最終更新日:2024年4月9日
N199
幼児と人間関係
人と関わる力をはぐくむ単位条件
通信 1単位教員
履修条件
なし
到達目標
(1)目的
幼児の人との関わる力の育ちに関する基礎的・専門的知識を身に付けることを目的とする。
(2)到達目標
①人間関係をめぐる現代的課題について理解することができる。
②「人と関わる力」がどのように発達するのかを、理解することができる。
③領域「人間関係」等のねらい及び内容を理解することができる。
学習成果
(1)現代の子育て家庭が抱える課題を捉え、乳幼児の育ちへの影響について理解できる。
(2)2年次の「保育内容・人間関係」につながる、乳幼児の人と関わりの発達に関する基礎的、専門的な知識を身に付けることができる。
(3)今後の実習の事例と関連付けて考えることができる。
テキスト教材
①塚本美知子編著『対話的・深い学びの保育内容 人間関係』(萌文書林)2021
②文部科学省『幼稚園教育要領解説』(フレーベル館)2018
③厚生労働省『保育所保育指針解説』(フレーベル館)2018
参考図書
漫画『サザエさん』と『クレヨンしんちゃん』
評価の要点
課題 科目終了試験は( )の中の穴埋め、選択問題です。
評価方法と採点基準
問題数の60%以上の正答が合格です。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
授業回数別教育内容に示された箇所(ページ)を覚えましょう。
レポート課題
提出数 1第1課題
第1設題
( )の中にあう記号を、下の□の選択肢から選び、回答用紙に記入しましょう。同じ数字には同じ記号が入ります。
2回
愛着の形成 テキストP79 5問
「愛着」とは( ① )への強い( ② )な結びつきのことをいう。愛着が形成される対象は生みの母親であるという一義的な理解がされがちであるが、「( ③ )に( ④ )を行う人物であれば、父親でも、祖父母でも、あるいは( ⑤ )でも愛着の対象になり得る。
ア,情緒的 イ,継続的 ウ,保育者 エ,母性的養護 オ,特定な相手
5回
いざこざいの原因 テキストP125~127 13問
1~2歳のいざこざは、とくに( ① )の取り合いが多い。その際、たたいたり、噛みついたりといった( ② )を加えることも多い。
2~3歳は、もの( ① )など)や( ③ )をめぐるいざこざがさらに多くなる。子ども、先に使っていた方に( ④ )があるとするルールをもっている。
4歳では、もの・( ③ )・( ⑤ )の奪い合いが多くなる。ものの奪い合いは( ⑥ )の仕方を覚え、条件が成立すれば、徐々に少なくなっていく。おせっかいをやく、( ⑦ )、そこからトラブルになることもある。遊びのなかでは、想定する( ⑧ )が食い違い、それを調整できないときに起こる。
5~6歳では、集団に共有にできつつある( ⑨ )、あるいは( ⑩ )違反をし、それを指摘されることで起こるトラブルが多くなる。トラブルに対しては、自分たちで解決の仕方を見つけ、( ⑪ )しようとする姿が多くなる。これらは、子どもたちの( ⑫ )と、保育者の( ⑬ )としての関わりが影響していると考えられる。
ア,イメージ イ,所有権 ウ,規則 エ,交渉 オ,玩具 カ,モデル キ,身体的攻撃 ク,ルール
ケ,経験の蓄積 コ,人 サ,解決 シ,場所 ス,ふざける
6回
領域「人間関係」のねらい及び内容 幼稚園教育要領解説P167~181 20問
幼稚園教育要領では、人との関わりに関する領域「人間関係」では、意義付け、ねらい、内容が次のように示されている。
〔( ① )と親しみ、( ② )生活するために、( ③ )を育て、人と関わる力を養う〕
ねらい
(1)幼稚園生活を楽しみ、( ④ )の力で行動することの充実感を味わう。
(2)身近な人と親しみ、関わりを深め、工夫したり、( ⑤ )したりして一緒に活動する楽しさを味わい、( ⑥ )や( ⑦ )をもつ。
(3)社会生活における望ましい( ⑧ )や( ⑨ )を身に付ける。
内容
(1)先生や( ⑩ )と共に過ごすことの喜びを味わう。
(2)( ④ )で考え、( ④ )で行動する。
(3)( ④ )のことは( ④ )でする。
(4)いろいろな遊びを( ⑪ )物事を( ⑫ )とする気持ちをもつ。
(5)( ⑩ )と積極的に関わりながら喜びや悲しみを( ⑬ )し合う。
(6)( ④ )の思ったことを( ⑭ )に伝え、( ⑭ )の思っていることに気付く。
(7)( ⑩ )のよさに気付き、一緒に活動する楽しさを味わう。
