最終更新日:2024年4月9日
N049・N055/N125・N131
保育内容指導法Ⅴ(音楽リズム)・保育内容指導法ⅩⅠ(音楽リズム)/保育内容・音楽表現Ⅰ・保育内容・音楽表現Ⅱ
豊かな表現活動をめざして単位条件
面接 1単位教員
履修条件
なし
到達目標
乳幼児の音楽表現活動を理解し、乳幼児の音楽的成長や発達を促す指導方法を身につけることを目的とする。
保育所保育指針、幼稚園教育要領を基に、領域「表現」について理解できることを目的とする。
また、保育の場での教材を知り、状況に適した教材が使用できること、音楽表現活動の楽しさを知り、自信を持って表現できることを目的とする。
その上で、乳幼児が主体的に活動していく音楽表現活動について、プロセスを重視した指導法を身につけることを目的とする。
学習成果
(1)知識・技術の修得により、自ら音楽あそびを創造・構成できる。
(2)乳幼児の発達に即した音楽表現活動が展開できる。
(3)状況に応じて適切な教材を示すことができる。
(4)人前でも積極的に、自信を持って音楽表現活動ができる。
(5)子供たちから出てきた表現を受け止め、子供たちと音楽を共有することができる。
(6)乳幼児が主体的に音楽表現活動を行うことの重要性が理解できる。
(7)音あそび、楽器あそびを子供主体で発展していくことができる。
(8)乳幼児が主体的に活動するために、プロセスを重視した指導法を身につけることができる。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
以下を使用予定です。
・柳澤邦子編著『領域「表現」子どもと楽しむための音楽表現〜のびのびと心と身体を育む〜』(フレーベル館)2014
・柳澤邦子・三谷亜矢編著『楽譜集 感じる心を育てる幼児のうた〜心に届く音楽あそび・歌あそび〜』(フレーベル館)2014
・柳澤邦子編著『領域「表現」子どもと遊ぶための音楽素材集〜のびのびと心と身体を育む実践編〜』(フレーベル館)2018
評価の要点
(1)自ら創造する音楽あそびを、明るく楽しい表情で楽しく表現しているかを重視する。
(2)乳幼児が主体的に表現できる音あそび、楽器あそびが創作できているか評価する。
(3)音楽表現活動が乳幼児の主体的な活動として展開されているか評価する。
評価方法と採点基準
スクーリングにて評価します。
筆記試験は保育に関する専門的知識を修得していること。実技発表およびグループ発表は、保育専門職にふさわしい実践的な技能と表現力を身につけていること。
実技発表60%、筆記試験40%
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
音楽を楽しみ、たくさんの音楽教材を知り、積極的に音楽表現活動に取り組むこと。
備考・補足
← 表が横スクロールします →
授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
領域「表現」について:領域「表現」を理解し、理論に基づいて演習する。 | ・幼稚園教育要領・保育所保育指針・5領域・ねらいと内容 | 教科書第1章 | |
乳幼児の音楽的発達について理解する:乳幼児の音楽的発達について理解し、状況に適した教材の選択ができるようにする。 | ・音楽環境の構成・状況に応じた自由な表現 | 教科書第2,3章 | |
教材演習ー保育の場での教材を知る:乳幼児の音楽教材についてルーツを知る。 | ・教材理解・状況に応じた自由な表現 | 教科書第4章 | |
教材演習ー子供の生活や遊びの歌:乳幼児の生活と音楽との関わりを理解する。 | ・自ら音楽表現を楽しむ・遊びを通した音楽表現の指導 | ||
教材演習ーわらべうた:わらべうたついて知識を修得し、演習を通して遊びから学ぶ。 | ・わらべうた演習・展開力 | 教科書第6章 | |
教材演習ー手あそびうたを中心に:個人で模擬演習しながら、より楽しく心地よい表現を探究し、手あそびをするときの留意点について考察する。 | ・自 信 を 持 っ た 発表・手あそびのポイント・手あそび演習 | ||
季節の歌を唄うー春・夏:保育の場で使用される四季の歌を知る、四季の歌を保育にどのように取り入れるのか実践する。 | ・歌の知識・季節を感じながらの表現 | ||
季節の歌を唄うー秋・冬:保育の場で使用される四季の歌を知る、四季の歌を保育にどのように取り入れるのか実践する。 | ・歌の知識・季節を感じながらの表現 | ||
音楽表現活動の展開ー身近な音への気づき:音あそびから展開する音楽表現活動について実践・考察する。 | ・楽 器 の 取 り 入 れ方・発想力・表現力 | 教科書第6章 | |
音楽表現活動の展開ー楽器を取り入れた音楽あそび:教材を選び、様々な楽器で音色、リズムなどを考え表現する。 | ・表現力・創造力 | 教科書第6章 | |
乳幼児の音楽指導の歴史:乳幼児の音楽指導の歴史の中で、代表的なダルクローズ、コダーイ、オルフの音楽教育について理解する。 | ・ダルクローズ・コダーイ・オルフ | 教科書第4章 | |
保育における「リトミック」教育について:「リトミック」を体験し、自分の指導に自由に取り入れられるようにする。 | ・リトミック・基礎力・応用力 | ||
音楽あそびの創作ー絵本や視聴覚教材などをつかって:各音楽教育家のメトードやこれまでに修得した指導法を用いて、音楽あそびを創作する。 | ・発想力・創造力・構成力 | ||
音楽あそびの創作:これまでの学びを活かして、音楽あそびを創作する。 | ・発想力・創造力・構成力 | ||
領域「表現」についての理解およびまとめ:他領域との関わりも含め、領域「表現」について復習し、理解を深める。 | ・5領域の中の領域「表現」についての理解 | ||
試験 音楽表現活動について筆記試験を実施する。 |