最終更新日:2025年3月16日
N185
子どもの理解と援助
子どもを見る豊かな目をもとう単位条件
面接 1単位教員
履修条件
なし
到達目標
1.保育実践において、一人一人の子どもの発達や学びを把握できる。
2.子どもの体験や学びの過程において子どもを理解する上での基本的な考え方を理解する。
3.子どもを理解するための具体的な方法を理解する。
4.子どもの理解に基づく保育士の援助や態度の基本について理解する。
学習成果
1.保育士として、一人一人の子どもの発達と学びの状況を正しく把握できる。
2.子どもに対する共感的理解ができ、一人一人の体験や学びの過程に応じた援助の方法を考えられる。
3.子どもの体験や学びの状況について、観察・記録・省察・評価ができる。
4.子どもの理解に基づく保育士の適切な援助や態度とはどういうものかを述べることができる。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
参考図書
相良順子・宮本友弘編著『保育の現場で役立つ心理学』(アイ・ケイコーポレーション)2018
評価の要点
以下の点について評価する。
1.保育士として、一人一人の子どもの発達と学びの状況を正しく把握できるか。
2.子どもに対する共感的理解ができ、一人一人の体験や学びの過程に応じた援助の方法を考えられるか。
3.子どもの体験や学びの状況について、観察・記録・省察・評価ができるか。
4.子どもの理解に基づく保育士の適切な援助や態度とはどういうものかを述べることができるか。
評価方法と採点基準
スクーリングでは授業内で演習課題(各自で取り組むもの、グループワークで取り組むもの)を行い、発表もしくは提出を求める。それらを上記「評価の要点」に照らして、総合的に評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
子どもの行動に関心をもち、可能であれば行動観察をしてみて下さい。さらに、なぜこのような行動をするのか、この子は何歳ぐらいなのかなど、考察してみましょう。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
ガイダンス | ・科目の概要を理解する。 | 教科書「はしがき」 | |
保育における子どもの理解の意義 | ・専門性としての子ども理解 ・発達の概念の理解 |
教科書 pp.1-10 | |
子どもの発達を理解する方法 | ・知能検査、発達検査の知識 | 教科書 pp. 11-20 | |
子ども理解を深める保育記録および省察と評価 | ・保育記録の意義と適切な記録の仕方の理解 ・省察と評価の方法の理解 |
教科書 pp. 21-31 | |
環境を通した遊びと学び | ・子どもの遊びを捉える視点 ・環境のもつ意義の理解 ・遊びを通した学びの理解 |
教科書 pp. 32-41 | |
運動と身体感覚 | ・運動の発達の理解 ・保育における運動の援助 |
教科書 pp. 42-52 | |
言葉と文字 | ・言葉の発達の理解 ・幼児期の文字の読み書きの理解と保育者の援助 |
教科書 pp. 53-61 | |
数と数量感覚 | ・数の概念と操作の発達の理解 ・インフォーマル算数とその援助 |
教科書 pp. 62-71 | |
個性の育ち | ・自己、自己意識の発達の理解 ・心の発達を導く保育者の援助 |
教科書 pp. 72-81 | |
仲間関係とクラス集団の育ち | ・幼児期の仲間関係の変化の理解 ・クラス集団の育ちの理解と保育者の援助 |
教科書 pp. 82-90 | |
特別な支援を必要とする子どもの理解と援助 | ・気になる子どもの理解と保育者の援助 ・インクルーシブ保育の理解 |
教科書 pp. 91-100 | |
家庭との連携を通した子どもの理解と援助 | ・家庭との連携の意義の理解 ・家庭との連携において保育者に求められる姿勢の理解 |
教科書 pp. 101-110 | |
保育者間の連携を通した発達援助 | ・園内研修、保育カンファレンスの意義の理解 | 教科書 pp. 111-119 | |
発達と学びの連続性と就学支援 | ・発達と学びの連続性の理解 ・就学支援の実際についての理解 |
教科書 pp. 120-129 | |
まとめ | ・専門性としての「子どもの理解と援助」 | 教科書 全般、索引 | |