最終更新日:2025年8月1日
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心理演習
心理支援に関する知識及び技能の基本的な水準の習得単位条件
面接 2単位教員
履修条件
公認心理師課程を登録した者に限る。かつ「心理学概論」「心理的アセスメントI」「心理的アセスメントII」「心理的アセスメントIII」「臨床心理学概論」「心理学的支援法I」「公認心理師の職責」の7科目すべての単位を修得済(合格済)であること。
到達目標
公認心理師としての知識及び技能の基本的な水準の習得を目標とし、具体的な場面を想定した役割演技等を行い、心理に関する支援を要する者等に関する、コミュニケーション、心理検査、心理面接、地域支援等の知識及び技能の習得を目標とする。
学習成果
心理に関する支援を要する者等に関する知識及び技能を習得し、ロールプレイ等で活用できる。
心理に関する支援を要する者等の理解とニーズを把握し、支援計画を作成することができる。
心理に関する支援を要する者等の現実生活を視野に入れたチームアプローチに参加できる。
心理に関する支援に関する多職種連携及び地域連携について理解し説明できる。
公認心理師としての職業倫理及び法的義務を理解し説明できる。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
参考図書
必要に応じて授業内で適宜紹介する。
評価の要点
心理支援に関する知識及び技能の習得の程度、ロールプレイング等の演習への取り組み、ディスカッションへの参加について総合的評価する。
評価方法と採点基準
3日間のスクーリング期間中、全日、全時限(遅刻・早退は認めない)に出席していることを成績評価のための要件とする。
面接授業内に実施する試験の成績(50%)に、ロールプレイング等の演習への取り組みおよびディスカッションへの参加に関する評価(50%)を総合して評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
単に知識・技術の習得を図るのみではなく、ロールプレイングをはじめとした演習の体験を通して自分を見つめ、自身の公認心理師としての適性と課題に向き合う機会としていただきたい。
在学生向けホームページ 等で前もって指示された物を忘れずに持ってくること。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
カウンセリング・マインド ねらい:ことばを使わない自己紹介や、相手を配慮しつつ道案内する体験、自分の思いを間接的に伝える体験を通して、カウンセリング的対人交流がどのようなものかを体験的に理解し、カウンセリングに必要となるカウンセリング・マインドを学習する。 |
心理演習とは・科目の位置づけ カウンセリング・マインドについて説明できる。 |
心理演習とは・科目の位置づけなど カウンセリング・マインド 復習(60分) | |
カウンセリング実習 かかわり行動 ねらい:カウンセリング・ロールプレイによって、基本的な傾聴技法であるかかわり行動を習得する。 |
基本的な傾聴技法が何か説明できる。 | カウンセリング演習① 復習(60分) | |
カウンセリング実習 基本的な傾聴技法 ねらい:カウンセリング・ロールプレイによって、基本的な傾聴技法である質問技法と励まし技法を習得する。 |
基本的な傾聴技法が何か説明できる。 | カウンセリング演習② 復習(60分) | |
カウンセリング実習 基本的な傾聴技法 ねらい:カウンセリング・ロールプレイによって、基本的な傾聴技法である質問技法と励まし技法を習得する。 |
基本的な傾聴技法が何か説明できる。 | カウンセリング演習③ 復習(60分) | |
ケースフォーミュレーション ねらい:生物心理社会モデル、代表的な精神疾患とエピソード、事例紹介など。 |
クライエントの問題を多角的に理解し、問題の背景や維持要因を明らかにした上で、 解決に向けた仮説や支援計画を立てるプロセスを知る。 |
ケースフォーミュレーション 復習(60分) | |
事例の理解と検討〜保健医療分野〜 ねらい:保健医療分野において想定される事例を検討し、クライエントの理解とニーズの把握及び支援計画の作成のために必要な情報収集の進め方とこの分野における多職種連携のあり方について体験的に学習する。 |
保健医療分野における初回面接において基本的な面接技術を活用できる。 | 保健医療分野に関わる事例提示と面接技術の演習 復習(60分) | |
