最終更新日:2024年3月12日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
文学部 文学科

U055

英米の批評・随筆Ⅱ

批評と文学理論を学ぶ

単位条件

通信 1単位

教員

真部 多真記

履修条件

なし

到達目標

英米の批評文を読んで、批評とは何かを探る。
様々な文学理論の変遷を辿り、その主張を学ぶ。

学習成果

批評文を読んで、その内容を的確につかむことができるようになる。
代表的な文学理論の提唱者とその理論の骨子を正しく理解できる。

テキスト教材

横山幸三『英米の批評・随筆』(聖徳大学通信教育部)

参考図書

Terry Eagleton・大橋洋一訳『文学とは何かー現代批評理論への招待』(岩波書店)
Raman Selden・栗原裕訳『ガイドブック・現代文学理論』(大修館書店)

評価の要点

課題に対する知識と理解の程度を評価します。テキストや参考文献を丸写しするのではなく、内容をしっかりと把握して自分の言葉で書くようにしてください。
英文の内容を正しく理解するように努め、適切な日本語にしてください。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。
すべて論述式です。設問の要点を的確につかんで、できるだけくわしく記述してください。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

参考文献は数冊読むようにして、テキストの理解を深めるよう努力してください。
英文を日本語にする場合は、必ず読み返して意味の通る文になっているか確認してください。

レポート課題

提出数 1

第1課題

課題内に字数指示

横書きパソコン印字可

第1設題

以下の1〜3のすべてに答えること。
1.イギリス批評の成立について400字前後でくわしく述べなさい。
2.T.S.エリオットの『伝統と個人の才能」(pp.91-92)を読んで要旨を日本語で400字前後でまとめなさい。
3.関心のある文学理論を1つ取り上げて、それについて調べたことを800字くらいでまとめなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
イギリス批評の成立 イギリス批評の歴史的背景 第2部 第1章 1
イギリス批評の成立
シドニーの詩論
An Apologie for Poesiを読む 第1章 2
ドライデンとジョンソン
ドライデンの批評
イギリス批評の父ドライデンの批評を読む 第2章 1
ドライデンとジョンソン
ポープの批評論
ジョンソンの批評論
An Essay on Criticismを読む 第2章 2
19世紀のイギリス批評
ワーズワースとコールリッジ
Preface to Lyrical Balladsを読む 第3章 1
19世紀のイギリス批評
世紀末の批評家たち
De Profundisを読む 第3章 2
20世紀のイギリス批評
新古典主義
ロマン主義等
エリオットを読む 第4章 1
20世紀のイギリス批評
小説家の文学論
Why the Novel Mattersを読む 第4章 2
アメリカの批評
短編小説の批評
ブライアント、マシューズを読む 第5章 1
アメリカの批評
ニュー・リベラリスト
ニュー・クリティシズム
理論の内容を理解する 第5章 2
批評と理論の違い 批評と理論の違いを例を示して説明できる 第3部 第1章
様々な文学理論
ロシア・フォルマリズム
マルクス主義批判
理論の骨子を説明できる 第2章
構造主義 Science versus Literatureを読む 第3章
ポスト構造主義
デコンストラクション
フェミニズム批評など
批評の中身を説明できる 第4章
最新の理論
新歴史主義
ポスト・コロニアル理論など
最新の理論を理解する 第5章
試験