最終更新日:2024年4月17日
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神経・生理心理学Ⅱ
体の反応とこころの関係を学ぶ。単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
本科目では主に生理心理学を取り扱う。生理心理学は、実際に脳波や心電図といった生理反応を測定し、これらのデータをもとに「こころ」と「からだ」の関係を研究する一連の心理学領域を指す。本科目では生理心理学の基本的特徴ならびに測定法といった基礎概念を概観し、生理心理学への理解を深めることを目標とする。
学習成果
生理心理学を学ぶにあたり必要な基礎的知識を習得することができる。
生理反応と行動・認知活動などとの関連について理解を深める。
テキスト教材
堀忠雄・尾﨑久記監修、坂田省吾・山田冨美雄編集『生理心理学と精神生理学 第I巻 基礎』(北大路書房)
参考図書
堀忠雄・尾﨑久記監修、片山順一・鈴木直人編集『生理心理学と精神生理学 第II巻 応用』(北大路書房)
評価の要点
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポートならびに科目終了試験に共通して、論述形式の課題に関しては、「課題で求められている事柄」を、「文章で(箇条書き不可)読み手に伝わるように」適切なフォーマットで作成することが必要となる。
評価方法と採点基準
レポート(2課題)ならびに科目終了試験における評価基準は、論述課題において論述がなされているか(箇条書きは認めない)、課題に対して適切な内容の論述がなされていることが最大のポイントとなる。また、適切な日本語の文法、書式に従い執筆されているか否かも採点基準となる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
指定したテキストは、生理心理学の基礎を網羅した専門書となっている。生理心理学の応用的側面に興味があれば、参考書も併せて紐解いてみてください。
レポート課題
提出数 2第1課題
4つの設題のなかから1設題ずつ選択し論述せよ。なお、レポートにはどの設題を選択したかがわかるように、設題番号ならびに設題テーマを付記すること。
⚠第1課題と第2課題、各1600字で解答してください。第1課題・第2課題合わせて1600字ではありません。
また、第1課題で1設題選択です。1課題で2設題選択ではありません。
第1課題:4設題の中から1題選択し、解答。(1600字)
第1設題
生理心理学の歴史について論述せよ。
第2設題
脳波の記録方法について論述せよ。
第3設題
心電図の測定方法と解析方法について論述せよ。
第4設題
皮膚電気活動の特徴と研究動向について論述せよ。
第2課題
4つの設題のなかから1設題ずつ選択し論述せよ。なお、レポートにはどの設題を選択したかがわかるように、設題番号ならびに設題テーマを付記すること。
⚠第1課題と第2課題、各1600字で解答してください。第1課題・第2課題合わせて1600字ではありません。
また、第1課題で1設題選択です。1課題で2設題選択ではありません。
第2課題:第1課題で選択した以外の設題を1題選択し、解答。(1600字)
第1設題
生理心理学の歴史について論述せよ。
第2設題
脳波の記録方法について論述せよ。
第3設題
心電図の測定方法と解析方法について論述せよ。
第4設題
皮膚電気活動の特徴と研究動向について論述せよ。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
生理心理学の歴史 | 生理心理学の歴史を知る。 | テキスト1章 90分 | |
人体の基礎的理解 | 神経系の基礎的知識を身につける。 | テキスト2章 90分 | |
中枢活動の測定技術 | 脳波や脳イメージング技法を理解する。 | テキスト7章、8章 90分 4回 | |
脳波基礎律動 | 背景脳波を理解する。 |
テキスト7章 90分 | |
事象関連電位 | 事象関連電位を理解する。 | テキスト8章 90分 | |
心臓循環器系I 心電図 | 心電図を理解する。 | テキスト9章 90分 | |
心臓循環器系II 脈波 | 脈波を理解する。 | テキスト9章 | |
心臓循環器系III 血圧 | 血圧を理解する。 | テキスト9章 90分 | |
呼吸 | 呼吸を理解する。 | テキスト10章 90分 | |
温熱系I 発汗 | 発汗を理解する。 | テキスト11章 90分 | |
温熱系II 皮膚電気活動 | 皮膚電気活動を理解する。 |
テキスト11章 90分 | |
温熱系III 体温 | 体温を理解する。 | テキスト11章 90分 | |
眼球運動 | 眼球運動を理解する。 | テキスト12章 90分 | |
骨格筋系 | 筋電図を理解する。 | テキスト13章 90分 | |
生化学的指標 | 内分泌系、免疫系の指標について理解する。 | テキスト14章 90分 | |
試験 |