最終更新日:2025年5月5日

1年次入学生:- 3年次編入学生:- 短期大学部:-
幼保特例(短大)

V035

乳児保育

一人一人を大切にする保育を考える

単位条件

通信 1単位 面接 1単位

教員

冨永 由佳

履修条件

レポート提出後、スクーリングを受講

到達目標

(1)目的 乳児保育(3歳未満児)の基本を理解し、一人一人を尊重する保育を実践できる力を養うことを目的とする。
(2)到達目標 1.乳児保育の理念と歴史的変遷及び役割等について理解する。
        2.保育所、乳児院等における乳児保育の現状と課題について理解する。
        3.3歳未満児までの発育・発達を踏まえた3歳未満児の保育について理解する。
        4.乳児保育の計画を作成し、保育の内容や方法、環境の構成や観察・記録等について理解する。
        5.乳児保育における保護者や関係機関との連携について理解する。

学習成果

1. 乳児保育(0、1、2歳児保育)の重要性について、その役割と社会から求められている現状について、子どもと保護者両方の立場を理解し、説明することができる。
2.3歳未満児の発達と健やかな成長を支える保育者の適切な援助・指導方法を理解し、実践に生かすことができる。
3.生活や遊びの中で子どもの状態を理解し、一人一人応じた援助の方法、対応方法を身につけることができる。
4.3歳未満児保育に必要な遊びやさ生活の安全で快適な環境整備の知識・方法を理解し身につけることができる。

テキスト教材

加藤敏子編著『乳児保育〜一人一人を大切に〜第3版』(萌文書林)2019年
厚生労働省『保育所保育指針解説書(平成29年告示)』

参考図書

谷田貝公昭監修『イラスト版6歳までの子どものしつけと自立』(合同出版)

評価の要点

1.0、1、2歳児の発達の基本を理解し、各年齢における援助及び指導の方法の基本を理解し説明できる。
2.日常の生活における生活と遊びの援助方法について理解している(1、2歳5領域の総合活動)。
3.一人一人の個性を尊重した保育者のかかわり方を理解し、その重要性を説明することができる。
4.レポートやグループでの討議への主体的な意欲や態度等も評価の対象とする。

評価方法と採点基準

評価の要点に基づいてスクーリング出席とスクーリング時の試験等で評価する。
スクーリングでは廃棄物利用をした手作り玩具を作る。
小テスト10%、レポート10%、試験70%、実技・作品など10%

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

子どものことを意欲的に理解する姿勢を持つこと。
テキストを活用し、予習・復習に主体的に取り組むこと。
日常生活で子どもの観察を心がけ、子どもの問題に関心を持って新聞、ニュースに目を通すことが望ましい。
また、スクラップを作製することが望ましい。

レポート課題

提出数 1

第1課題

このレポートを提出した後、スクーリング受講となります。

横書きパソコン印字可

第1設題

0・1・2歳児の発達と保育について述べよ。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
ガイダンス(乳児保育とは)
授業の目的、内容、進め方を理解する。
乳児を取り巻く現状を知り、乳児保育の意味を知る。
乳児保育の概念 復習、テキストの再読
乳児保育の意義
乳児保育がなぜ必要か意義について学ぶ。
乳児保育の重要性の理解 子どもに関する記事のレポート
乳児保育の歴史と現状
保育所における3歳未満児保育の変遷と現代に至る過程について学ぶ。
乳児保育の歴史の理解 乳児保育の状況について自分の地域を調べる
乳児保育の現状
現代社会における乳児保育の現状について学ぶ。
乳児保育の状況を出し合い現状を知る。
乳児保育をめぐる現状の理解 子どもや保育に関する記事を読む
乳児期の発達の特性と重要性・保育士の役割
乳児期の発達の重要性(愛着の形成等)について学ぶ。
乳児期の重要性の理解 復習テキストと指針解説書の熟読
0歳児に発達と保育のねらい
発達の特徴を知り、保育者の対応について実践的に学ぶ
乳児期前半の発達理解 テキスト、保育指針の熟読
0歳児の保育内容(生活・遊び・環境・健康安全管理)
産休明けから、6か月ごろまでの保育のねらいと子どもの生活の援助の方法及び保育士のかかわり方の基本を学ぶ。
乳児期前半の保育の方法とかかわり方の理解 自分の子どもの頃の様子を母子手帳等から把握しまと める
0歳児に発達と保育のねらい
6か月から1歳3か月ごろまでの発達の特徴と保育のねらいと保育士のかかわり方について学ぶ。
乳児期の食事について(離乳食)知る。
乳児期後半の発達の理解 身近な乳児を観察しレポートする
1歳児の発達と保育内容(生活・遊び・環境・健康安全)(5領域の総合活動)について学ぶ。 保育の方法とかかわり方、援助方法の理解
0歳児の保育についてまとめる
1歳児の発達と保育のねらい(生活・食事・排泄・着脱・清潔)(遊び)について学ぶ。 1歳頃までの発達の理解 1歳児の遊びに関して調べる
・2歳児の発達と保育のねらい
・2歳児から3歳にかけて発達の特徴と保育のねらい、かかわり方について学ぶ。
・手作り玩具について知る。
2歳児クラスの生活における援助の方法 1歳児クラスの保 育についてまとめる手作り玩具について調べ作成する
2歳児の保育内容(生活・遊び・健康安全管理・環境)(5領域の総合活動)
3歳以上児の保育に移行する時期の保育
2歳から3歳ごろの発達の理解(移行する時期) 手作り玩具作成
乳児期の遊びと玩具
手創り玩具を発表しあい学びあう。
個々の発達を促す生活と遊びの環境
2歳児保育の方法と保育士のかかわり 手創り玩具に関するレポート作成
全体的な訂正に基づく指導計画の作成と観察記録及び自己評価
乳児保育の実際を知り個人及びクラスの指導計画を立案する。
乳児期の遊びに対する配慮事項の理解 発達と保育の表を完成させる
乳児保育の課題とまとめ
乳児保育担当保育士に求められるもの資質・能力について学ぶ。
乳児保育の重要事項の理解
保育における配慮
復習 90分
試験 評価の要点に基づいて実施する。
テキストと保育所保育指針を熟読すること。