最終更新日:2024年2月26日

1年次入学生:- 3年次編入学生:- 短期大学部:1年
短期大学部 図書館司書

N143

図書館概論

図書館の社会的役割を考える

単位条件

通信 2単位

教員

佐藤 裕亮

履修条件

なし

到達目標

高度情報化社会および生涯学習社会のなかで、図書館の役割は変化するとともに、ますます重要になっています。図書館についての基本的な知識を学ぶことにより、現代社会における図書館の意義、機能を考察します。

学習成果

図書館をとりまく諸現象を、さまざまな観点(図書館の意義、機能、理念、歴史、種類、運営等)から分析し、その社会的役割を考察するとともに、課題を明らかにし将来を展望します。本科目を「図書館入門」、「図書館情報学入門」として位置づけ、司書関連科目学習のための出発点としてください。
1.図書館とは何か
2.現代社会と図書館
3.出版と図書館、著作権
4.図書館の理念(知的自由と図書館等)
5.図書館法規と行政、政策
6.地域社会と図書館
7.各種図書館の機能と課題(公共図書館、国立図書館、学校図書館、大学図書館、専門図書館等)
8.図書館の歴史的展望
9.外国の図書館
10.図書館関係団体と学習の手引
11.図書館の課題と展望

テキスト教材

塩見昇編著『図書館概論 5訂版(JLA図書館情報学テキストシリーズ3-1)』(日本図書館協会)2018

参考図書

高山正也、岸田和明編著『図書館概論 改訂(現代図書館情報学シリーズ1)』(樹村房)2017
大串夏身、常世田良編著『図書館概論 第3版(ライブラリー図書館情報学2)』(学文社)2020
日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編『図書館ハンドブック 第6版補訂2版』(日本図書館協会)2016

評価の要点

1.レポートでは、図書館について自分の考えがどれほど深められたかを重視します。
2.レポートの作成は、テキストのみや参考文献1点のみでなく、複数の文献を活用のこと。
3.インターネットの利用の際は、URLの表示とともに閲覧月日を明記しましょう。
4.文献の引用と自分の意見、考えとは文章上で明確に区分してください。
5.科目終了試験では、テキスト内容の理解とレポート課題取り組み成果が総合的に試されます。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となります。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

多くの図書館を実際に訪ね、観察し、また積極的に利用して学修活動の向上に反映するよう努めてください。

レポート課題

提出数 2

第1課題

いずれか1設題を選択

パソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

図書館の一般的な構成要素および図書館の機能について説明しなさい。

第2設題

「図書館の自由」とはどのような考え方なのか。また、最近日本で起きた関連する事例をあげ、その問題点について論じなさい。

第2課題

いずれか1設題を選択

パソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

「中小都市における公共図書館の運営」、「市民の図書館」、「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」、「公立図書館の任務と目標」、「これからの図書館像」の5つの主要事項を盛り込んで、戦後の日本における公共図書館サービスの発展の流れを記述しなさい。

第2設題

日本の国立国会図書館、大学図書館、学校図書館、専門図書館のうち、1つを選んで、その現在の課題について調べなさい。