最終更新日:2024年2月26日
U152
日本近現代史Ⅱ
日本近代史単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
昭和に入る1920年代半ばから高度成長期がおわる1970年代半ばまでを対象とする日本現代史を概観する授業である。個々の事実を押えつつ、それらを相互に関連付けながら日本近代史の時代像をイメージすることができるようにすることを目標とする。
学習成果
歴史学研究の最新成果を盛り込んだ通史をテキストとすることにより、世界史的観点から日本近代史の変遷を学習する。当授業では、テキスト第5巻『満州事変から日中戦争へ』(加藤陽子)・第6巻『アジア・太平洋戦争』(吉田裕)・第7巻『占領と改革』(雨宮昭一)・第8巻『高度成長』(武田晴人)を取り上げる。
テキスト教材
『シリーズ日本近現代史 第5巻〜第8巻』(岩波新書)
参考図書
大庭邦彦他著『Jr.日本の歴史 第6巻』(小学館)
大門正克著『Jr.日本の歴史 第7巻』(小学館)
評価の要点
課題レポートの評価に際しては以下の諸点に留意するので注意すること。
1.歴史学のレポートであるため、史料引用の文字数を考慮し、文字数は3200字とする。
2.レポートを作成するに当たっては、単にテキストの内容をまとめるだけではなく、テキスト巻末に挙げられている参考文献を読み、参考文献欄には最低3冊を列挙すること。
3.史料引用の箇所には、注記を付し、引用した文献・史料の書誌情報(執筆・編集者の氏名、出版社名、出版年、典拠とした該当頁)をつけること。
4.インターネットを利用してもよいが、その場合は参照したサイトのURLを必ず明記しておくこと。またウィキペディアのコピーや切り貼りは失格とする。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となる。
レポート課題
提出数 2第1課題
レポート提出につきましては、各1課題ずつ別々のレポート用紙に分けて提出をして下さい。
第1設題
いわゆる15年戦争の経過とその歴史的意義について、軍部の動向や支配層の動きだけではなく、戦争に向き合った国民の意識や生活の実態に留意しながら論述しなさい。
第2課題
レポート提出につきましては、各1課題ずつ別々のレポート用紙に分けて提出をして下さい。
第1設題
アジア・太平洋戦争の敗戦を機とする、日本の戦後社会の歩みについて、米ソの冷戦構造に留意しつつ、「平和」と「豊かさ」を基軸にすえて論述しなさい。