事例の理解と検討〜保健医療分野〜 ねらい:保健医療分野において想定される事例を検討し、クライエントの理解とニーズの把握及び支援計画の作成のために必要な情報収集の進め方とこの分野における多職種連携のあり方について体験的に学習する。 |
保健医療分野における初回面接において基本的な面接技術を活用できる。 | 保健医療分野に関わる事例提示と面接技術の演習 復習(60分) | |
事例検討とロールプレイング〜教育分野〜 ねらい:教育分野において想定される事例を用いて、クライエントの理解とクライエントや関係者のニーズの把握及び支援計画の作成のために必要な情報収集の進め方とこの分野における多職種連携のあり方を検討する。次に、面接のロールプレイングを行い、クライエントーカウンセラーの関係性を体験的に学習する。 |
教育分野における事例を理解し、支援計画の作成及び基本的な面接技術を活用できる。 | 教育分野に関わる事例提示と面接技術の演習 復習(60分) | |
事例検討とロールプレイング〜教育分野〜 ねらい:教育分野において想定される事例を用いて、クライエントの理解とクライエントや関係者のニーズの把握及び支援計画の作成のために必要な情報収集の進め方とこの分野における多職種連携のあり方を検討する。次に、面接のロールプレイングを行い、クライエントーカウンセラーの関係性を体験的に学習する。 |
教育分野における事例を理解し、支援計画の作成及び基本的な面接技術を活用できる。 | 教育分野に関わる事例提示と面接技術の演習 復習(60分) | |
事例の理解と検討〜福祉分野〜 ねらい:福祉分野の事例についてグループで検討し、クライエントの状況、クライエントの持つ資源等を客観的に把握する。何が問題であるか、クライエントのニーズは何かを理解し、多職種連携をふまえた支援計画のあり方について学ぶ。 |
福祉分野の事例を理解し、現実に即した援助を行うための方策を練ることができる。 | 福祉分野に関わる事例提示と面接技術の演習 復習(60分) | |
事例の理解と検討〜福祉分野〜 ねらい:福祉分野の事例についてグループで検討し、クライエントの状況、クライエントの持つ資源等を客観的に把握する。何が問題であるか、クライエントのニーズは何かを理解し、多職種連携をふまえた支援計画のあり方について学ぶ。 |
福祉分野の事例を理解し、現実に即した援助を行うための方策を練ることができる。 | 福祉分野に関わる事例提示と面接技術の演習 復習(60分) | |
事例の理解と検討〜司法・犯罪分野〜 ねらい:司法・犯罪分野の事例を検討し、対象者の理解とニーズの把握及び支援計画の作成のために必要な情報収集の進め方とこの分野における多職種連携のあり方について体験的に学習する。 |
司法・犯罪分野における初回面接において基本的な面接技術を活用できる。 |
司法・犯罪分野に関わる事例提示と面接技術の演習 復習(60分) | |
事例の理解と検討〜司法・犯罪分野〜 ねらい:司法・犯罪分野の事例を検討し、対象者の理解とニーズの把握及び支援計画の作成のために必要な情報収集の進め方とこの分野における多職種連携のあり方について体験的に学習する。 |
司法・犯罪分野における初回面接において基本的な面接技術を活用できる。 |
司法・犯罪分野に関わる事例提示と面接技術の演習 復習(60分) | |
初回面接のロールプレイング〜産業・労働分野〜 ねらい:産業・労働分野の事例についてグループで検討し、クライエントの状況、クライエントの持つ資源等を客観的に把握する。何が問題であるか、クライエントのニーズは何かを理解し、多職種連携をふまえた支援計画のあり方について学ぶ。 |
産業・労働分野の事例を理解し、現実に即した援助を行うための方策を練ることができる。 | 産業・労働分野に関わる事例提示と面接技術の演習 復習(60分) | |
初回面接のロールプレイング〜産業・労働分野〜 ねらい:産業・労働分野の事例についてグループで検討し、クライエントの状況、クライエントの持つ資源等を客観的に把握する。何が問題であるか、クライエントのニーズは何かを理解し、多職種連携をふまえた支援計画のあり方について学ぶ。 |
産業・労働分野の事例を理解し、現実に即した援助を行うための方策を練ることができる。 | 産業・労働分野に関わる事例提示と面接技術の演習 復習(60分) | |
試験 スクーリング期間中に、演習における体験をもとに心理支援の遂行、対象者の理解とニーズの把握および支援計画、チームアプローチ、多職種連携及び地域連携、公認心理師としての職業倫理及び法的義務への理解に関する知識を問う試験を実施する。 |