最終更新日:2026年4月12日

1年次入学生:- 3年次編入学生:- 短期大学部:-
幼保特例(大学)
幼保特例(短大)
特例

V022/V031

保育教育指導法(通信部分)

実践的探究について

単位条件

通信 1単位 面接 1単位

教員

富田 純喜

履修条件

レポート提出後、スクーリングを受講

到達目標

この科目では、教育の目標を授業と授業研究のあり方について学ぶことを目標にしています。授業について関係性、時間・
空間、言語と身体などの視点から検討し、また授業研究の歴史や現状を分析しながら、これからの授業及び授業研究
のあり方を検討していきます。

学習成果

テキストに沿って、授業回数別教育内容に記載している各項目に関する基本知識を修得する。

テキスト教材

佐藤学『教育方法学』(岩波書店)
『教育方法学』(聖徳大学通信教育部)

参考図書

高垣マユミ編『授業デザインの最前線』(北大路書房)

評価の要点

評価の要点…レポート結果

評価方法と採点基準

正解数に応じて評価する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

テキストをよく読み、要点を的確に把握し、さらに指導書や他の参考文献で内容を深めるようにしましょう。
テキストを何度も繰り返し読むことを心がけてください。重要だと思う箇所をマーキングし、参考書で調べ
たことなどを書き込むなどして、自分なりのテキストを作っていってください。

レポート課題

提出数 1

第1課題

Web提出可解答用紙あり

第1設題

1  問1〜問25全てに答えること。
問1.次の①〜⑤の記述の中から、不適当と思われるものを一つ選びなさい。
①ソクラテスは、「問答」による対話を通して人々をドクサ(教条)から解放し真理へと接近させる「産婆術」を実践した。
②リベラル・アーツとは、3つの修辞学と4つの数学からなる教育内容のことである。
③印刷術の発明により、カテキズムをテキストとして読み書きを教える教育が教会を中心に普及した。
④サン・ヴィクトル派の修道院において、修行の形態としての「読書」という学習論が成立した。
⑤ルターによる印刷術の発明により、羊皮紙の高価な書物だけでなく、安価な紙による母国語での学習が可能になった。
問2.次の①〜⑤の事項の中から、コメニウスに直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①著書『大教授学』
②教育的教授
③著書『世界図絵』
④帰納法的認識論
⑤汎知学
問3.次の①〜⑤の記述の中から、不適当と思われるものを一つ選びなさい。
①「モニトリアル・システム」とは、一斉授業において助教(モニター)を使って体系的に組織したものである。
②ヘルバルトは、「品性の陶冶」を教育の中心目的とし、「教育的教授」という概念を提示した。
③ヘルバルトは、興味の作用を形式的段階に整理し、「明瞭・連合・系統・方法」という4段階の教授法を提示した。
④チラーは、「国語」と「算数」を中心とした「中心統合法」というカリキュラムの構成法を提案した。
⑤ラインは、「予備・提示・比較・総括・応用」という教師の教授活動の手続きを定式化した。
問4.次の①〜⑤の事項の中から、ペスタロッチに直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①著書『一般教育学』
②「生活が陶冶する」
③著書『ゲルトルート児童教育法』
④「数」「形」「語」
⑤直観教授
問5.次の①〜⑤の事項の中から、デューイに直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①観察や実験による探究的学習
②学校と社会の連続性を回復する学びの共同体
③知的側面と実践的側面のバランスを図ったオキュペーションという手仕事
④最先端の科学を取り入れた教育内容の現代化
⑤学校教育の中心を子どもに移すというコペルニクス的転回
問6.次の①〜⑤の記述の中から、不適当と思われるものを一つ選びなさい。
① ボビットのカリキュラム論において、教育の過程は「原料」(子ども)から「製品」(教育結果)という生産工程とのアナロジーで表
現されている。
② 「教育目標」という言葉が教育の文献に最初に登場するのは、ボビットが「生産目標」という言葉を「教育目標」と置き換えて用い
たときである。
③タイラーは、教育目標を測定可能な行動目標で客観的に記述しようとした。
④ ブルームは、教育内容を「認知的領域」と「感覚・情動的領域」と「運動・生理的領域」の3領域に分類し、それに基づいた教育目
標を提示した。
⑤ブルームは、学習の進度に応じて評価するため、学習の途中の過程で評価を行い、これを「診断的評価」と呼んだ。
問7.次の①〜⑤の記述の中から、不適当と思われるものを一つ選びなさい。
①ブルーナーは、現代科学の最前線の成果と教育内容の現代化を目指した。
②ブルーナーは、文化人類学と心理学の統合を求め、「物語的認識」による心理学と教育学と人類学の統合を推進している。
③ ヴィゴツキーは、子どもが一人でできるレベルと誰かの援助や何かの道具を媒介すればできるレベルとの間の領域を「発達の最近接領域」
という概念で示した。
④ヴィゴツキーは、学問の構造を発見的に探究する「発見学習」の理論を提示した。
⑤ヴィコツキーは、言語活動をコミュニケーションの道具として機能する「外言」と思考の道具として機能する「内言」と区別して捉えた。
問8.次の①〜⑤の事項の中から、明治期の近代学校に直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①国定教科書
②均一の内容・時間・方法で学習する均質空間の完備
③開放制による教員養成
④飛び級・留年を判定する学力検査の実施
⑤事物教授と問答法の授業様式

