最終更新日:2025年1月19日
K054
国語科教育法Ⅲ
中学校・高等学校の国語科教員への道単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
この科目は、中学校・高等学校国語科免許状取得を希望する者を対象に『学習指導要領 国語』に基づいて、中学校・高等学校国語科の指導方法、教材研究の方法等を学習し、国語科教員としてふさわしい知識・技能を習得することを目的とする。
学習成果
『中学校学習指導要領 国語』における教科の「目標」「内容」に基づいて、各学年の「目標」「内容」及び「内容の取扱い」の重要事項を理解することができる。また、「高等学校学習指導要領 国語」における各科目の「目標」「内容」及び「内容の取扱い」の重要事項について理解することができる。また、国語科教員に求められる国語教育の「知識と技能」実践力を身につけることができる。
テキスト教材
冨山哲也編著『中学校 新学習指導要領の展開 国語』(明治図書)2017
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)国語編』(東洋館出版社)
文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)国語編』(東洋館出版社)
参考図書
高木展郎編著『中学校教育課程実践講座 国語』(ぎょうせい)2017
評価の要点
新『学習指導要領 国語』の重要点を理解、把握しているか。『学習指導要領』に基づいた指導方法に留意しているか。
評価方法と採点基準
レポート課題合格後の科目終了試験で評価。科目終了試験は、レポート課題の趣旨を十分に理解、把握して臨むこと。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
『学習指導要領』の重要事項、たとえば「教科の目標」などは、しっかりと理解、把握しておくことが大切。
レポート課題
提出数 2第1課題
次のうち1つを選んで記述しなさい。
第1設題
「中学校学習指導要領 国語」の各学年の目標の違いを「知識及び技能」「思考力,判断力,表現力等」「学びに向かう力,人間性等」に関して、それぞれ説明しなさい。また、学年の目標を達成するためにどのようなことが必要か、自分の考えを述べなさい。
第2設題
「中学校・高等学校学習指導要領 国語」における「言語活動」について、その重要性と望ましい在り方について、「学習指導要領」の趣旨に基づいて具体例を挙げて述べなさい。(その際、中学校か高等学校かの別を明記すること)
第2課題
次のうち1つを選んで記述しなさい。
第1設題
中学校国語科の「指導計画作成上の留意点」について、全体及び各学年にわたって、その重要点を指摘し説明しなさい。
第2設題
「高等学校学習指導要領 国語」の〔思考力,判断力,表現力等〕の内容に関して、「現代の国語」と「国語表現」について、「話すこと・聞くこと」の指導をそれぞれどのように行っていくか、自分の考えを述べなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
『中学校学習指導要領』第2章第1節国語 第1目標 | 国語科の目標 | 『指導要領』及び『同 解説』の該当部分 | |
『中学校学習指導要領』第2章第1節国語 第2「各学年の目標及び内容」〔第1学年〕 | 第1学年の目標及び内容 | 〃 | |
『中学校学習指導要領』第2章第1節国語 第2「各学年の目標及び内容」〔第2学年〕 | 第2学年の目標及び内容 | 〃 | |
『中学校学習指導要領』第2章第1節国語 第2「各学年の目標及び内容」〔第3学年〕 | 第3学年の目標及び内容 | 〃 | |
『中学校学習指導要領』第2章第1節国語 第3「指導計画の作成と内容の取扱い」 | 指導計画の内容と取扱い | 〃 | |
『中学校学習指導要領』第2章第1節国語 第3「指導計画の作成と内容の取扱い」 | 〃 | 〃 | |
『高等学校学習指導要領』第2章第1節国語 第1款 目標 | 高校国語科の目標 | 〃 | |
『高等学校学習指導要領』第2章第1節国語 第2款 各科目 | 各科目の目標、内容、内容の取扱い | 〃 | |
『高等学校学習指導要領』第2章第1節国語 第2款 各科目 | 〃 | 〃 | |
冨山哲也編著『中学校学習指導要領の展開』 第3章「指導計画の作成と内容の取扱い」 | 指導計画作成上の留意点 | P.102〜103 | |
〃 | 〃 | P.104〜105 | |
〃 | 「話すこと・聞くこと」の留意点 | P.106〜109 | |
〃 | 「書くこと」の留意点 | P.110〜113 | |
〃 | 「読むこと」の留意点 | P.114〜117 | |
〃 | 「知識及び技能」の留意点 | P.118〜121 | |
試験 科目終了試験で評価。科目終了試験はレポート課題を中心とした学習内容であり、それをしっかり把握し、理解しておくこと。 |