最終更新日:2024年4月5日
1年次入学生:2年
3年次編入学生:3年
短期大学部:-
文学部 文学科
U118
日本考古学Ⅰ
考古学とは何か単位条件
面接 2単位教員
松尾 昌彦
履修条件
なし
到達目標
文学部の教育目標である文学・文化・芸術に関する各学問領域の専門的な知識を有し、自らの考えを適切に表現できる社会的・職業的に自立をした人材を育成するための専門科目である。考古学の方法・実践・成果を学ぶことを通じて、考古学と何か、さらには、大学で歴史学を学ぶとは何かを理解することを到達目標とする。
学習成果
物質資料によって歴史を復元する考古学の方法を講義する。その上で、考古学の実践としての発掘調査の実際を文化財保護法との関係から考える。また、人類出現から現在までを対象とする考古学の研究成果の実例として、近世から古代に関する考古学についても吟味し、考古学とは何かを理解する。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
適宜プリントを配付する。
参考図書
近藤義郎『近藤義郎と学ぶ考古学通論』(青木書店)
評価の要点
面接授業時の出席点と各日の5時限に提出するレポート(計3回)によって、総合的に評価する。
評価方法と採点基準
スクーリングにて評価する。
レポートは、授業内容を理解しているかを確認するためのもので、考古学に関する予備知識を問うものではない。集中して受講することが求められる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
事前にシラバスをよく読んでおくこと。
備考・補足
← 表が横スクロールします →
授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
考古学の方法-型式学1- | 型式学について理解できる | 予習目安時間30分 | |
考古学の方法-型式学2- | 型式学について理解できる | 予習目安時間30分 | |
考古学の方法-層位学1- | 層位学について理解できる | 予習目安時間30分 | |
考古学の方法-層位学2- | 層位学について理解できる |
予習目安時間30分 | |
まとめ | 型式学と層位学の関係を理解する。 | 復習目安時間60分 | |
考古学の方法-年代決定法1- | 考古学における年代決定法が理解できる。 | 予習目安時間30分 | |
考古学の方法-年代決定法2- | 考古学における年代決定法が理解できる。 | 予習目安時間30分 | |
発掘調査と文化財保護1 | 文化財保護の精神と考え方が理解できる。 | 予習目安時間30分 | |
発掘調査と文化財保護2 | 文化財保護の精神と考え方が理解できる。 | 予習目安時間30分 | |
まとめ | 年代決定法と発掘調査について整理し、理解を深める。 | 復習目安時間60分 | |
近世考古学の成果1 | 考古学の対象が近世にまで及んでいることが理解できる。 | 復習目安時間30分 | |
近世考古学の成果2 | 考古学の対象が近世にまで及んでいることが理解できる。 | 復習目安時間30分 | |
中世考古学の成果 | 中世史研究に果たす考古学の役割が理解できる。 | 復習目安時間30分 | |
歴史考古学の成果 | 奈良・平安時代研究に果たす考古学の役割が理解できる。 | 復習目安時間30分 | |
まとめ | 日本考古学の研究成果を整理し、理解を深める。 | 復習目安時間60分 | |
試験 実施しない。出席点と3回のレポートによって評価する。 |