最終更新日:2024年12月6日

1年次入学生:1年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
文学部 文学科

U071

日本語概説Ⅱ

日本語の文法・文体・方言

単位条件

通信 2単位

教員

李 欣穎

履修条件

なし

到達目標

日本語の文法、文体、方言について理解する。

学習成果

日本語の文法、文体、方言について深く理解できる。

テキスト教材

北原保雄編『概説日本語』(朝倉書店)

参考図書

北原保雄監修『朝倉日本語講座1〜10』(朝倉書店)
国語学会編『国語学大辞典』(東京堂出版)
その他、テキストの各章末に記載のある書

評価の要点

(1)「到達目標」の達成度を評価する。
(2)論理的な文章が書けるかどうかによって評価する。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。
レポート:意欲的な勉学が行われているか、課題ごとに基礎的事項が正確に理解されているかを重視する。
レポートを書く際に、まずポイントをまとめ、段落の最初に書く事。テキスト教材・参考文献をそのまま引き写すことが発覚した場合、不合格となるので、注意してください。
試 験:日本語についての知識と理解が水準に達しているかを判定する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

母語としての日本語の重要性を認識し、それについて学ぶことの意味をよく理解した上で、意欲的に勉学してください。
自らよく理解し、考えるように努めてください。

レポート課題

提出数 2

第1課題

次の3設題のうち、1設題を選択し提出しなさい。

横書きパソコン印字可Web提出可
[各1600]

第1設題

述語によって表される文法的概念について説明しなさい。

第2設題

敬語の役割と用法について説明しなさい。

第3設題

日本語の方言分布について説明しなさい。

第2課題

次の3設題のうち、第1課題で選択しなかった設題を1つ選択し提出しなさい。

横書きパソコン印字可Web提出可
[各1600]

第1設題

述語によって表される文法的概念について説明しなさい。

第2設題

敬語の役割と用法について説明しなさい。

第3設題

日本語の方言分布について説明しなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
運用文法と学校文法
母語の習得過程で獲得される運用文法と、学校で学ぶ学校文法との違いについて考える。
運用文法と学校文法の違いが理解できる。 テキスト・参考図書の該当部分。
文法の単位
文法的考察の基本単位について考える。
文法的考察の基礎となる諸単位について基本的理解ができる。 テキスト・参考図書の該当部分。
品詞
品詞という分類法、日本語の特徴と品詞などについて考える。
品詞とは何か、日本語の特徴と品詞などについて基本的理解ができる。 テキスト・参考図書の該当部分。
活用
日本語に特有な活用という事象とその言語機能について考える。
日本語に特有な活用という事象について反省的理解ができる。
テキスト・参考図書の該当部分。
文の構造
日本語文の構造を、他言語のそれと比較して考察する。
文の構造、日本語文の構造的特徴について反省的理解ができる。 テキスト・参考図書の該当部分。
主題と主語
日本語の主題と主語について考える。
助詞「は」と「が」の違いを通じて主題と主語の違いを理解できる。 テキスト・参考図書の該当部分。
述語の構造と意味(1)
時制(テンス)と相(アスペクト)について考える。
述語の構造と時制・相について理解できる。 テキスト・参考図書の該当部分。
述語の構造と意味(2)
態(ヴォイス)と法(モダリティ)について考える。
述語の構造と態・法について理解できる。 テキスト・参考図書の該当部分。
修飾
修飾について意味的、構文的に考える。
日本語文法における修飾について基礎的理解ができる。 テキスト・参考図書の該当部分。
敬語法
日本語の敬語法について考える。
日本語における敬語の特徴と言語機能について反省的理解ができる。 テキスト・参考図書の該当部分。
文体
日本語の諸文体について考察する。
日本語における文体的差異とその意味について深く理解できる。 テキスト・参考図書の該当部分。
共通語と方言
方言と共通語の関係について考える。
方言・共通語の実際を深く理解できる。 テキスト・参考図書の該当部分。
方言の区画と分布
方言の地理的分布と区画論について考える。
方言の地理的分布と主な区画論について理解できる。 テキスト・参考図書の該当部分。
言語地図
言語地図の具体例を通じて、その作成法と言語学的解釈について考える。
言語地図を通じて方言を深く理解できる。 テキスト・参考図書の該当部分。
方言の音韻・アクセント・語彙・文法
いくつかの方言を取り上げて、その音韻・アクセント・語彙・文法の違いを検討する。
実態を通じて、方言の特徴を確認できる。 テキスト・参考図書の該当部分。
試験
科目終了試験によって最終評価を行う。
科目終了試験では、レポートの課題を中心に「到達目標」に対する達成度を判定する。