最終更新日:2024年2月26日
1年次入学生:2年
3年次編入学生:3年
短期大学部:-
文学部 文学科
U076
日本語の語法Ⅰ
単文の性質を理解する単位条件
通信 2単位教員
玉懸 元
履修条件
なし
到達目標
豊かな文化的教養を育むためには、まず言葉に関する知識、教養が必要である。本科目は、主語と述語の組み合わせが1つである単文の性質を理解することで、日本文化についての教養の一端を身に付けることができる。
学習成果
日本語の語法を正確に理解することができる。
テキスト教材
益岡隆志『24週日本語文法ツアー』(くろしお出版)1993
参考図書
北原保雄編『朝倉日本語講座5 文法I』(朝倉書店)2003
尾上圭介編『朝倉日本語講座6 文法II』(朝倉書店)2004
評価の要点
①レポート:課題を的確に捉え、参考文献も踏まえてまとめているかどうかで評価する。
②科目終了試験:論述中心であるので、単に暗記するだけでなく、要点を踏まえて他の学説や自身の考えなども述べること。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポート・試験では、テキストの内容把握だけでなく、自分で調べたことや自分の考えも論述すること。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
レポート課題の作成にあたっては、テキストをよく読み、内容を十分に理解した上で、わかりやすい日本語でまとめてください。
レポート課題
提出数 2第1課題
横書きパソコン印字可
[1000]
第1設題
「空が真っ赤に見える」の「真っ赤に」と、「柿が真っ赤に熟す」の「真っ赤に」との修飾のしかたの違いを説明せよ。
第2課題
横書きパソコン印字可
[1600]
第1設題
とりたて助詞の「は」が持つ主題という機能について、具体例を挙げながら説明せよ。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
文法用語 | 本授業を理解するのに必要な文法用語を理解する | テキストの題目 第1.2週 | |
補足語 | 補足語について理解する | テキストの題目 第3週 | |
述語と補足語による表現 | 述語と補足語から成る句の性質を理解する | テキストの題目 第4週 | |
述語の修飾語 | 連用修飾語を理解する | テキストの題目 第5週 | |
とりたて助詞 | とりたて助詞の性質を理解する | テキストの題目 第6週 | |
ヴォイス表現の形態的性質 | 使 役 述 語・受 動 述語・可能述語の作り方を理解する | テキストの題目 第7週 | |
受動文と使役文 | 受動文と使役文の構造を理解する | テキストの題目 第7週 | |
テンス | 時制体系を理解する | テキストの題目 第8週 | |
アスペクト | 文法的アスペクト表現の意味を整理する | テキストの題目 第8週 | |
判断系列のムード | 推量、伝聞、断定などの表現形式を理解する | テキストの題目 第9週 | |
伝達系列のムード | 疑問、命令などの表現形式を理解する | テキストの題目 第10週 | |
名詞句の構造 | 名詞句の構造を理解する | テキストの題目 第11週 | |
主語と主題 | 「太郎は日本人だ」と「太郎が日本人だ」の違いを理解する | テキストの題目 第12週 | |
主題句の機能 | 「〜は」の性質を理解する | テキストの題目 第12週 | |
指示語 | 「こそあど」ことばを理解する | テキストの題目 第13週 | |
試験 |