最終更新日:2024年3月12日
K044
国語科教育法Ⅱ
中・高校の国語科教員になるための道単位条件
通信 1単位 面接 1単位教員
履修条件
〔スクーリング条件〕「国語科教育法I」を履修済のこと(科目等履修生を除く)
到達目標
この科目は、中学校・高等学校国語科免許状取得を希望する者を対象として、「学習指導要領・国語」にもとづいて、国語科の指導方法、国語科学習指導案の作成、その意義、教材研究の方法等を学習するものである。
あわせて模擬授業を実施し、実地の体験をする。
学習成果
中・高校の国語科の教材研究の方法を身につけ、それを「学習指導案」作成に活かすことができるようにする。また「学習指導案」の形式、意義を理解し、その上で「学習指導案」を作成し、実際に模擬授業を行い、助言、指導を受け、反省、研究を続けていくことができるようにする。
テキスト教材
柴田義松、阿部昇、鶴田清司編著『あらたしい国語科指導法 六訂版』(学文社)2021
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)国語編』(東洋館出版社)
文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)国語編』(東洋館出版社)
参考図書
冨山哲也編著『中学校新学習指導要領の展開 国語編』明治図書 2017
評価の要点
テキストを熟読し、国語科教育の理論、内容、方法を理解し、それにもとづいて「学習指導案」を立案、作成し、実践に備えることが大切。
評価方法と採点基準
レポート・スクーリング両方が合格後、総合的に評価する。
レポート評価...国語科の内容を理解し、教材研究、指導法を考える。また「学習指導案」の形式、意義を理解し、作成することができる。
スクーリング評価の要点...教材研究の方法、「学習指導案」の意義と形式を理解しているかどうか。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
国語科教育の内容と方法をよく理解し、それを「学習指導案」作成に活かすよう心懸ける。
レポート課題
提出数 1第1課題
次のうち1つを選んで記述しなさい。
第1設題
国語科教育の内容と方法について、それぞれ重要であると思われる項目を挙げて、具体的に説明しなさい。また、国語科学習指導案について新『学習指導要領』に沿って、特に留意すべき点について、あなたの考えを述べなさい。
第2設題
中学校または、高等学校国語科の教材研究にあたって、「文学作品(物語・小説・詩)、説明的文章、作文、古典、読書指導・読み聞かせ」の指導方法の中から3つの内容を選び、指導案作成上、重要と思われる点を数項目挙げ、それぞれ具体的に述べなさい。(その際、中学校・高等学校の別を明記すること)
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
「国語科教育法II」のガイダンス | この教科の内容を理解する。 | テキスト『国語科指導法』目次第1章〜6章 | |
国語科の教育の内容と方法 | 国語科教育の内容と方法の理解 | 第2章 P.45〜100 | |
文学作品(物語・小説・詩)について | 教材としての文学作品 | 同上の該当部分 | |
説明的文章、作文について |
教材としての説明的文章、作文 | 同上 | |
古典について | 教材としての古典 | 同上 | |
読書指導・読み聞かせについて | 読書指導・読み聞かせの方法 | 同上 | |
授業の方法・技術について | 教材研究の方法と教材づくり | テキスト第3章 P.101〜114 | |
国語科の教材づくりと教材研究 | 授業の方法・技術 | テキスト第4章 P.125〜134 | |
文学作品(物語・小説・詩)を教材とした模擬授業案について | 文学作品を教材とした模擬授業案作成 | テキスト第2章 P.53〜61 | |
説明的文章を教材とした模擬授業案について | 説明的文章を教材とした模擬授業案作成 | テキスト第2章 P.62〜69 | |
作文を教材とした模擬授業案について | 作文を教材とした模擬授業案作成 | テキスト第2章 P.70〜77 | |
古典を教材とした模擬授業案について | 古典を教材とした模擬授業案作成 | テキスト第2章 P.86〜93 | |
読書指導・読み聞かせにおける模擬授業案について | 読書指導・読み聞かせにおける模擬授業案作成 | テキスト第2章 P.94〜100 | |
アクティブ・ラーニングによる模擬授業案について | アクティブ・ラーニングによる模擬授業案作成 | テキスト第4章 P.154〜160 | |
NIE(新聞)を教材とした模擬授業案について | NIE (新聞)を教材とした模擬授業案作成 | テキスト第5章 P.173〜178 | |
試験 教材(作品)研究と教材づくりを授業実践にいかに活かすか、「学習指導案」作成にどのように取り組むかの視点が切。 |