(8)( ⑩ )と楽しく活動する中で、共通の( ⑮ )を見いだし、工夫したり、( ⑤ )したりなどする。
(9)よいことや( ⑯ )ことがあることに気付き、考えながら行動する。
(10)( ⑩ )との関わりを深め、思いやりをもつ。
(11)( ⑩ )と楽しく生活する中で( ⑰ )の大切さに気付き、( ⑱ )とする。
(12)( ⑲ )の遊具や用具を大切にし、皆で使う。
(13)( ⑳ )をはじめ地域の人々などの( ④ )の生活に関係の深いいろいろな人に親しみをもつ。
ア,自分 イ,友達 ウ,相手 エ,他の人々 オ,高齢者 カ,自立心 キ,協力 ク,共同 ケ,目的
コ,共感 サ,やり遂げよう シ,守ろう ス,愛情 セ,信頼感 ソ,習慣 タ,支え合って チ,きまり
ツ,態度 テ,楽しみながら ト,悪い
7回
社会的発達に関する視点 保育所保育指針解説P101 12問
保育所保育指針では、乳児保育が新設され、( ① )に関する視点「( ② )と気持ちが通じ合う」でねらいが示されている。
( ③ )・( ④ )な関わりの下で、何かを伝えようとする意欲や身近な大人との( ⑤ )を育て、人と関わる力の( ⑥ )を培う。
ねらい
(1)( ⑦ )できる関係の下で、身近な人と共に過ごす( ⑧ )を感じる。
(2)( ⑨ )や( ⑩ )、( ⑪ )等により、保育士等と気持ちを通わせようとする。
(3)身近な人と親しみ、関わりを深め、( ⑫ )や信頼感が芽生える。
ねらい
(1)( ⑦ )できる関係の下で、身近な人と共に過ごす( ⑧ )を感じる。
(2)( ⑨ )や( ⑩ )、( ⑪ )等により、保育士等と気持ちを通わせようとする。
(3)身近な人と親しみ、関わりを深め、( ⑫ )や信頼感が芽生える。
ア,受容的 イ,応答的 ウ,身近な人 エ,安心 オ,表情 カ,社会的発達 キ,基盤 ク,喜び
ケ,体の動き コ,発声 サ,信頼関係 シ,愛情
備考・補足
← 表が横スクロールします →
授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
子どもを取り巻く社会について考える① (漫画「サザエさん」と「クレヨンしんちゃん」を比較し、子どもを取り巻く社会状況(テキスト①P16~29)の熟読) |
子どもを取り巻社会の理解、情報を分析 する力 |
「サザエさん」「クレ ヨンしんちゃん」の 比較 テキスト① P16~29 90分 | |
人とのかかわりの発達① (愛着の形成の理論と実際(テキスト①P78~92)の熟読) |
愛着の重要性の理解、専門的知識 | テキスト① P78~92 90分 | |
人とのかかわりの発達② (自我の芽生え(テキスト①P107~117)の熟読) |
自我の発達の理解、専門的知識 | テキスト① P107~117 90分 | |
人とのかかわりの発達③ (自己統制 自己発揮と自己抑制(テキスト①P117~122)の熟読) |
自己制御の理解、専門的知識 | テキスト① P117~122 90分 | |
いざこざ・けんかなどのトラブル (いざこざやけんか、トラブルの原因(テキスト①P123~135)の熟読) |
いざこざの特徴の理解、専門的知識 | テキスト① P123~135 90分 | |
領域「人間関係」 (領域「人間関係」ねらい及び内容(幼稚園教育要領解説P167~181)の熟読) |
領域「人間関係」の理解 | 教育要領解説 P167~P192 90分 | |
保育所保育指針 (領域「人間関係」ねらい及び内容、内容の取扱い(保育所保育指針解説P135~144) の熟読)1歳以上3歳未満児 (社会的発達に関する視点「身近な人との気持ちが通じ合う」ねらい及び内容、内容の取 扱い(保育所保育指針解説P101~109)の熟読)乳児 |
領域「人間関係」、社会的発達に関する視点の理解 | 保育指針解説 P135~144, P101~109 90分 | |
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 (領域「人間関係」との関連の箇所 自立心(幼稚園教育要領解説P56~57)、協同性(同P58~59)、道徳性・規範意識の芽生え(同P60~61)、社会生活との関わり(同P62~63)を熟読) |
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の理解 | 教育要領解説 P56~P63 90分 | |
試験 |