最終更新日:2024年4月9日
N059
児童文化Ⅱ
人形劇の理論と実践単位条件
面接 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
・保育の現場で用いられる児童文化財の中で人形劇に着目し、製作方法や劇的な表現の技術を体得する。
・劇遊びの総合的な学習として、基本的な舞台の名称や脚本作りを学ぶ。
①人形劇の人形や小道具などの製作方法や劇的な表現の演じ方を体得できる。
②製作をおこなう際に、自分の創意工夫を加え幼児に適した教材作りを考察できる。
③劇的な表現を体験する事で、幼児がおこなう劇遊びを援助する力を養うことができる。
④幼児を取り巻く文化・文化財について学び、保育の現場で幼児とともに楽しむことができる。
学習成果
・人形劇を中心とした劇的な表現の技術を身につけることができる。
・グループでの発表を通して、協調性や社会性を身につけることができる。
・劇的な表現を通して保育者に必要とされる明るい表情や発声方法を身につけ、保育の現場において幼児と積極的に関わることができている。
・他のグループの発表を見ることで、客観的に評価する力を養い、更に新たな表現手法を身につけることができる。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
評価の要点
個人での製作・レポート・グループでの発表について、
①児童文化、児童文化財の理解 ②表現の工夫 ③積極性、協調性
以上を考慮して総合的に評価する。
評価方法と採点基準
課題製作・レポートなどの提出物は確実にすべて提出すること。
そのうえで、発表が70%、提出物などが30%の割合で評価し、さらに授業に取り組む姿勢や積極性、協調性を考慮して評価をおこなう。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
提出物は必ず期限を守る。教科書を事前に読んでおく。幼児を取り巻く文化状況(絵本、音楽など)に関心を持つ。
※児童文化スクーリングでは、児童文化財などについて、台本の書き方やレポート課題についても学びますので、レポート課題に取り組む前にスクーリングを受講することをお奨めします。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
ガイダンス、受講上の注意、15回のスケジュール。 講義「児童文化・児童文化財とは」、幼児を取り巻く文化状況を学ぶ |
理解力・思考力 | 授業内容を確認する | |
封筒で作る人形の説明、身近な材料を使い動物に見立てた製作を学ぶ。 スチロール人形の下絵を考える。 |
表現力・観察力 | 『人形劇HB』 p2-p9 | |
球体スチロールの人形製作1、頭、耳、鼻のスチロール削り | 創造力・独創性 | 『人形劇HB』 P43-p50 | |
人形製作2、首筒、全パーツタオル貼り | 表現力・創造性 | 『人形劇HB』 P51-p60 | |
人形製作3:胴体接続、パーツ固定、完成 操作、活用、寸劇 | 創造力・独創性 | 『人形劇HB』 P62-p65 | |
人形劇の舞台・台本 、使い方、あらすじ、台本作成 | 構成力・想像力 | 人形劇の内容を考え 文章化する | |
グループでの台本作り・検討。過去の学生のDVD鑑賞 | 文章力・協調性 | 台本を仕上げる | |
人形劇の練習1、高さ・姿勢・セリフの大きさ | 表現力・創造力 | 台本の流れを理解する | |
人形劇の練習2(通し練習)生き生きとした動きを考える | 表現力・責任感 | 台詞を覚える | |
人形劇の練習3(リハーサル、配役表記入、発表順番決め) | 表現力・行動力 | 人形の動きを考える | |
人形劇の発表(実技試験) | 表現力・対応力 | 『表現技術』 p99-p120 | |
絵本:参考絵本紹介、絵本を読む練習 | 思考力・好奇心 | 『表現技術』 p120-p136 | |
紙芝居:紙芝居実演、紙芝居実演練習、DVD鑑賞(江戸写し絵・右手さん) | 表現力・探求心 | 『表現技術』 p137-p152 | |
パネルシアターの成り立ち、作品、実演について | 表現力・思考力 | 『表現技術』 p153-p171 | |
ペープサートの成り立ち、実技について | 表現力・探求心 | 振り返りを行う | |
試験 個人での製作、グループでの発表をその都度評価する。 |