最終更新日:2024年4月9日
N152
情報資源組織論
情報資源組織法の理論を学ぶ単位条件
通信 2単位教員
履修条件
「図書館概論」を単位修得済であることが望ましい
到達目標
(1)図書館がその利用者に情報資源提供サービスを行うための基盤となる情報資源組織法の意義・目的・方法を理解する。
(2)情報資源の量的な変化(爆発的な増大)およびその媒体・メディアの多様化(デジタル化、ネットワーク化の普及等)が進んだ現代の図書館に求められる情報資源組織法とはどのようなものかについて理解する。
学習成果
(1)図書館における情報資源組織法の全体像を俯瞰することができる。
(2)情報資源組織演習Ⅰ・Ⅱで行う演習を理論的に理解することができる。
テキスト教材
田窪直規編著『三訂 情報資源組織論(現代図書館情報学シリーズ9)』(樹村房)2020
評価の要点
テキストをしっかりと読み、その内容を理解しているかどうかを評価の主要な観点とする。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポート:①課題の要求しているポイントに対して的確に考察し、自分の意見で論述しているかどうか。
②テキスト以外の資料(参考文献)を利用してまとめていることをプラスの評価対象とする。
科目終了試験:テキストの内容を専門用語も含めて正確に把握・理解しているか。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
図書館のOPAC(オンライン閲覧目録)を体験してみて欲しい。また、国立情報学研究所のCiNii Booksや国立国会図書館のNDLサーチ等を、インターネットを利用して自分で確認してみることが望ましい。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
情報資源組織法の目的・意義およびその方法について、今日の図書館サービスとも関連させ考察しなさい。
第2課題
第1設題
目録の機械化・ネットワーク化とは何か、またそれによって図書館サービスはどのように変化したか、さらには今後の展望・課題について考察しなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
情報資源組織の目的・意義とその方法 | 情報資源組織の目的・意義・方法を理解できる | テキストの1章 | |
目録法の目的・意義・機能 | 目録法の目的・意義・機能を理解できる | テキストの2章 1.〜2. | |
目録法の歴史的展開とその新しい展開 | 目録法の歴史とその新たな展開を理解できる | テキストの2章7. | |
FRBRモデルと『日本目録規則2018年版』 | FRBRモデルと『日本目録規則2018年版』の特徴を理解できる | テキストの2章 3.〜6. | |
主題組織法の意義および主題組織のプロセス | 主題組織法の意義、そのプロセスを理解できる | テキストの4章 | |
分類法の基本原理および図書館分類法 | 分類法の基本原理および図書館分類法の目的・意義・機能を理解できる | テキストの5章 1.と2. | |
分類法の分類 | 図書館分類法の種類を理解できる | テキストの5章3. | |
近代分類法出現以降の代表的な分類表 | 近代以降の世界の代表的な分類表を概説できる | テキストの5章4. | |
『日本十進分類法 新訂10版』の概要・構成 | 『日本十進分類法新訂10版』 を 理 解できる | テキストの5章5. | |
分類作業と所在記号 | 図書館実務の場での分類作業と所在記号を理解できる | テキストの5章 6.〜8. | |
語による主題組織法(自然語、シソーラス、件名標目表) | 語による主題組織法を理解できる | テキストの6章 | |
『基本件名標目表第4版』の構成・特徴 | 『基本件名標目表第4版』を理解できる | テキストの6章 5.(2) | |
図書館目録の機械化(コンピュータ目録) | コンピュータ目録を理解できる | テキストの3章 1.と2. | |
ネットワーク情報資源の組織化 | ネットワーク情報資源の組織化を理解できる | テキストの3章 3.〜5. | |
書誌コントロール | 専門用語である書誌コントロールを理解できる | テキストの7章 | |
試験 2課題のレポート提出を課する。 科目終了試験を実施する。 |