問9.次の①〜⑤の組み合わせの中から、不適当と思われるものを一つ選びなさい。
①及川平治─分団式動的教育法
②沢柳政太郎─成城小学校
③手塚岸衛─郷土教育連盟
④羽仁もと子─自由学園
⑤野口援太郎─池袋児童の村小学校
問10.次の①〜⑤の記述の中から、不適当と思われるものを一つ選びなさい。
①キルパトリックは、学習活動を組織するための手段としてプロジェクトを用いる教育方法を提案した。
②プロジェクト・メソッドは、道徳的・社会的態度の育成よりも、知性的経験の育成を重視した。
③ パーカストは、アサインメント(契約)と呼ばれる子どもの学習計画を教師が承認する方法で一人ひとりの学習を個別化するドルトン・
プランを提案した。
④ドルトン・プランは、大正期に成城小学校や明星学園を中心に普及した。
⑤テーマや目標を中心に教材と学習の経験を授業の方法を想定して組織したカリキュラムの単位を「単元」という。
問11.次の①〜⑤の事項の中から、単元学習の分類に直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①社会的効率主義
②子ども中心主義
③社会改造主義
④社会(生活)適応主義
⑤社会構成主義
問12.次の①〜⑤の事項の中から、戦後の新教育に直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①学習指導要領には最初から法的拘束力が付与されていた。
②軍国主義の排除のために、教科書を黒塗りにした。
③食に飢える子どもたちのためにアメリカは給食物資を供給した。
④アメリカから不用となったナトコの映写機が小・中学校に一台ずつ配置された。
⑤アメリカの6・3制にならって学制改革を行い、6・3・3制の教育制度が制定された。
問13.次の①〜⑤の組み合わせの中から、不適当と思われるものを一つ選びなさい。
①オコン─著作『教授過程』
②ザンコフ─著書『授業分析』
③板倉聖宣─極地方式
④遠山啓─水道方式
⑤東井義雄─『村を育てる学力』
問14.次の①〜⑤の事項の中から、カリキュラム評価における「工学的接近」に直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①心理測定的テスト
②標本抽出法
③原子論的な接近
④既定のコースをたどる
⑤目標にとらわれない評価
問15.次の①〜⑤の事項の中から、カリキュラム評価における「羅生門的接近」に直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①さまざまな視点
②事例法
③即興を重視する
④芥川龍之介の著作「羅生門」
⑤常識的記述
問16. 次の①〜⑤の事項の中から、シュワブの「カリキュラムの実践的探究の課題領域」のうち、<教師・教材>の課題に直接の関係が
ないものを一つ選びなさい。
①教師の教材観
②教師のライフヒストリー
③カリキュラムのデザイン
④授業の指導計画
⑤教材と単元の構成
問17.次の①〜⑤の事項の中から、参与観察法に直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①妥当性よりも、信頼性を重視し、数量的な研究も取り入れている
②観察→記録→概念化の方法
③非言語的・潜在的な事実にも目を向ける
④教師は単なる研究協力者ではなく、一人の研究者であり、授業とカリキュラム開発と評価の主体である。
⑤アクション・リサーチの一環として推進される場合、教師の専門家としての見識と自律性の形成に支えられ発展する。
問18.次の①〜⑤の事項の中から、教師の個人的力量形成に直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①いじめ・不登校・学級崩壊などへの対応
②教育メディアの作成とその利用の技法の習得
③情報技術を活用する力量
④授業の計画・実施・評価
⑤授業を運営する力量

