最終更新日:2024年3月12日
1年次入学生:2年
3年次編入学生:3年
短期大学部:-
文学部 文学科
U119
日本考古学Ⅱ
考古学で探る国家形成史単位条件
通信 2単位教員
松尾 昌彦
履修条件
「日本考古学I」の単位取得後が望ましい。
到達目標
文学部の教育目標である文学・文化・芸術に関する各学問領域の専門的な知識を有し、自らの考えを適切に表現できる社会的・職業的に自立をした人材を育成するための専門科目である。弥生時代から古代についての考古学の研究成果から、日本における国家形成について理解することを到達目標とする。
学習成果
「日本考古学I」で学んだ考古学の方法と理論によって、古墳時代研究において国家形成がどのように論じられているかを理解することができる。
テキスト教材
都出比呂志『古代国家はいつ成立したか』(岩波新書)
参考図書
松尾昌彦『古墳時代東国政治史論』(雄山閣)
評価の要点
レポート評価の要点:テキストおよびテキスト記載参考文献をよく読み、要点を的確に把握しているか。
試験評価の要点:問題に対して的確に解答し、過不足なく十分な量の記述となっているか。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポートはテキスト及び参考文献の理解度と論理構成で評価する。科目終了試験は、これまでの学習を踏まえた記述となっているかを重視する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
テキストだけでは全てを理解することができないので、参考書や参考文献に目を通すこと。
レポート課題
提出数 2第1課題
横書きパソコン印字可
[1600]
第1設題
国家形成史から見て弥生時代はどのような社会か、論述しなさい。
第2課題
横書きパソコン印字可
[1600]
第1設題
都出比呂志の唱える前方後円墳体制とはなにか、論述しなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
環濠集落の時代 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第1章1(90分) | |
倭国の乱 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第1章2(90分) | |
前方後円墳の源流 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第1章3(90分) | |
邪馬台国の成立 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第2章1(90分) | |
前方後円墳体制の成立 | 古墳時代についての研究成果が理解できる。 | 第2章2(90分) | |
三角縁神獣鏡の謎 | 古墳時代についての研究成果が理解できる。 | 第2章3(90分) | |
東アジアの大変動 | 古墳時代についての研究成果が理解できる。 | 第3章1(90分) | |
首長系譜の断絶と政変 | 古墳時代についての研究成果が理解できる。 | 第3章2(90分) | |
豪族の居館と民衆の村 | 古墳時代についての研究成果が理解できる。 | 第4章1(90分) | |
支配組織の整備 | 古墳時代についての研究成果が理解できる。 | 第4章2(90分) | |
前方後円墳の終焉 | 古墳時代についての研究成果が理解できる。 | 第4章3(90分) | |
律令国家と都市 | 律令国家についての研究成果が理解できる。 | 第5章1(90分) | |
都市の発達 | 律令国家についての研究成果が理解できる。 | 第5章2(90分) | |
国家をめぐる議論 | 国家形成史研究の成果が理解できる。 |
第6章1(90分) | |
民族形成と国家 | 国家形成史研究の成果が理解できる。 |
第6章2(90分) | |
試験 筆記試験による科目終了試験を実施する。 |