最終更新日:2024年5月23日

1年次入学生:- 3年次編入学生:- 短期大学部:2年
短期大学部 図書館司書

N147

情報サービス論

利用者の役に立つ図書館情報サービス

単位条件

通信 2単位

教員

松井 勇起

履修条件

なし

到達目標

図書館における情報サービスの概要を考察し、関連する基礎知識を習得し、今後求められる図書館像を考えることを目的とする。
具体的には、
①授業で取り上げた情報サービス活動の特性を説明することができる。
②公立図書館における情報サービスの意義を説明できる。
③図書館を巡る諸問題について、自分の意見をまとめることができる。

学習成果

(1)自分の意見を論理的に説明し、かつ文章化できる。
(2)司書として必要な知識を修得し、活用したり説明することができる。
(3)情報サービスの種類と特徴を説明できる。
(4)公立図書館の本質を理解し、情報サービスに関わる諸活動について説明できる。
(5)公立図書館の現状に関心をもち、諸問題に対して意見をまとめることができる。

テキスト教材

山崎久道編著『改訂 情報サービス論』(現代図書館学シリーズ、5)(樹村房)2019

参考図書

前川恒雄、石井敦共著『新版 図書館の発見』(NHKブックス)2006
今まど子編著『図書館情報学基礎資料』(樹村房)※最新版が望ましいが、旧版でも可
長澤雅男、石黒裕子共著『レファレンスブック:選びかた、使いかた』(日本図書館協会)
『まちの図書館でしらべる』(柏書房)

評価の要点

評価方法と関連して、以下を評価の要点とする。
(1)試験:必要事項(用語等)を正確に理解して説明できている。
(3)レポート:論点を整理してまとめられる。
(4)レポート:テキスト以外の文献も活用し、自分の言葉でまとめている。
(5)図書館の諸問題について、図書館の本質に基づいて自分の考えをまとめられる。
(6)誤字、脱字がなく、論理的な文章が書ける。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価する。
試験、レポートともに、上記評価の要点を満たしていること。
レポート:論理性、問題把握の的確性、引用や事例提示が適切かという観点より評価。
インターネット利用においては閲覧ページ名称、URLの表示、閲覧日時を明記。
なおテキスト等文献やインターネットの丸写しは不合格。
試験は、100点満点中、60点以上が合格。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

レポート合格後の科目終了試験で評価する。
試験、レポートともに、上記評価の要点を満たしていること。
レポート:論理性、問題把握の的確性、引用や事例提示が適切かという観点より評価。
インターネット利用においては閲覧ページ名称、URLの表示、閲覧日時を明記。
なおテキスト等文献やインターネットの丸写しは不合格。
試験は、100点満点中、60点以上が合格。

レポート課題

提出数 2

第1課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

レファレンスサービスのプロセスを解説し、注意すべき点を述べなさい。

第2課題

(注)
1.内容構成について
a)本文は内容に応じて章に分け、適宜見出し(項目)を立て、テーマにそって論理的に展開すること。
b)終わりに、レポートのまとめ、反省点などを書くこと。
c)参考・引用文献は、レポート末尾(参考文献欄)に書誌データを添えて記載すること。
2.次のものはレポートとはみなされないので注意すること。
a)自分の説(考え)と他の参考・引用文献とを区別していないレポート。
b)他の文献の引用・紹介のみに終始するレポート。

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

レファレンスブックの定義、その種類、特徴をまとめ、それぞれに応じた具体的事例(書誌情報と特徴)を示しなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
はじめに:
図書館概論のテキストや参考図書と用いて、図書館とは何か?何をするところか?その本質について確認する。「図書館学の五法則」「図書館法」「ユネスコ公共図書館宣言」「図書館の自由に関する宣言」を復習。
図書館の本質、公立図書館とは何か?を説明できる 図書館概論テキス ト、本授業の参考 図書
情報社会とは何か、図書館の果たす役割:
図書館をめぐる環境変化、情報社会の状況を学習
情報社会の特徴を理解する
テキスト第1章
図書館による情報サービスの意義と実際:1
図書館による情報サービスの意義と構成要素を学習
情報サービスの意義を理解する テ キ ス トp15〜 24
図書館による情報サービスの意義と実際:2
情報サービスを構成する各サービス、館種による違いを学習
情報サービスの種類と特徴を説明できる テ キ ス トp24〜 40
レファレンスサービスの理論と実践:1
利用者の情報探索行動を学習
レファレンスサービスの意義を説明できる テ キ ス トp40〜 49
レファレンスサービスの理論と実践:2
レファレンスプロセスを学習
レファレンスサービスのプロセスを説明できる テ キ ス トp49〜 65
レファレンスサービスの理論と実践:2
レファレンスサービスの実際を実施、組織、資料、人材の観点から学習
レファレンスサービスの運用を理解できる テ キ ス トp66〜 76
レファレンスサービスの理論と実践:2
レファレンスサービスの評価、現状と課題を学習
レファレンスサービスの現状と課題を知ることができる テ キ ス トp86〜 99
情報検索とは何か:1
情報検索の種類、流れについて学習
情報検索の種類や流を説明できる テキストp100〜 112
情報検索とは何か:2
情報検索の理論、評価について学習
情報検索の理論、評価について説明できる
テキストp112〜 119
情報検索とは何か:3
データベース、webサイト、インターネット検索を学習
各種情報源の特徴を理解できる テキストp112〜 135
発信型情報サービス
発信型情報サービスの事例を学習。
発信型情報サービスの特徴と活用法を理解できる テキストp136〜 151
利用者教育
利用者教育の歴史やと現状を学習
利用者教育の意義と課題を理解できる テキストp152〜 171
各種情報源の特徴と利用法 情報サービスにおける情報源の特徴を理解できる テキストp173〜 202
まとめと確認
授業内容全体のまとめ
図書館における情報サービスの意義を整理する
図書館の諸問題について積極的に考える姿勢を身につける テキスト全体
試験
試験はテキスト全体を出題範囲とする。特に、各種情報サービスの種類と特徴、情報源など知識の学習と情報サービスにおける諸問題を考える学習を中心に行うこと。