問19.次の①〜⑤の事項の中から、教師集団としての力量に直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①臨床的人間関係を構築できる力量
②プロジェクトを構成する力量
③授業を改善する力量
④情報とコミュニケーション技術の力量
⑤開かれた人間関係と学習支援への力量
問20.次の①〜⑤の記述の中から、不適当と思われるものを一つ選びなさい。
①実質陶冶とは、教育の価値を教育内容の知識の学習におく立場である。
②形式陶冶とは、教育の価値を学習を通して形成される態度におく立場である。
③形式陶冶を一面化すれば「精神鍛錬」を自己目的とすることになりかねない。
④実質陶冶を一面化すれば「暗記主義」「詰め込み主義」の教育になりかねない。
⑤コメニウスの教授学は「形式陶冶」の立場を表明した典型とされる。
問21.次の①〜⑤の事項の中から、これからの教員養成の検討すべき課題に直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①「教職の専門性」は反省的実践家をモデルとして再定義される必要がある。
②教師の成長を日常的に促進する条件を整える。
③学校現場に多額の予算を配分する必要がある。
④養成教育のあり方の根本的な見直しが必要である。
⑤現職教育を制度的に保障する機会が豊富に準備される必要がある。
問22.次の①〜⑤の記述の中から、不適当と思われるものを一つ選びなさい。
①「模倣的形式」は、「個性」と「独創性」が追求される授業の様式である。
②フィリップ・ジャクソンは、『授業という実践』において、授業を「模倣的形式」と「変容的形式」の二つの概念で特徴付けた。
③「模倣的形式」とは、古代ギリシアの「模倣・再現」の伝統を起源とする授業の概念である。
④「変容的様式」とは、古代ギリシアのソクラテスの産婆術の伝統を起源とする授業の概念である。
⑤ 日本やアジアの国々は、多くの知識や技能を一斉に効率的に伝達し個人間の競争を通して習得させる「模倣的形式」の学習を基本と
している。
問23.次の①〜⑤の事項の中から、プログラム学習に直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①古典的条件付け
②スキナー
③スモール・ステップの原理
④即時フィードバックの原理
⑤ティーチング・マシーン
問24.次の①〜⑤の事項の中から、正統的周辺参加論に直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①リベリアの仕立て屋職人などの徒弟的な共同体における学習
②個人主義的な発達の垂直的な過程として組織されている。
③レイブとウェンガー
④共同体の周辺から中心へと移動させる過程で、その共同体の文化を学習する。
⑤最初から全体の見える仕事へと周辺から参加することができる。
問25.次の①〜⑤の事項の中から、反省的実践家の説明として直接の関係がないものを一つ選びなさい。
①実践的な問題解決の過程で形成される実践的知識の発達が専門的成長とされる。
②アクション・リサーチなどを中核として組織され、諸科学の知見を総合して具体的な問題を解決する能力を育成することが求められる。
③教科内容の知識と教授学や心理学の原理と技術の合理的適用を目指す。
④ある事象における多義的な意味の複雑さや豊かさを解明しながら、不確実性の世界へ踏み込むことで、実践的認識を高めることができる。
⑤認識を表現する方法は、ストーリーテラーのように、主観性を尊重し、一人称の文体で記述するようにする。

備考・補足

← 表が横スクロールします →

授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
教育方法学について(教育方法学で何を学ぶかについて学びます)
教育方法学の歴史①(近代の教育方法について学びます)
授業研究と歴史②(現代の教育方法について学びます)
日本の授業と授業研究(日本の授業と授業研究の歴史について学びます)
授業のパラダイム転換(授業分析の方法について学びます)
授業と学習=意味と関係の再構築へ①(学習の理論について学びます)
授業と学習=意味と関係の再構築へ②(技術的実践と反省的実践について学びます)
教室の会話=コミュニケーションの構造①(フランダースの相互作用分析について学びます)
教室の会話=コミュニケーションの構造②(教室の談話分析について学びます)
カリキュラム研究の課題(カリキュラム編成について学びます)
教職の専門性(技術的熟達者と反省的実践家について学びます)
教職の専門性(教師文化について学びます)
コンピュータと教育(情報化社会と教育について学びます)
試験