最終更新日:2024年4月19日
N085
児童サービス論
子どもの読書と図書館の役割単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
生涯学習は子どものときから始まります。子どもの時代に読書の楽しみ、本の世界を知ることが、人間形成の大切な基礎となります。図書館の児童へのサービスの意義と役割を知り、子どもと本を結びつける知識・技術・温かい心を身につけることを目的とします。
学習成果
「近頃の子どもは本を読まない」「読書離れがすすんでいる」と耳にします。子どもは本が嫌いなのでしょうか?図書館には読書に楽しみを求めている子どもが大勢きています。
この科目では、子どもの発達段階と読書興味、子どものための図書館資料の特性をまず学習します。子どもへの図書館サービスを行うために、子どもを知り、子どもの本を知り、子どもと本を結びつける技術など、以下に記したことを学び、児童への図書館サービスのあり方を学習します。
1.児童への図書館サービスの意義と進め方
2.児童への図書館サービスの歴史と現状
3.児童の概念と発達段階
4.児童図書館資料の種類と特性
5.児童図書館資料の選択と組織
6.児童図書館の運営サービス
7.子どもの読書と地域社会
テキスト教材
辰巳義幸編『児童サービス論』(東京書籍)
『児童サービス論』(聖徳大学通信教育部)
参考図書
立田慶裕編著『読書教育の方法:学校図書館の活用に向けて』(学文社)2015
植松貞夫・鈴木佳苗編著『児童サービス論』(樹村房)2012
評価の要点
1.レポートでは、児童サービスについて、自分の考えがどれほど深められたかを重視します。
2.レポートの作成は、テキストのみや参考文献1点のみでなく、複数の文献を活用のこと。
3.インターネット利用の際は、URLの表示とともに閲覧日時を明記しましょう。
4.文献の引用と自分の意見、考えとは文章上で明確に区分してください。
5.科目終了試験では、テキスト内容の理解とレポート課題取り組み成果が総合的に試されます。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価します。
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となります。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
日頃から図書館を積極的に利用して、その利用体験がレポートをはじめ学習活動の向上に反映するよう努めてください。自分の考えはそこから生まれます。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
公共図書館の児童に対する図書館サービスが重要視されるのは何故か。各自の考えを述べよ。
第2課題
第1設題
児童図書館員の役割で、もっとも大切なことは何か。各自の考えを述べよ。