最終更新日:2025年2月21日
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健康・医療心理学Ⅱ
健康・医療領域における心理臨床について学ぶ単位条件
通信 2単位教員
履修条件
「医療・健康心理学Ⅰ」を学習していることが望ましい。
到達目標
(1)目的
「健康・医療心理学Ⅰ」で学習したことをさらに深め,日常生活における健康に関する基本的な知識について理解することを目標とする。
(2)授業構成と到達目標
①これまでに学んだ心理査定や心理療法、心理検査についての知識を整理することができる。
②他の専門職の業務内容を理解できる。
③各科領域の心理臨床の特徴と今後の展開について理解できる。
この科目はディプロマポリシーに該当している。
学習成果
①病院における心理臨床的業務を説明することができる。
②病院内・外での心理職の役割について説明することができる。
③病院臨床に必要な心理査定や心理療法、心理検査についての知識を説明することができる。
④他の専門職の業務内容を説明できる。
⑤各科領域の心理臨床の特徴と今後の展開について説明できる。
⑥日常生活における健康維持や促進に関する知識が理解できる。
テキスト教材
山中康裕・馬場禮子責任編集『ポテンシャル 健康・医療心理学』(サイエンス社)
河野千佳『病院臨床心理学』(聖徳大学通信教育部)
評価の要点
・健康・医療に心理臨床についてその概略をとらえ、必要となる基礎的な知識について総合的に理解したことを確かめる。
・日常における健康に関して,心理職としての役割を果たすためには、今後どのような知識や技能を習得していく必要があるのかについても、しっかりと整理し認識したことを確かめる。
評価方法と採点基準
レポート2課題全ての合格後の科目終了試験で評価する。
レポート課題については教科書外から出題してある。各設問に対して、しっかりと調べ、考えて書くこと。
科目終了試験は論述形式の試験であり、理解しそれらをまとめられているかどうかで評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
通信教育課程のレポートは、テキストや学習指導書からの抜き書きや貼り付けを求めているのではありません。感想文でもありません。指定されたテキスト教材だけでなく、ぜひ用語を心理学辞典で調べたり、関連する文献を読んだりして理解を深めてください。そこから理解したことをレポートにしましょう。
レポートの文章は主語と述語の関係が対応していますか?
一文が長すぎると内容がねじれてしまうことがあります。提出する前には、必ず、見直しをしましょう。
レポート課題
提出数 2第1課題
⚠️手書きでレポートを提出する場合は、各1課題ずつ別々のレポート用紙に分けて提出をして下さい。
⚠️第1課題をWebで提出する場合には、各1課題ずつ別々に文字数を3200字とし、設題①②と入力してください。
第1設題
設問①②ともに解答しなさい
①精神保健における、1次予防・2次予防・3次予防についてまとめよ。【1600字】
② 運動(スポーツ)をすることの意義を、精神的効果・身体的効果・社会的効果の3点について、プラス面とマイナス面についてそれぞれ述べよ【1600字】
第2課題
⚠️手書きでレポートを提出する場合は、各1課題ずつ別々のレポート用紙に分けて提出をして下さい。
第1設題
サイコロジカル・ファーストエイド活動の要点をまとめよ。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
健康とストレスの基礎としてのストレスの概念や理論を理解する | ストレスの概念とストレスの理論が説明できる。 | 第Ⅰ部 第1章 90分 | |
ストレスと心身の問題を理解するためのモデルやアセスメント,マネジメントを理解する。 | ストレスモデルやストレスマネジメントについて説明ができる。 | 第Ⅰ部 第2章 90分 | |
保健活動が行われる現場における支援について理解する。 保健活動の領域や疾病予防に関する理解を深める | 健康づくりや職場ストレスについて理解ができる。 | 第Ⅱ部 第3章 90分 | |
自殺の特徴や関与する要因,自殺予防運動に関する知識や法律を理解する。 | 自殺に関する知識について理解ができる。 | 第Ⅱ部 第4章 90分 | |
医療法をはじめとした保健医療関係の法律にはどのようなものがあるか。また,保健医療に従事する資格はどのようなものがあるのか。 | 医療場面における法律や制度,倫理についての理解ができる。 | 第Ⅲ部 第5章 90分 | |
インフォームドコンセントに代表される患者の権利について理解する。 | 患者の権利について理解ができる。 | 第Ⅲ部 第5章 90分 | |
医療領域における活動にはどのようなものがあるかを理解する。 また,患者理解のための心理アセスメントについての理解を深める。 | 心理アセスメントや心理検査について理解ができる。 | 第Ⅲ部 第6章 90分 | |
医療現場にはどのような所があり,それぞれがどのような機能を持ち,どのような働きをしているのかを理解する。 | 様々な医療現場の特徴が理解できる。 | 第Ⅲ部 第6章 90分 | |
小児科・思春期の対象者に関する諸問題の特徴を理解し,適切な円状について学ぶ。 | 小児科・思春期への心理援助について理解ができる。 | 第Ⅲ部 第7章 90分 | |
精神科における,成人期・高齢期の対象者に関する諸問題を理解し,適切な援助について学ぶ。 | 成人期・老年期への心理援助について理解ができる。 | 第Ⅲ部 第8章 90分 | |
心療内科において扱う疾患とその心理支援について理解ができる。 | 心療内科における神職の心理支援が理解できる。 | 第Ⅲ部 第9章 90分 | |
産科・小児科・母子保健領域において扱う疾患と必要とされる心理援助について学ぶ。 | 参加・小児科・母子保健領域における心理支援が理解できる。 | 第Ⅲ部 第10章 90分 | |
脳神経内科とリハビリテーション領域において扱う疾患と,心理職が行うアセスメントや心理援助について学ぶ。 | 脳神経内科とリハビリテーションについての理解ができる。 | 第Ⅲ部 第11章 90分 | |
医療観察法指定医療機関 | 医療観察法の目的や責任能力について理解ができる。 | 第Ⅲ部 第12章 90分 | |
災害時に必要な心理支援 | 災害時における心理援助について説明ができる。 | 第Ⅳ部 第13章 90分 | |
試験 論述形式で出題する。 理解したことを説明できるようにしておくこと。 感想文やエッセイ様の形式にならないように注意。 |