最終更新日:2024年9月11日

1年次入学生:- 3年次編入学生:- 短期大学部:2年
短期大学部 保育科

N193

幼児理解・保育相談

一人ひとりの発達を促す指導

単位条件

通信 2単位

教員

塚本 美知子

履修条件

なし

到達目標

1.幼児理解の意義について、保育のしくみと関係づけて説明することができる。
2.幼児理解のための保育者の姿勢や態度、方法について説明することができる。
3.事例を通して、子どもの行為の意味と保育者の援助について考察することができる。
4.保育相談の方法を理解し、保護者との対応について考察することができる。
  これらの目標を達成することで、ディプロマ・ポリシーの保育に関する専門的知識の習得とともに、幼児教育に対する情熱・使命感・責任感
を身につける。また、課題探求能力を持ち、理論と実践を結びつけた主体的な学習ができる。

学習成果

1.幼児理解や保育相談の基本的な内容を習得し、実践に活かすことができる。
2.幼児理解や保育相談の多様な考え方や方法があることを理解し、実践的な力へ発展させていくことができる。
3.幼児の行為の読み取りを深め、幼児の状況に応じて関わることができる力を身につけ、実践に活かすことができる。

テキスト教材

塚本美知子編著『改訂 子ども理解と保育実践』(萌文書林)2023 ※2018でも可

参考図書

文部科学省『幼稚園教育要領解説』(フレーベル館)平成30年3月
厚生労働省『保育所保育指針解説』(フレーベル館)平成30年3月
文部科学省『幼児理解に基づいた評価』(ぎょうせい)平成31年3月

評価の要点

1.幼児理解の意義や子どもの発達的特徴について理解し、説明することができる。
2.幼児理解をするための保育者の姿勢や態度、援助の在り方について理解し、説明することができる。
3.幼児理解や保育相談の方法について理解し、説明することができる。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価する。
○レポート課題
評価の要点に基づくとともに、下記の点についても採点の対象とする。
・文字数が規定に達しているか、設題に正対して述べているか、レポートの構成が整理されており、わかりやすく述べているか。
○科目終了試験
・試験問題は、レポート課題と関連したものを出題する。
・設題に対して説明を求める記述式である。評価の要点に基づき採点する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

テキストや参考文献をよく読んで要点をしっかり捉えてください。そのためには、学習ノートを作成するなど工夫して学ぶことが大切です。試験においては、テキスト教材をよく読み考察し、自分なりの表現でまとめてください。

レポート課題

提出数 2

第1課題

設題1~3より1題選択

パソコン印字可
[2400]

第1設題

幼児理解の意義について、一人一人の発達を促す指導と関係づけて説明しなさい。

第2設題

幼児理解のための具体的な方法について説明しなさい。

第3設題

幼児理解における保育者の基本的な姿勢について説明しなさい。

第2課題

設題1~3より1題選択

パソコン印字可
[2400]

第1設題

幼児理解に基づく保育者の援助について、遊びや生活の場面での事例を基に述べなさい。

第2設題

幼児理解と評価の関係について説明しなさい。

第3設題

保育相談の方法を理解し、保護者との対応について述べなさい。

備考・補足

← 表が横スクロールします →

授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
環境を通して行う教育の基本的な考え方と、幼児理解の関連性を理解する。 保育の基本の理解・幼児理解 第1章
幼児理解の重要性について理解する。
幼児理解における子どもと保育者の関係、個と集団の関係について理解する。
幼児理解・保育者の姿勢 第1章
子どもの発達の特性を理解し、幼児理解との関連について学びを深める。 子どもの発達的特徴の理解 第2章
幼児理解における保育者の基本的な姿勢と態度1
温かい関係づくり、「子どもを肯定的に見る」
子どもの発達的特徴の理解・保育者の姿勢 第3章
幼児理解における保育者の基本的な姿勢と態度2
「子どもにとっての活動(行為)の意味を考えてみる」
子どもの発達的特徴の理解・保育者の姿勢 第3章
幼児理解における保育者の基本的な姿勢と態度3
「長い目で見る」「カウンセリングマインドの姿勢」
子どもの発達的特徴の理解・保育者の姿勢 第3章
幼児理解の具体的な方法1
「観察を通して理解」「共に活動しながら理解」
幼児理解・一人一人に応じて対応する力 第4章
幼児理解の具体的な方法2
「記録を通して理解」
幼児理解・一人一人に応じて対応する力 第4章
幼児理解の具体的な方法3
「保育者間の情報を共有しながら理解」「家庭との連携を通して理解」
幼児理解・一人一人に応じて対応する力 第4章
幼児理解に基づく保育者の援助1
・遊びの場面での事例を通して
幼児の発達的特徴の理解・考察力・幼児の状況に応じて対応する力 第5章
幼児理解に基づく保育者の援助2
・生活場面での事例を通して
幼児の発達的特徴の理解・考察力・幼児の状況に応じて対応する力 第5章
幼児理解に基づく保育者の援助3
・クラス全体の活動場面での事例を通して
・保育者間の学び合い
幼児の発達的特徴の理解・考察力・幼児の状況に応じて対応する力 第5章
幼児理解と評価
・保育における評価の意味や評価を行う必要性について理解する。
・指導要録の法的根拠や記載、小学校との連携について理解する。
幼児理解・使命感・責任感・小学校との連携 第6章
子育て支援と保育相談1
・子育ての現状や背景
使命感・責任感・社会性・保護者との関係を構築する力 第7章
子育て支援と保育相談2
・連携の具体的方法、保護者への対応
使命感・責任感・社会性・保護者との関係を構築する力 第7章
試験
試験問題は、レポートの課題と関連した内容を出題します。テキストをよく読んで学習してください。