最終更新日:2024年4月5日

1年次入学生:4年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
心理・福祉学部 心理学科

P052

心理学実験Ⅱ

心理学の実験から科学的な手続きを学ぶ

単位条件

面接 1単位

教員

矢口 幸康 他

履修条件

「心理学実験II」:
「心理学概論」「心理学研究法」「心理学統計法」の単位を修得済であること。
「心理学統計法演習」を受講していることが望ましい。

「心理学基礎実験(中級)」:
「心理学研究法」、「基礎心理統計法」「心理学概論」の単位を修得済であること。
「応用心理統計法」を受講していることが望ましい。

到達目標

「心理学実験I」「心理学基礎実験(初級)」の学習内容を受けて、心理学実験で扱う主要な実験課題をさらに学習する。具体的には精神物理学的測定法を用いた3つの実験と応用心理実験1つを実施する。学習を通して、心理学における実験とはどのようなものかの概念を習得してもらう。

学習成果

本講義では心理学実験課題の1)準備・計画、2)実施、3)解析・報告、3つの過程を通して、科学的・実証的手続きについて学習する。科学的・実証的手続きを学ぶことで論理性と課題解決能力を養うことができる。また、実験の参加者に対する倫理的配慮(事前説明と秘密保持)についても学習することができる。

テキスト教材

スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
(スクーリング時に適宜プリント等を配付予定)

参考図書

心理学実験指導研究会編『実験とテスト 心理学の基礎 実習編』(培風館)
心理学実験指導研究会編『実験とテスト 心理学の基礎 解説編』(培風館)

評価方法と採点基準

スクーリング最終日に実施する試験成績(100点満点)で評価する。
試験は講義内で取り扱う実験課題や方法論、研究背景などから多肢選択式で出題する予定である。ただし、試験による成績評価対象者は下記要件を満たした実験課題レポートを全て提出した者のみとする。スクーリング内で試験を受験したとしても、期日までにレポートが提出されない場合、成績評価対象とはならないので注意。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

実験成功の可否は受験態度の進摯さに拠るところが大きいため、細やかな配慮と忍耐が必要である。担当教員が実習を妨害する言動と見なした場合は退席を求める。
履修者多数の場合、複数のグループに分けられ実験課題をローテーションする。そのため実施する課題の順序がシラバスと異なる可能性がある。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
オリエンテーション(心理学のおける実験とは何か?) 理解力
社会適応力
実験1「ミュラーリアー錯視」の説明 理解力
社会適応力
実験準備・データ収集 問題発見力
問題把握力
データ収集 問題解決力
企画構成力
「結果及び考察」のまとめ 論理的思考力
統計処理能力
実験2「触2点閾」の説明 問題発見力
問題把握力
実験準備・データ収集 問題解決力
企画構成力
データ収集 論理的思考力
統計処理能力
「結果及び考察」のまとめ1 問題発見力
問題把握力
「結果及び考察」のまとめ2 問題解決力
企画構成力
「日常記憶」と「プライミング」の説明 論理的思考力
統計処理能力
実験準備・データ収集 問題発見力
問題把握力
データ収集 問題解決力
企画構成力
「結果及び考察」のまとめ 論理的思考力
統計処理能力
試験 文章要約力
文章記述力
試験
スクーリング内試験