最終更新日:2024年3月12日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
文学部 文学科

U154

ジェンダー論の基礎

ジェンダーギャップの最小化をめざすダイバーシティの確立

単位条件

通信 2単位

教員

教員未定

履修条件

なし

到達目標

男女ともに対等な社会の構成員として、社会的・文化的活動を行い、自己実現を果たすことができる社会の実現をめざし、これまでのジェンダーによる様々な社会的課題をふり返り、真の男女共同参画社会の形成に資する基礎的知識を身につける。

テキスト教材

千田有紀他著『ジェンダー論をつかむ』(有斐閣)2013

参考図書

『男女共同参画白書(各年版)』(内閣府)

評価の要点

レポートの課題を的確にとらえ、参考文献の用い方を含めて評価する。論述の論旨に自分の考え方が反映されているかどうかはレポートの重要な要素である。法制の過程も学んでおくこと。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となる。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

レポート提出にあたってはテキストを読むことは当然ですが、他の書籍も活用し、広い視点からジェンダーをとらえることが必要です。

レポート課題

提出数 2

第1課題

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

自分のジェンダーチェックを最低15項目を設定したうえで、各項目毎に自分のジェンダー度をコメントして下さい。

第2課題

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

多様化(ダイバーシティ)社会の意味を問い、真のワーク・ライフ・バランスとはどのようなものであるかを論じて下さい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
ジェンダーの語源と用法(ジェンダー論とは何か) ジェンダー
ジェンダー論の歴史(ジェンダーをとらえなおす) ジェンダーと性差 社会変化
家族とジェンダー(見直す家族のあり方) 家庭内役割 経済動向
無償労働と家庭や社会の慣行(生活環境をとらえ直す) 社会変動 福祉国家・社会
労働とジェンダーと法制(男女の労働を考える) 女性の労働力 女性の活躍
少子高齢社会と未婚化・晩婚化(男女の意識と社会のあり方) 生き方の多様化 生活観・死生観
ジェンダーと教育(教育の男女格差の歴史を知る) 教育格差(性差) 教育の多様性
教育からジェンダー克服への道(学歴・分野の変化) 学習社会 共生社会
ジェンダーからダイバーシティへ(意識と行動の変容) ダイバーシティ 人権・平等
企業がめざすダイバーシティ(職場慣行からの脱皮) 企業の意識変化 働き方改革
ライフスタイルの変化(生き方の多様化とワーク・ライフ・バランス) 生活様式の多様化 価値の多様性
日常生活の中でのダイバーシティ(家庭・地域・職場) 地域の多様化 地域のグローバル化
多様化社会における人の尊厳とそれを脅かすもの(暴力・虐待) エスニシティ 民主主義・LGBTの理解
グローバリゼーションと女性活躍を推進する社会(日本のジェンダーギャップ) 国際社会 欧米社会
ダイバーシティ社会の実現課題(自己点検) 国際動向 インクルージョンの理解
試験
男女共同参画からダイバーシティへの転換の意義を理解しておくこと