最終更新日:2024年4月10日
T009
キャリアデザインⅡ
人生100年時代の新たなキャリアデザイン単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
これまでの雇用制度や雇用慣行が大きく変化し、就労期間が長期化する状況下において、キャリア形成に取り組む上で必要となる新しいキャリアの考え方、あり方、そして具体的なキャリアデザインの方法等を理解することを目的とする。
【目標】
(1)キャリアを取り巻く環境変化、日本の雇用制度・雇用慣行の変化等を理解することができる
(2)上記の変化を前提に、求められるキャリアの考え方を理解することができる
(3)新しいキャリアモデルに基づくキャリアデザインの方法を理解し、実践活用することができる
学習成果
(1)今の社会経済環境の中で、求められるキャリアのあり方、参照できるキャリアモデルを理解することができる
(2)自身のキャリア目標を明らかにし、その達成に向けてのキャリアをデザインすることができる
(3)自身のキャリアデザインを実現する具体的取り組み方法を明確化することができる
テキスト教材
田中研之輔著『70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術 プロティアン』(日経BPマーケティング)
参考図書
山口周著『ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式』(ダイヤモンド社)
玄田有史著『人間に格はない…石川経夫と2000年代の労働市場』(ミネルヴァ書房)
評価の要点
教科書を正確かつ論理的に読み、内容を正しく理解していることが求められる。
さらに各回の授業テーマに関し、教科書以外の関連情報を能動的に調べることにより、広く深く理解することが期待される。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。レポート、科目終了試験は課題を正確に理解し、問われていることに過不足なく、明確な回答を記述し、専門職業人として活躍する上で必要な力を身につけているかを評価する。試験のフィードバックがある場合は結果通知と別に送付する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
テキストに組み込まれている自己診断や自己分析等のワークを漏れなく実施すること。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
「プロティアン・キャリア」とはどのようなものか、またどのようにして構築するかを具体的に説明し、それに対する自分の見解を述べてください。
第2課題
第1設題
「複業」に関するテキストの対談内容の要点を記述し、それに対する自分の見解を述べてください。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
キャリアを取り巻く環境変化 | キャリアを取り巻く環境変化を説明できる | 第一章(1時間) | |
伝統的なキャリアと新しいキャリア | キャリアの新しい定義・捉え方を説明できる | 第一章(1時間) | |
キャリア論の理論的変遷 | キャリア論の基礎知識を理解できる | 第一章(1時間) | |
日本の雇用制度とキャリアの関係 | 雇用制度の変化とキャリアのあり方を説明できる | 第一章(1時間) | |
プロティアン・キャリアの定義 | プロティアン・キャリアを理解し、説明できる | 第一章(1時間) | |
ビジネスキャリアとライフキャリア | キャリア形成における気づきを整理できる | 第二章(1時間) | |
キャリアの捉え方と開発手法 | キャリアを正しく捉え、形成の要点を説明できる | 第二章(1時間) | |
キャリアにおける無形資産と有形資産 | キャリアの無形資産を棚卸しできる | 第二章(1時間) | |
キャリア資本と構成要素 | プロティアン・キャリアの資本分析ができる | 第二章(1時間) | |
ビジネス資本の蓄積① | ビジネスリテラシーとビジネスプロダクティビティの養い方が理解できる | 第三章(1時間) | |
ビジネス資本の蓄積② | ビジネスアダプタビリティの鍛え方が理解できる | 第三章(1時間) | |
社会関係資本の形成 | 社会関係資本を理解し、形成の仕方を説明できる | 第四章(1時間) | |
ビジネス資本・社会関係資本と経済資本 | ビジネス資本・社会関係資本の経済資本への転換を説明できる | 第五章(1時間) | |
プロティアン・キャリアの行動指針 | キャリア資本の磨き方、行動指針を説明できる | 第五章(1時間) | |
複業を通じたキャリア形成 | 複業を通じたキャリア形成のあり方を説明できる | 補論(1時間) | |
試験 |