論 心理的アセスメントの概要を理解・説明できる。 テキスト第1章・第2章および参考図書の該当箇所
行動観察法 行動観察について理解・説明できる。
テキスト第3章および参考図書の該当箇所
アセスメント面接① アセスメント面接について理解・説明できる。 テキスト第4章および参考図書①
アセスメント面接② アセスメント面接について理解・説明できる。 テキスト第4章および参考図書①
心理検査概要と心理検査の信頼性・妥当性 心理検査について理解・説明できる。 テキスト第5章および参考図書②3章の該当箇所
質問紙法1(認知症関係の心理検査を含む) 該当内容について理解・説明できる。 テキスト第6章および参考図書②3章の該当箇所
質問紙法2と作業検査法 該当内容について理解・説明できる。 テキスト第7章および参考図書②3章の該当箇所
知能検査 知能検査について理解・説明できる。 テキスト第8章および参考図書②3章の該当箇所
発達検査 発達検査について理解・説明できる。 テキスト第9章および参考図書②3章の該当箇所
発達障害に関する検査 発達障害に関する検査について理解・説明できる。 テキスト第9章および参考図書②3章の該当箇所
投映法(描画法を含む) 投映法について理解・できる。 テキスト第10章および参考図書②3章の該当箇所
検査バッテリー 検査バッテリーについて理解・説明できる。 テキスト第11章および参考図書②3章の該当箇所
包括的解釈と報告/心理的アセスメントの展開 包括的解釈と報告/心理的アセスメントの展開について理解・説明ができる。 テキスト第12章第14章および参考図書①、②の該当箇所
各分野における心理的アセスメントの実際① 各分野における心理的アセスメントの実際について理解・説明ができる。 テキスト第13章および参考図書②6章
各分野における心理的アセスメントの実際② 各分野における心理的アセスメントの実際について理解・説明ができる。 テキスト第13章および参考図書②6章
試験 テキスト、参考図書①②から出題