最終更新日:2024年6月13日

1年次入学生:- 3年次編入学生:- 短期大学部:2年
短期大学部 保育科

N063

幼児理解・保育相談

一人ひとりの発達を促す指導

単位条件

通信 1単位 面接 1単位

教員

塚本 美知子

履修条件

なし

到達目標

1.保育の基本となる幼児理解の意義を理解し、一人ひとりに応じて指導する力を身につける。
2.幼児理解のための保育者の姿勢や、幼児理解の方法について説明することができる。
3.事例を通して、幼児の行為の意味と保育者の援助について考察することができる。
4.子育ての支援としての保育相談について理解し、保護者に対応する力を身につける。

学習成果

1.幼児の発達の特性をとらえ、保育者の適切な指導を理解し、実践的な力へと発展させていくことができる。
2.幼児の行為の読み取りを深め、一人ひとりに応じた指導をする力を身につけ、実践に生かすことができる。
3.保育相談の基本的な内容を習得し、実践に生かすことができる。

テキスト教材

塚本美知子編著『改定 子ども理解と保育実践』(萌文書林)2024 ※2023でも可

参考図書

文部科学省『幼稚園教育要領解説』(フレーベル館)2018
厚生労働省『保育所保育指針解説」(フレーベル館)2018
文部科学省『幼児理解に基づいた評価』(ぎょうせい)2019

評価の要点

1.幼児理解の意義や子どもの発達的特徴について理解し、説明することができる。
2.幼児を理解するための保育者の姿勢や援助の在り方について理解し、説明することができる。
3.幼児理解や保育相談の方法について理解し、説明することができる。

評価方法と採点基準

レポート、スクーリングの両方が合格の後、評価の要点に基づき総合的に評価する。
レポートは、下記の点についても採点の対象とする。
・設題に正対して述べているか。・文字数が規定に達しているか。・レポートの構成が整理されており、わかりやすく述べているか。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

テキストや参考文献をよく読んで要点をしっかり捉えてください。そのためには学習ノートを作成するなど工夫して学ぶことが大切です。

レポート課題

提出数 1

第1課題

スクーリングを受講し、事後にレポートを提出すること。

問1と問2はそれぞれ1~4の設題の中から1つずつ選択し各2400字内で解答すること。

横書きパソコン印字可
[2400]

第1設題

問1 次の1~4の中から1つ選択し2400字内で解答してください。

1. 幼児理解の意義について、一人一人の発達を促す指導と関連付けて説明しなさい。
2. 幼児理解における保育者の基本的な姿勢について説明しなさい。
3. 幼児理解のための具体的な方法を述べなさい。
4. 幼児理解と評価の関係について説明しなさい。

問2 次の1~4の中から1つ選択し2400字内で解答してください。

1. 幼児の発達の特性と幼児理解との関連について述べなさい。
2. 幼児理解に基づく保育者の援助について、遊びや生活の場面の事例から学んだことを述べなさい。
3. 保護者の育児不安の背景と、保育者の援助について述べなさい。
4. 保育相談の方法を理解し、保護者との対応について述べなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
環境を通して行う教育の基本的な考え方と、幼児理解の関連性を理解する。 保育の基本の理解・幼児理解 第1章
幼児理解における保育者の基本的な姿勢と態度①
温かい関係づくり、「子どもを肯定的に見る」 
幼児の発達的特徴の理解・保育者の姿勢 第3章
幼児理解における保育者の基本的な姿勢と態度②
「子どもにとっての活動(行為)の意味を考えてみる」
幼児の発達的特徴の理解・保育者の姿勢 第3章
幼児理解における保育者の基本的な姿勢と態度③
「長い目で見る」「カウンセリングマインドの姿勢」
幼児の発達的特徴の理解・保育者の姿勢 第3章
幼児理解の具体的な方法①
「観察を通して理解」「共に活動しながら理解」
一人一人に応じて対応する力 第4章
幼児理解の具体的な方法②
「記録を通して理解」
一人一人に応じて対応する力 第4章
幼児理解の具体的な方法③
「保育者間の情報を共有しながら理解」「家庭との連携を通して理解」
一人一人に応じて対応する力 第4章
幼児理解と評価
・保育における評価の意味や評価を行う必要性について理解する。
・指導要録の法的根拠や記載、小学校との連携について理解する。
幼児理解・使命感・責任感・小学校との連携 第6章
スクーリング 幼児理解の重要性について理解する。
・幼児理解における子どもと保育者の関係、個と集団の関係について理解する。
幼児理解・保育者の姿勢 第1章
スクーリング 
幼児の発達の特性を理解し、幼児理解との関連について学びを深める。
子どもの発達的特徴の理解 第2章
スクーリング 幼児理解に基づく保育者の援助① 
・遊びの場面での事例を通して 
幼児の発達的特徴の理解・考察力・状況に応じて対応する力 第5章
スクーリング 幼児理解に基づく保育者の援助② 
・生活場面での事例を通して 
幼児の発達的特徴の理解・考察力・状況に応じて対応する力 第5章
スクーリング 幼児理解に基づく保育者の援助③ 
・クラス全体の活動場面での事例を通して
・保育者間の学び合い
幼児の発達的特徴の理解・考察力・状況に応じて対応する力 第5章
スクーリング 子育て支援と保育相談①
・子育ての現状や背景 
使命感・責任感・社会性・保護者との関係を構築する力 第7章
スクーリング 子育て支援と保育相談②
・連携の具体的方法、保護者への対応
使命感・責任感・社会性・保護者との関係を構築する力 第7章
試験 授業内で連絡する。