最終更新日:2024年4月18日
P019
神経心理学
脳・神経の働きと行動の関係を探る単位条件
通信 4単位教員
履修条件
なし
到達目標
神経心理学は、中枢神経系と、記憶や思考などといった高次機能との関係を解明することを主たる研究課題としている。本科目では、まず、神経心理学の成立の背景、研究法、脳のしくみ、記憶や情動等の生理学的反応の機序といった神経心理学の基礎的知識を習得したうえで、高次脳機能障害についての理解を深めることを目標とする。
学習成果
神経心理学を学ぶにあたり必要な基礎的知識を習得することができる。
中枢系の解剖学的・生理学的な理解を深めることができる。
記憶・感情といった生理的反応の機序を説明できる。
高次脳機能障害の症状と損傷部位の関係を理解し、必要な支援について説明することができる。
テキスト教材
八田武志『脳のはたらきと行動のしくみ』(医歯薬出版株式会社)
石合純夫『高次脳機能障害学』(医歯薬出版株式会社)
参考図書
原一之『脳の地図帳』(講談社)
評価の要点
レポートならびに科目終了試験に共通して、論述形式の課題に関しては、「課題で求められている事柄」を、「文章で(箇条書き不可)読み手に伝わるように」適切なフォーマットで作成することが必要となる。
評価方法と採点基準
レポート(2課題)合格後の科目終了試験で評価する。
レポートならびに科目終了試験における評価基準は、論述課題において論述がなされているか(箇条書きは認めない)、課題に対して適切な内容の論述がなされていることが最大のポイントとなる。また、適切な日本語の文法、書式に従い執筆されているか否かも採点基準となる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
脳の構造や各部位の機能を理解することは神経心理学を学ぶ上で必須の事項である一方、テキストの文面だけで理解することは困難である。
参考書として紹介した様な、脳の図解集を参考にするとより理解が深まると思われる。
レポート課題
提出数 4第1課題
以上の6つの設題のなかから1つを選択し論述せよ。なお、レポートにはどの設題を選択したかがわかるように、設題番号ならびに設題テーマを付記すること。
第1設題
神経心理学の研究分野について論述せよ。
第2設題
大脳皮質における部位の区分方法3種類(葉、領野、ブロドマンの脳地図)を挙げ説明せよ。なお、葉と領野については、各部位における大脳皮質の機能についても説明せよ。
第3設題
split brainとはどのような状態であるかを説明し、さらにラテラリティの研究方法について論述せよ。
第4設題
情動について論述せよ。
第5設題
睡眠と覚醒について論述せよ。
第6設題
神経心理学の研究法について説明せよ。
第2課題
以上の6つの設題のなかから1つを選択し論述せよ。なお、レポートにはどの設題を選択したかがわかるように、設題番号ならびに設題テーマを付記すること。
第1設題
神経心理学の研究分野について論述せよ。
第2設題
大脳皮質における部位の区分方法3種類(葉、領野、ブロドマンの脳地図)を挙げ説明せよ。なお、葉と領野については、各部位における大脳皮質の機能についても説明せよ。
第3設題
split brainとはどのような状態であるかを説明し、さらにラテラリティの研究方法について論述せよ。
第4設題
情動について論述せよ。
第5設題
睡眠と覚醒について論述せよ。
第6設題
神経心理学の研究法について説明せよ。
第3課題
以上の6つの設題のなかから1つを選択し論述せよ。なお、レポートにはどの設題を選択したかがわかるように、設題番号ならびに設題テーマを付記すること。
第1設題
神経心理学の研究分野について論述せよ。
第2設題
大脳皮質における部位の区分方法3種類(葉、領野、ブロドマンの脳地図)を挙げ説明せよ。なお、葉と領野については、各部位における大脳皮質の機能についても説明せよ。
第3設題
split brainとはどのような状態であるかを説明し、さらにラテラリティの研究方法について論述せよ。
第4設題
情動について論述せよ。
第5設題
睡眠と覚醒について論述せよ。
第6設題
神経心理学の研究法について説明せよ。
第4課題
以上の6つの設題のなかから1つを選択し論述せよ。なお、レポートにはどの設題を選択したかがわかるように、設題番号ならびに設題テーマを付記すること。
第1設題
神経心理学の研究分野について論述せよ。
第2設題
大脳皮質における部位の区分方法3種類(葉、領野、ブロドマンの脳地図)を挙げ説明せよ。なお、葉と領野については、各部位における大脳皮質の機能についても説明せよ。
第3設題
split brainとはどのような状態であるかを説明し、さらにラテラリティの研究方法について論述せよ。
第4設題
情動について論述せよ。
第5設題
睡眠と覚醒について論述せよ。
第6設題
神経心理学の研究法について説明せよ。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
神経心理学とは | 神経心理学の歴史、研究分野を知る。 | テキスト1序章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
神経心理学における研究法 | 主たる研究方法を理解する。 | テキスト1第7章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
神経系の情報伝達 | ニューロンやシナプスの情報伝達方法を知る。 | テキスト1第1章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
中枢神経系の解剖学的理解 | 脳の構造を理解する。 | テキスト1第1章、 第2章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
中枢神経系の生理学的理解 | 脳の各部位における機能を理解する。 | テキスト1第1章、 第2章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
ラテラリティ | 大脳半球の機能差を理解する。 | テキスト1第4章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
こころの生理学的反応の機序 I 感情・情動 | 感情・情動の生理学的反応の機序を理解する。 | テキスト1第5章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
こころの生理学的反応の機序 II 覚醒と睡眠 | 覚醒と睡眠の生理学的反応の機序を理解する。 | テキスト1第5章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
こころの生理学的反応の機序 III 記憶 | 記憶の生理学的反応の機序を理解する。 | テキスト2第6章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
高次脳機能障害 I 失語・失読・失書 | 高次脳機能障害の原因と症状、支援方法を理解する。 | テキスト1第3章 テキスト2第2章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
高次脳機能障害 II 失行、行為・行動の障害 | 高次脳機能障害の原因と症状、支援方法を理解する。 | テキスト1第3章 テキスト2第3章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
高次脳機能障害 III 失認 | 高次脳機能障害の原因と症状、支援方法を理解する。 | テキスト1第3章 テキスト2第4章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
高次脳機能障害 IV 半側空間無視 | 高次脳機能障害の原因と症状、支援方法を理解する。 | テキスト1第2章、 第3章 テキスト2第5章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
高次脳機能障害 V 記憶障害 | 高次脳機能障害の原因と症状、支援方法を理解する。 | テキスト2第6章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
高次脳機能障害 VI 認知症 | 高次脳機能障害の原因と症状、 支援方法を理解する。 |
テキスト2第7章 90分 | |
〃 | 〃 | 〃 | |
試験 |