最終更新日:2024年3月28日
U146
日本古代史Ⅱ
日本古代史の争点単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
(1)目標
東アジア世界という大きな枠組みの中で、日本列島における国家の成立過程とその意義を理解することを目的とする。
(2)到達目標
①日本古代における国家の成立過程を理解することができる。
②日本古代史学における研究史上の論点を理解することができる。
学習成果
(1)日本古代国家の特質について、理解することができる。
(2)日本古代史における様々な研究テーマについて、基礎的な知識を習得することができる。
(3)歴史を学ぶための基礎的な技法、特に辞書・辞典類、入門書・概説書などの使い方に習熟することができる。
(4)古代史料の読み方と歴史的事実の解明方法について、基本的な知識と技術を習得できる。
テキスト教材
佐藤信編『古代史講義-邪馬台国から平安時代まで』(ちくま新書、2018年)
評価の要点
テキストの内容をきちんと理解しているか。
テキストの内容について、学問的な手続きを踏まえ、批判的に検討することができているか。
〈自ら調べる〉という基本的な姿勢が身についているか。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価します。
〈レポート〉①テキストの内容をきちんと理解しているか、②参考文献を用いて、自分で調べているか。
〈試験〉基本的事実を把握し、論理的な文章で記述できているか。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
※参考文献(テキスト以外のもの)を必ず明記すること。
参考文献の選び方は、非常に重要です。学問的に問題のあるもの(研究史を踏まえていない、史料批判をしていない等)や、インターネット上の情報(ウィキペディア等。同様の問題あり)を利用すれば、レポートの評価も低くなります。
レポート課題
提出数 2第1課題
(注意)
①必ずテキスト以外の参考文献を参照して調べること。
②参照した文献の書誌情報(著者、書名、出版社、発行年)を、参考文献一覧に記入すること。
第1設題
テキストの第1講から第8講まで(3世紀から奈良時代まで)の中から一つの講を選び、さらにその中で興味のある事件・人物・モノなどを一つ取り上げて、詳しく論じなさい。
第2課題
(注意)
①必ずテキスト以外の参考文献を参照して調べること。
②参照した文献の書誌情報(著者、書名、出版社、発行年)を、参考文献一覧に記入すること。
第1設題
テキストの第9講から第15講まで(平安時代)の中から一つの講を選び、さらにその中で興味のある事件・人物・モノなどを一つ取り上げて、詳しく論じなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
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はじめに 〜 邪馬台国から古墳の時代へ | 国家の成立について知る。 | 第1講 復習60分 |
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倭の大王と地方豪族 | 「大王」とは何かを知る。 | 第2講 復習60分 |
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蘇我氏とヤマト王権 | 蘇我氏躍進の背景を知る。 | 第3講 復習60分 |
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飛鳥・藤原の時代と東アジア | 大化改新とその背景を知る。 | 第4講 復習60分 |
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平城京の実像 | 都城の生活について知る。 | 第5講 復習60分 |
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奈良時代の争乱 | 事件とその背景を知る。 | 第6講 復習60分 |
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地方官衙と地方豪族 | 地方行政の実態を知る。 | 第7講 復習60分 |
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遣唐使と天平文化 | 天平文化の国際性を知る。 | 第8講 復習60分 |
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平安遷都と対蝦夷戦争 | 桓武天皇の改革について知る。 | 第9講 復習60分 |
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平安京の成熟と都市王権の展開 | 平安京の都市性について知る。 | 第10講 復習60分 |
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摂関政治の実像 | 摂関政治の実像について知る。 | 第11講 復習60分 |
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国風文化と唐物の世界 | 国風文化の特質について知る。 | 第12講 復習60分 |
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受領と地方社会 | 受領の実態について知る。 | 第13講 復習60分 |
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平将門・藤原純友の乱の再検討 | 乱の過程とその背景について知る。 | 第14講 復習60分 |
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平泉と奥州藤原氏 〜 おわりに | 奥州藤原氏について知る。 | 第15講 復習60分 |
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試験 レポート内容について、試験を実施します。 |