最終更新日:2024年2月27日
U126
宗教文化論Ⅰ
仏教とジェンダー単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
宗教は文化の重要な一側面を形成してきた。人間文化を歴史的に振り返ってみれば、宗教的要素を抜きにしてそれを考えることはできないであろう。日本文化に大きな影響を与えた仏教を取り上げ、特にジェンダーの視点から仏教史を捉え直し、宗教と人間の関わりについて考える。
学習成果
1.仏教についての基礎的知識を得るとともに、仏教経典に見られる女性観について考察できる。
2.日本古代の尼について、その活躍と歴史的変化を捉え、日本社会における女性観の変遷を把握することができる。
3.かつて日本社会において見られた「穢れ」の観念について、その歴史的展開を捉え、「女性の穢れ」観念の成立と展開に仏教がどのように関わったか考察できる。
4.「女性」という視点から宗教史を捉えることにより、宗教が社会や文化のなかで果たしてきた役割やその問題点など、宗教と人間の関係について、より深く考察できる。
テキスト教材
『日本の宗教と文化I・II−仏教と女性−』(聖徳大学通信教育部)
参考図書
教科書巻末に記載。
評価の要点
・レポート評価の要点:
1.問題意識を持ってテーマ設定し、参考書を読んで更に深められているか。
2.自分なりの視点で考察されているか。
3.基本的には、序(問題提起)・本論・結び(まとめや考察)の形をとっていることが望ましい。
・試験(論述試験)評価の要点:
1.テキストの内容が理解されているか。(第1章〜第8章)
2.要点を把握し、論述されているか。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
問題意識を持って取り組んで欲しい。
レポート課題
提出数 2第1課題
⚠ヨコ書 タテ書 はどちらでもよいです。
第1設題
仏典に見られる女性観に関して、テキスト及び参考文献を読んで、各自テーマを設定し論じなさい。
第2課題
⚠ヨコ書 タテ書 はどちらでもよいです。
第1設題
「日本古代の尼」あるいは「穢れと宗教」に関して、テキスト及び参考文献を読んで、各自テーマを設定し論じなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
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「仏教と女性」に関する課題と研究視点 | |||
原始仏典に見られる女性観1 | |||
原始仏典に見られる女性観2 | |||
大乗仏典に見られる女性観1 | |||
大乗仏典に見られる女性観2 | |||
大乗仏典に見られる女性観3 | |||
日本古代の尼1 | |||
日本古代の尼2 | |||
「穢れ」と宗教1(原初的ケガレ) | |||
「穢れ」と宗教2(「穢れ」観念の発生) | |||
「穢れ」と宗教3(平安貴族社会における「穢れ」) | |||
「穢れ」と宗教4(「女性の穢れ」の成立) | |||
「穢れ」と宗教5(中世〜近世における「穢れ」) | |||
「穢れ」と宗教6(まとめ) | |||
仏教と女性:その歴史的展開と考察 | |||
試験 |