最終更新日:2024年2月10日
U134
西洋史概説
歴史はいつ作られるのだろうか?単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
世界史は豊かな文化的教養と人間性の土台をなしている。その一部としての西洋の近代の歴史の展開を、フランス革命を最大の頂点とする近代から現代への持続と断絶を同時に含む絶えざる変化としてとらえ、17世紀から20世紀まで各世紀とその主潮をなすテーマに沿って具体的な例を挙げて説明することができます。
学習成果
世界史の一部としての西洋の近代の歴史の展開を、フランス革命を最大の頂点とする近代から現代への持続と断絶を同時に含む絶えざる変化としてとらえ、17世紀から20世紀まで各世紀とその主潮をなすテーマに沿って具体的な例を挙げて説明することができます。
テキスト教材
福井憲彦『近代ヨーロッパ史』(ちくま学芸文庫、筑摩書房)2010
参考図書
ジャック ル・ゴフ『子どもたちに語るヨーロッパ史』(ちくま学芸文庫、筑摩書房)2009
小岸 昭『離散するユダヤ人―イスラエルへの旅から』(岩波新書、岩波書店)1997
評価の要点
あたえられた課題に適切に答えているかどうか、明確な主張とそれを述べるための論理の展開がきちんとなされているかどうか、を見ます。
なお注や引用など書式については「レポートについて」を参照してください。
試験評価の要点...基礎知識の確認のための選択問題と論述問題があります。
後者は、レポートと同様に、テキストをよく理解して、あたえられた課題に適切に答えているかどうか、明確な主張とそれを述べるための論理の展開がきちんとなされているかどうか注意してください。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価します。豊かな文化的教養と人間性を問います。
レポート評価の要点......あたえられた課題に適切に答えているかどうか、明確な主張とそれを述べるための論理の展開がきちんとなされているかどうか、を見ます。
なお注や引用など書式については「レポートについて」を参照してください。
試験評価の要点......基礎知識の確認のための選択問題と論述問題があります。後者は、レポートと同様に、テキストをよく理解して、あたえられた課題に適切に答えているかどうか、明確な主張とそれを述べるための論理の展開がきちんとなされているかどうか注意してください。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
もしあなたが高校で使用した「世界史」の教科書、年表や地図が残っていたら、それを参照しながら、テキストを読み進めてください。記述された出来事の時間と空間を想像することができるでしょう。そのようにして、単なる知識の暗記に留まらないで、歴史上の出来事をテレビや新聞で報じられる様々な現代の出来事と重ね合わせて、それについて各人の考えを述べ、未来に向けた問題設定とその解明を行う姿勢を養いましょう。繰り返し再読して、著者の論点を理解した上で、自分の考えを養うことが大切です。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
テキストの前半部「1.ヨーロッパによる海外進出の開始」から「7. ウィーン体制と四八年諸革命」までを読み、フランス革命の原因と結果についてあなたの考えを述べなさい。
第2課題
第1設題
テキストの後半部「8.工業化と社会の変容」から「14.近代ヨーロッパの光と陰」までを読み、第一次世界大戦の原因と結果についてあなたの考えを述べなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
ヨーロッパによる海外進出の開始 | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第1章 | |
世界交易における覇権争い | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第2章 | |
一八世紀における社会経済と政治 | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第3章 | |
「啓蒙の光」と近代思想の誕生 | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第4章 | |
人口増加の開始から「移動の世紀」へ | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第5章 | |
革命に揺れる大西洋世界 | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第6章 | |
ウィーン体制と四八年諸革命 | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第7章 | |
工業化と社会の変容 | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第8章 | |
農村のヨーロッパと都市のヨーロッパ | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第9章 | |
科学技術の実用化と産業文明の成立 | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第10章 | |
様々な帝国主義 | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第11、12、13 章 | |
第一次世界大戦という激震 | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第14章 | |
歴史文化の継承と芸術的創造 | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 第15章 | |
近代ヨーロッパの光と陰 | 左記テーマについて正しい知識を持つことができる | 終章 | |
まとめ | ヨーロッパ近代の流れを把握できる | 全体の再読 | |
試験 |