最終更新日:2026年3月24日
U086
古典語の研究
語彙・語法・文法から迫る本文理解単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
テキスト(主に中古和文)を正確に読解し、語彙・語法や文法に忠実に現代語訳を作成できる。
学習成果
問題となる語彙・語法や文法事項を整理して、テキストを正確に読解することができる。
テキスト教材
紙尾康彦(2022)『自分で読むための基礎 日本古典語』くろしお出版
参考図書
小田勝(2018)『読解のための古典文法教室』和泉書院
評価の要点
語彙・語法・文法に忠実に、逐語訳ができているか。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
テキストについて、語彙・語法・文法の問題点を整理し、一つ一つを正確に訳出できているか。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
・高校までで使っていた古典文法の参考書があれば、あわせて利用すると理解しやすいかと思います。
・教科書で学習した後は、百人一首や『枕草子』などを、一部でも自分で現代語訳してみてはいかがでしょうか。その後で本やインターネットで現代語訳を調べ、自分の訳とどちらがより正しそうか、考えてみてください。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
以下(1)~(3)について、品詞分解をし、それを踏まえて現代語訳をしてください。
品詞分解に際しては、文節ごとに区切り、品詞を書いてください。動詞・形容詞・形容動詞・助動詞である場合は、活用形も書いてください。動詞のみ、「〇行○段活用」のように、活用の種類も書いてください。また助動詞の場合は活用形にくわえて意味(過去、推量、現在推量など)を書いてください。助詞の場合は種類(格助詞・係助詞など)も書いてください。
(1)あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
(2)みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ
(3)君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな
第2課題
第1設題
『新編日本古典文学全集 源氏物語②』(小学館)p.37「まださるべきほどにもあらず」~p.38「大臣も宮も少し退きたまへり」までを読んで、以下の問いに答えてください。
問い.テキストの該当範囲から敬語を全て抜き出し、①敬語の種類(尊敬語・謙譲語など)、②誰から誰への敬意か、を示してください。ただし、「御物の怪」「御祈祷」のように名詞につく「御」は除きます。
備考・補足
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| 授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
| 仮名遣い、文節と品詞 古文の仮名遣い、文の区切り方と文を構成するパーツを知る |
論理的思考力 | 教科書第一講・第二講 | |
| 活用と活用形 活用とは何か、動詞の活用の種類を知る |
論理的思考力 | 第三講・第四講 | |
| 動詞―正格活用・一段活用― 正格活用と一段活用の活用の仕方を知る |
論理的思考力 | 第五講・第六講 | |
| 動詞―変格活用・音便等― 変格活用の活用の仕方を知る、音便の特徴を知る |
論理的思考力 | 第七講・第八講 | |
| 形容詞 形容詞の活用と特殊な用法を知る |
論理的思考力 | 第九講・第十講 | |
| 形容動詞、助動詞総論 形容動詞の活用を知る、助動詞の接続と意味・活用の種類を整理する |
論理的思考力 | 第十一講・第十二講 | |
| 助動詞―未然形接続― 未然形接続の助動詞を整理する |
論理的思考力 | 第十三講・第十四講 | |
| 助動詞―連用形接続・終止形接続― 連用形接続・終止形接続の助動詞を整理する |
論理的思考力 | 第十五講・第十六講 | |
| 助動詞―連体形接続・変則的な接続― 連体形接続や変則的な接続の助動詞を整理する |
論理的思考力 | 第十七講 | |
| 助詞―格助詞・接続助詞― 助詞の分類を知る、格助詞・接続助詞の意味と識別を知る |
論理的思考力 | 第十八講・第十九講 | |
| 助詞―係助詞・副助詞・終助詞・間投助詞― 係助詞と係り結びについて知る、副助詞・終助詞・間投助詞の意味を知る |
論理的思考力 | 第二十講・第二十一講 | |
| 敬語―敬意の方向― 敬語に関する用語と敬語の種類を整理する |
論理的思考力 | 第二十二講 | |
| 敬語―二方面への敬意― 敬意の方向に着目して敬語を理解する |
論理的思考力 | 第二十三講 | |
| 敬語―最高敬語― 最高敬語や絶対敬語、自敬表現を知る |
論理的思考力 | 第二十四講 | |
| 紛らわしい語の識別 助動詞や形容動詞などの総復習として、紛らわしい語の識別を整理する |
論理的思考力 | 第二十五講 | |
| 試験 | 示された語釈を参考に、テキストを読み、指定された箇所について品詞分解と現代語訳を行う。その他、教科書に掲載されている練習問題と同様の形式の問題も出題する。 |