最終更新日:2025年1月29日
A008
生活の科学Ⅰ
身近な自然を科学する単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
・身近な自然としての生物や地球・宇宙の姿に興味をもつ。
・身近な自然の観察や観測に取り組み、そこで気づいたことや考えたことについてまとめる。
・環境と生物、生物同士のかかわり、地球や宇宙について理解する。
学習成果
・季節による身近な生物の様子について、例を挙げて説明することができる。
・身近な環境における生物の育つ様子について、例を挙げて説明することができる。
・身近な土地や海などで見られる現象について、例を挙げて説明することができる。
・火山や地震の分布に関する資料を用いて、プレートテクトニクス理論について説明することができる。
・天気の変化について、天気図と結びつけて説明することができる。
・星、月、太陽と地球との関係について、具体的な現象に触れて説明することができる。
テキスト教材
土橋永一『生活の科学I』(聖徳大学通信教育部)2001
参考図書
岩瀬徹、川名興『雑草博士入門』(全国農村教育協会)2001
野村昌史『観察する目が変わる昆虫学入門』(ベレ出版)2013
新星出版社編集部『気象・天気のしくみ』(新星出版社)2006
ギャビン、プレイター=ピニー『雲の楽しみ方』(河出書房新社)2007
千葉とき子、斉藤靖二『かわらの小石の図鑑』(東海大学出版会)1996
小出良幸『早わかり 地球と宇宙』(日本実業出版社)2006
評価の要点
〈レポート〉
身近な自然に触れることを大切にしています。ご自身で観察や観測をした成果(記録)をもとにレポートを作成してください。
〈科目終了試験〉
教科書にある基本的な用語や考え方について理解を深め、そのことについて説明できるようにしてください。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価します。
〈レポート〉
・身近な自然について観察や観測をした具体的な記録(いつ、どこで、何を、どのように)があるか。
・記録をもとに考察してレポートにまとめているか。
〈科目終了試験〉
・教科書の基本的な用語や考え方が理解されているか。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
・テキストは、季節ごとの自然観察を想定して構成しています。季節の観察や観測に合わせてご利用ください。
・安全に留意して、身近な自然の中で小さな発見を楽しんでください。
レポート課題
提出数 2第1課題
次の1〜5の中から1つ選んでください。
第1設題
身近な自然の観察記録をもとに、地域の植物や虫、鳥などの育つ様子についてまとめなさい。
第2設題
身近な生物の観察記録をもとに、春から夏の生物の様子についてまとめなさい。
第3設題
春から夏の季節で、天気を1週間観察して、その期間の天気の特徴について天気図を用いて説明しなさい。(観察することは、晴れ、くもり、雨などの天気の様子、風の様子、暖かさ寒さの様子など)
第4設題
身近にある林を観察して、その林の自然環境としての特徴についてまとめなさい。
第5設題
身近な自然の中で、冬越しをする生物の様子について観察しまとめなさい。
第2課題
次の1〜5の中から1つ選んでください。
第1設題
地域を流れる川を観察して、川の流れや川原の様子についてまとめなさい。
第2設題
火山噴火や地震の事例をもとに、日本列島における火山や震源の分布について述べなさい。
第3設題
秋から冬の季節で、天気を1週間観察して、その期間の天気の特徴について天気図を用いて説明しなさい。(観察することは、晴れ、くもり、雨などの天気の様子、風の様子、暖かさ寒さの様子など)
第4設題
星空の観測記録をもとに、星の明るさや色、星団や星雲などについてまとめなさい。
第5設題
潮の満ち引きのデータについて、その日の月や太陽の位置と結びつけて考察しなさい。
備考・補足
← 表が横スクロールします →
授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
春の植物 一年草と多年草、単子葉植物と双子葉植物、新緑と春の落葉 |
身近に見られる春の植物を分類してとらえる。 | 第1章 | |
春の野原と動物 昆虫、渡りをする鳥、野鳥の子育て |
身近な虫や鳥などについて説明できる。 | 第2章 | |
春の暖かさ 暖かくなる様子、天気図、天気の変化 |
季節の変化を天気図と結びつけて説明できる。 | 第3章 | |
川原の石 川の流れと川原のでき方、川原に堆積した石、川原の石と上流の地質 |
川の流れと川原の様子を関連づけて説明できる。 | 第4章 | |
昆虫と植物 卵と幼虫、昆虫と食草、住み分けとなわばり |
身近な環境で、昆虫と植物の関係を説明できる。 | 第5章 | |
林というところ 林の内と外、つる植物、林の土、林の小動物 |
身近な林を生態系として説明できる。 | 第6章 | |
梅雨と夕立 梅雨前線、雲を観る、雷 |
梅雨の頃の気象現象について説明できる。 | 第7章 | |
火山と地震 火山の噴火、地震、プレートのしくみ |
プレートのしくみについて説明できる。 | 第8章 | |
花と実 花のいろいろ、花と昆虫、果実と種子 |
花や果実、種子のしくみについて説明できる。 | 第9章 | |
秋の野原 いろいろな昆虫、昆虫の生活環境 |
身近な環境の秋の昆虫について説明できる。 | 第10章 | |
月と太陽と地球 満潮や干潮、月の見え方と潮汐、太陽と潮汐 |
満潮や干潮について説明できる。 | 第11章 | |
日本列島と天気 台風、秋の天気、冬の天気と天気図 |
季節の変化を天気図と結びつけて説明できる。 | 第12章 | |
寒さと生物 紅葉と落葉、ロゼット葉、冬の昆虫 |
寒い季節の生物の様子について説明できる。 | 第13章 | |
野鳥の生活 行動や動作、エサと嘴、野鳥の落とし物 |
身近な野鳥の生活について説明できる。 | 第14章 | |
星空 星座と星、星の明るさと色、星雲や星団 |
恒星の明るさや色について説明できる。 | 第15章 | |
試験 ・自然観察にかかわる基礎的な用語について説明する。 ・提示された観察記録、観測データから考えられることを説明する。 ・テキストに掲載されている生物や地形、岩石、天体現象等について説明する。 |