最終更新日:2024年4月9日

1年次入学生:- 3年次編入学生:- 短期大学部:1年
短期大学部 保育科

N025/N110/N186

小児保健Ⅰ~1/子どもの保健Ⅰ/子どもの保健

子どもの健康と保健の意義、成長と発達について学ぶ

単位条件

通信 2単位

教員

宮本 茂樹

履修条件

なし

到達目標

1.保育の場で必要な感染予防の目的、方法、環境の整備について理解し、実行できる。
2.正常な発育(成長)について理解し、その偏りに気付けるようになる。
3.正常な発達(主に運動)について理解し、その遅れに気付く、また発達段階に応じた事故予防ができるようになる。
4.生理機能の発達、バイタルサインの変化を理解し、その異常に気付けるようになる。
5.子どものアレルギー疾患、心臓病等の疾病、事故対策について理解する。
 以上より、子どもの健康に関する専門的知識を習得する。課題探求能力をもち、理論と実践を結びつけた主体的な学習を行う。保育専門職にふさわしい実践的な発見力と対応力を身につける。

学習成果

教育目標に掲げる5項目の基礎知識を修得するとともに、保健に関連する専門用語を理解して使用できるようになる。さらに修得した基礎的知識を、就職した現場また保護者として家庭で活用できるようになる。

テキスト教材

米山岳広監修『わかりやすい子どもの保健』(文化書房博文社)2019

参考図書

1 厚生労働省『保育所保育指針解説』2018
2 厚生労働省・内閣府や小児科学会などのホームページやガイドライン

評価の要点

・レポートは、①誤字・脱字がない、文法的に正しい。②必要文字数等注意事項が守られている。③課題にあった、キーワードが書かれている。④最新の情報に基づいている。5参考文献が書かれている。複数あることが望ましい。一つの文献からの情報でなく、比較が大切である。
・科目終了試験は、子どもの保健のすべてが試験範囲である。もちろん重要項目は、レポート課題となっているものである。自分が選ばなかった課題にも目を通しておくことが望ましい。100点満点で60点以上が合格である。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価する。
 上記の「評価の要点」を参考とする。教科書、雑誌、インターネットいずれもよいが、信用できるものであるかの判断が必要となる。インターネットの情報は、新しいものが多く、その点では良いが、正誤の判断を要する場合もあるので注意する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

1 課題は、子どもの保健の教科であるということを考え、書いてください。
2  自分が保育の現場にあったらという視点で、具体的に記載してください。

レポート課題

提出数 2

第1課題

設題1〜4より1題選択

パソコン印字可
[2400]

第1設題

成長の評価法について述べなさい-特に発育(成長曲線)、肥満度−

第2設題

発達(主に運動)について述べなさい−原始反射、正常発達の目安−

第3設題

子どものバイタルサインについて述べなさい−評価法等−

第4設題

子どものアレルギーについて述べなさい-食物アレルギー対策を中心として-

第2課題

設題1〜4より1題選択

パソコン印字可
[2400]

第1設題

乳幼児の死因について述べなさい-乳児と幼児を区別して、事故対策を中心に-

第2設題

子どもを取り巻く環境と健康の在り方について述べなさい-自然、社会、家庭環境-

第3設題

子どもの健康観察と健康教育について述べなさい

第4設題

子どもの感染予防について述べなさい−予防接種を中心に−

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
〈子どもの健康〉
(1)子どもの健康とは何か。
(2)発達区分、健康の指標を知る。
健康について説明できる。 1.子どもの健康に ついて考える。 15分
〈現代の子どもの環境〉
(1)現代の子どもの環境(社会と家庭)を理解する。
(2)問題点を考える。
現代の子どもの環境について説明できる。 現代の子どもの環境 の知識の復習をして おく。 次回は教科書の第3 章です。読んでおき ましょう。15分
〈身体発育の評価法〉
(1)身体発育(成長)の評価法を理解する。
(2)偏りのある子どもの対応について考える。
成長障害について説明できる。 発育障害について復 習をしておく。 15分
〈運動機能の発達と乳幼児健診の意義〉
(1)正常な子どもの発達を理解する。
(2)乳幼児健診の意義を理解する。
正常な子どもの発達について説明できる。 次回は第4章です。 教科書を読んでおき ましょう。 15分
〈生理機能の発達〉
(1)バイタルサインについて理解する。
(2)異常の発見と対応法を理解する。
子どもの異常の発見と対応法を説明できる。 復習問題をしてお く。次回は第12章 で す。教 科 書 を 読 んでおきましょう。 15分
感染症とその予防①感染症成立の3原則を知る。代表的なウイルス感染症を理解する 感染症成立の3原則を説明できる。代表的なウイルス感染症を説明できる。 次回も第12章です。 教科書を読んでおき ましょう。 10分
感染症とその予防②代表的な細菌感染症を理解する。予防接種、感染予防のための生活習慣について理解する。 代表的な細菌感染症を説明できる。予防接種、感染予防のための生活習慣を説明できる。 循環器・呼吸器の病 気について教科書を 読んでおく。 15分
〈循環器・呼吸器の病気〉先天性の心臓病や川崎病、気管支炎や肺炎について理解する 先天性の心臓病や川崎病、気管支炎や肺炎を説明できる。 アレルギー、神経、 内分泌の病気につい て教科書を読んでお く。 15分
〈アレルギー、神経、内分泌の病気〉
(1)気管支ぜんそくや食物アレルギーなどのアレルギーの病気(2)熱性けいれんやてんかんなど神経の病気(3)バセドウ病や糖尿病など内分泌の病気を理解する。
アレルギー疾患と神経疾患・内分泌疾患について説明できる。 腎臓と消化器の病気 について教科書を読 んでおく。 15分
〈腎臓と消化器の病気〉
(1)腎炎・ネフローゼ症候群などの腎泌尿器の病気を理解する。
(2)消化器の病気を理解する。
腎臓と消化器疾患について説明できる。 これまで学んだ病気 について復習してお く。 20分
〈皮膚、骨、眼、耳・鼻、歯の病気〉
代表的な皮膚、骨、眼、耳・鼻、歯の病気について理解する。
皮膚、骨、眼、耳・鼻、歯の病気について説明できる。 次回第5章です。 教科書を読んでおき ましょう。 15分
〈健康状態の観察と心身の不調の早期発見〉
健康状態の観察と心身不調の早期発見の方法とその対応を理解する。
健康状態の観察の着眼点と心身不調の早期発見の方法とその対応を説明できる。 保育園での事故予防 について考えてみ る。 15分
〈子どもの事故対策〉
子どもの事故の現状とその対策について理解する。
子どもの事故とリスクマネージメントについて説明できる。 子ども、保育に関す る法律の確認をして おく。 15分
〈母子保健対策〉
母子保健対策と保育について、関連する法律を含めて学ぶ。理解する。
母子保健対策、関連法規について説明できる。 次回使用する演習問 題をやっておく。 60分
〈保育士の健康〉
現場における健康管理、起こりやすい障害について知る。
健康管理法を説明できる。 自らの健康管理につ いて考える。 15分
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