最終更新日:2025年5月5日
V025
子ども家庭支援論
子育て家庭に対する支援の基本と実際単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
1.子育て家庭の現状と支援体制の課題を探求することができる。
2.子育て支援の基本をふまえた行動をとることができる。
3.保育所等児童福祉施設における子育て支援の課題を探求することができる。
学習成果
1.子育て家庭生活を取り巻く社会状況をふまえて、支援体制と関係機関の連携について理解し説明することができる。
2.保育の専門性を活かした子ども家庭支援を理解し、説明することができる。
3.子育て家庭のニーズに応じた多様な支援の理解と、子ども家庭支援の課題について説明することができる。
テキスト教材
『子ども家庭支援論』(みらい)2019
参考図書
厚生労働省『保育所保育指針解説書(平成29年告示)』
ミネルヴァ書房編集部『保育小6法』最新版(ミネルヴァ書房)
評価の要点
1.家庭支援体制と関係機関の連携及び子ども家庭支援の基本的内容や方法を理解している。
2.課題の意味を十分に理解している。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験の結果が60点以上であれば単位の認定となります。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
1.教科書・参考書を十分に活用してください。
2.少子化対策・虐待防止対策の動向をふまえ、子育て支援の施策について調べてください。
3.子育てに関する新聞記事やニュースに関心を持ちましょう。
レポート課題
提出数 2第1課題
指定用紙をダウンロードして印刷し、解答を記入して、レポート作成にあたっての注意事項〈必読〉の「➂送付の方法」により送付してください。
第1設題
以下の各小問について、それぞれの空欄を埋めるのに適当な語句を解答用紙の解答欄に記入しなさい。同じ番号には同じ語句が入るものとする。
1. (1 )とは、(2 )、夫婦と子ども、(3 )の家族の形態をとるものであり、(1 )のなかでも、(2 )世帯や、(3 )世帯が増えてきている。
2. 女性は家で家事・育児をし、男性は外で働くという(4 )から、女性の(5 )等により、家族観・家庭観に変化がみられるようになったが、女性の(5 )が進んだ今も、女性が(6 )を担う時間は男性に比べて圧倒的に長い。
3. 児童福祉法の2001年の改正で(7 )資格となった保育士は、同法18条の4で、「児童の(8 )及び保護者に対する(9 )を行うことを業とする者」とされた。また、同法18 条の22 に、「保育士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない」とあるように、利用者の(10 )に留意しなければならないが、(11 )が疑われる場合は、正当な理由に相当するので、関係機関に情報提供する義務がある。
4. 1989年の(12 )をきっかけとして、出生率を上げることを主眼とした(13 )として策定された(14 )により、育児は母親が家庭で行うべきものから、子どもは社会全体で育てるものという政府の考え方の転換が示された。さらに、2010年の(15 )では、子どもと子育てを応援する社会の実現が謳われている。
5. 少子化対策は、働きながら育児をする(16 )を応援するという従来の視点から、子育てをするすべての(17 )を支援していくという流れへ発展してきた。
6. 生後4か月までの乳児のいるすべての家庭を訪問する(18 )や、養育支援が必要な家庭への(19 )は、社会問題化している子ども虐待の早期発見や予防に有効だと考えられている。
7. (20 )の2004年の改正では、(21 )場面の目撃が、子どもにとって間接的な被害に相当するとし、また、「虐待を受けた児童」から「(22 )児童」を通告対象とし、市町村が通告先に加えられた。そして、市町村の体制強化を図るために、(23 )が法定化された。
8. 関係領域の(24 )が、1つのチームを形成し、連携し情報を共有したうえで共通理解に基づいて援助を展開していくことを(25 )という。
第2課題
指定用紙をダウンロードして印刷し、解答を記入して、レポート作成にあたっての注意事項〈必読〉の「➂送付の方法」により送付してください。
第1設題
以下の各小問について、それぞれの空欄を埋めるのに適当な語句を解答用紙の解答欄に記入しなさい。同じ番号には同じ語句が入るものとする。
1. 保育所保育指針に、「保育所は、(1 )子どもを保育するとともに、家庭や地域の様々な社会資源との連携を図りながら、入所する子どもの(2 )に対する支援及び地域の(3 )に対する支援等を行う役割を担うものである」とあるように、保育所における保護者支援には、入所する子どもの(2 )に対する支援と、保育所を利用していない地域の(3 )を含めた子育て支援に大別される。
2. 保育士の専門性にあたる技術は、(4 )の技術、(5 )の技術、(6 )の技術、(7 )技術、(8 )の知識・技術の保育に関する専門性と、(9 )の知識・技術の保護者への支援にかかわる専門性に大別できる。
3. 保護者がさまざまなサービスや支援を利用して変わりたいという(10 )的な参加がなければ、いかなる支援も成り立たない。そのため、相談という形で助けを求めてきた保護者に対し、保護者の本来持っている(11 )を見出し、「問題解決をするのはあなた自身である」という視点に立ち、問題や課題に対し、本人自身が(10 )となり、自らの力で乗り越えていく過程を支えていくことを(12 )では重視する。
4. (13 )、(14 )、(15 )という対人援助を構成する3つの要素のうち、保育士としての支援活動の指針となる専門的(15 )を、専門職の行為や態度の規範という形で明文化したものとして、(16 )がある。
5. (17 )とは、(18 )によって明らかになった子どもや保護者の(19 )や(20 )に対し、(21 )を設定し、具体的、かつ有効的な支援内容や方法を計画立てていくものである。その際に、支援にかかわる関係者が、(22 )を共有したり、支援や方針や目標を検討したり、支援の進捗状況を確認するための会議として、(23 )が行われる。
6. 支援の実施途中でのふりかえりや点検の作業を、(24 )といい、支援の終わりの段階で総合的なふりかえりを行い、支援の結果や効果を明らかにする作業が、(25 )という。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
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子ども家庭支援の意義と役割① | 家族・家庭 | 第1章 | |
保育者による子ども家庭支援の意義と基本① | 支援の特性 支援の視点 |
第2章1,2 | |
保育者による子ども家庭支援の意義と基本② | 専門性 | 第2章3 | |
保育者による子ども家庭支援の意義と基本③ | 保護者との関係性 ソーシャルワーク |
第2章4,5 | |
多様な子育て家庭支援の展開と関係機関との連携① | 子育て支援の概要 | 第3章1 | |
多様な子育て家庭支援の展開と関係機関との連携② | 保育所 | 第3章2 | |
多様な子育て家庭支援の展開と関係機関との連携③ | 地域 | 第3章3 | |
多様な子育て家庭支援の展開と関係機関との連携④ | 子ども虐待 | 第3章4 | |
多様な子育て家庭支援の展開と関係機関との連携⑤ | 障害 | 第3章5 | |
保育者による子育て支援の展開① | 展開過程 | 第4章1 | |
保育者による子育て支援の展開② | 計画・記録 | 第4章2,3 | |
保育者による子育て支援の展開③ | 実施・評価 | 第4章4 | |
保育者による子育て支援の展開④ | 連携 | 第4章5 | |
保育者が行う子育て支援の実際① | 保育所支援の実際 | 第5章1,2 | |
保育者が行う子育て支援の実際② | 要保護児童 | 第5章3,4 | |
科目終了試験 | 評価の要点及び評価方法と採点基準に基づいて実施する。 |