最終更新日:2024年4月23日
1年次入学生:2年
3年次編入学生:3年
短期大学部:-
文学部 文学科
U173
行書の技法Ⅱ
行書の古典と書法を学ぶ単位条件
面接 1単位教員
小倉 太郎
履修条件
なし
到達目標
行書は隷書を速書する中から生まれた書体で、現在日常の書写において多用されると共に、書作品の制作においてもその使用頻度は高い。この授業では行書の技法Iで取り上げた以外の主要な古典の臨書を通して、行書の書法により一層の磨きをかける。
学習成果
学習の主な内容は、「行書の技法I」で取り上げた以外の主要な古典の臨書である。「行書の技法I」と同様、原本に忠実な臨書を行うことで、多様な行書美を感受し、より一層、行書の書法に磨きをかけることができる。また臨書で培った技法を基に制作を行うことで、行書書法による表現力を高めることができる。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
参考図書
藤原鶴来編『新書道字典』(二玄社)
評価の要点
古典の臨書においてはいかに原本に忠実に書けているかが、制作においては臨書で培った技法が奈何なく発揮されているかが評価のポイントとなる。レポート等においてはテキストを丸写しするのではなく、自身の言葉で的確に論述すること。
評価方法と採点基準
スクーリングにて評価する。
評価の要点でも記したように、臨書では、いかに原本に忠実に書けているかがポイントとなる。また制作では、学習した行書の古典の技法や特徴を踏まえ、書くことができているかがポイントとなる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
この授業は面接なので、書道用具・テキスト・参考図書は必ず持参すること。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
蘇軾の書の臨書① | 蘇軾の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 56ページ | |
蘇軾の書の臨書② | 蘇軾の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 57ページ | |
黄庭堅の書の臨書① | 黄庭堅の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 58ページ | |
黄庭堅の書の臨書② | 黄庭堅の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 59ページ | |
米芾の書の臨書① | 米芾の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 62ページ | |
米芾の書の臨書② | 米芾の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 62ページ | |
趙孟頫の書の臨書① | 趙孟頫の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 66ページ | |
趙孟頫の書の臨書② | 趙孟頫の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 67ページ | |
王鐸の書の臨書① | 王鐸の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 90ページ | |
王鐸の書の臨書② | 王鐸の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 90ページ | |
何紹基の書の臨書 | 何紹基の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 110ページ | |
趙之謙の書の臨書 | 趙之謙の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 116ページ | |
呉昌碩の書の臨書 | 呉昌碩の書について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 116ページ | |
風信帖の臨書 | 風信帖について理解し、その技法を獲得することができる | テキストの 124ページ | |
まとめ | 行書について理解し、その表現技法を獲得することができる。 | ||
試験 この授業は面接なので、その際に提示する。 |