最終更新日:2024年3月19日
K018
英語科教育法Ⅰ
成長する英語教師を目指して単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
(1) 中学校・高等学校の英語教師が知っておくべき(1)英語・教育政策、(2)学習・学習者要因、(3)指導・指導者資質を理解して、自分の言葉で説明することができる。
(2) 自らの学習経験を振り返り、英語教師として直面する課題について、自身の考えを深めることができる。
学習成果
(1) 第二言語習得理論における外国語習得のプロセスを理解して、指導に活かすことができる。
(2) 4技能5領域「聞くこと、読むこと(やり取り・発表)、話すこと、書くこと」について理解し、技能統合型の授業を行う基礎を身につけることができる。
テキスト教材
和泉伸一『「フォーカス・オン・フォーム」を取り入れた新しい英語教育』(大修館書店)2009
参考図書
和泉伸一『フォーカス・オン・フォームとCLILの英語授業』(アルク出版)2016
文部科学省『【外国語編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説』(開隆堂)2019
文部科学省『【外国語編 英語編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説』(開隆堂)2019
評価の要点
レポート課題に合格後、科目終了試験を受験して、その評点に基づき評価します。
90点以上は特に優秀な成績としてS、80点から89点は優れた成績としてA、70点から79点は要求を満たす成績としてB、60点から69点は合格と認められる最低の成績としてC、60点以下は不合格として評価します。
評価方法と採点基準
第二言語習得の伝統的教授法を自身の言葉で説明した上で、英語教師を目指す者として、指導に生かす考察がなされているかを評価基準とします。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
(1)教科書を読み「英語とは何か、なぜ英語教師を目指すのか」英語教師を目指す者として、自身の教育に対する考え方を省察してください。
(2)優秀な課題提出であっても、インターネット等からの剽窃が判明したものは、不可として評価します。
レポート課題
提出数 2第1課題
レポート課題を作成する際、次の点に注意すること。
(1)教科書の引用部分を明記すること。また教科書の要約に終始しないこと。
(2)必ず自身の考えを述べると共に、教科書の引用部分と段落を変えて、書くこと。
第1設題
代表的な指導法を一つ取り上げ、その指導方法を概略した上で、なぜその活動が必要なのか、あるいは効果的なのか、第二言語習得理論の観点から説明しなさい。
第2課題
レポート課題を作成する際、次の点に注意すること。
(1)教科書の引用部分を明記すること。また教科書の要約に終始しないこと。
(2)必ず自身の考えを述べると共に、教科書の引用部分と段落を変えて、書くこと。
第1設題
フォーカス・オン・フォームとはどのような指導方法か概略した上で、どのようにしてコミュニケーションを重視した英語授業に生かすことができるか、教科書を基にして、自身の言葉で説明しなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
オリエンテーション(教科書、課題、成績評価基準など) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(15 分):シ ラバスの確認 | |
第1章 英語教育観と第二言語習得研究 | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 1章 | |
第2章 伝統的教授法(1) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 2章 | |
第2章 伝統的教授法(2) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 2章 | |
第3章 コミュニカティブ言語教授法1:内容中心教授法(1) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 3章 | |
第3章 コミュニカティブ言語教授法1:内容中心教授法(2) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 3章 | |
第4章 コミュニカティブ言語教授法2:タスク内容中心教授法(1) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 4章 | |
第4章 コミュニカティブ言語教授法2:タスク内容中心教授法(2) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 4章 | |
第5章 第3のアプローチ:フォーカス・オン・フォーム(1) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 5章 | |
第5章 第3のアプローチ:フォーカス・オン・フォーム(2) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 5章 | |
第6章 フォーカス・オン・フォームの実際(1) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 6章 | |
第6章 フォーカス・オン・フォームの実際(2) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 6章 | |
第6章 フォーカス・オン・フォームの実際(3) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 6章 | |
第7章 これからの英語教育への挑戦(1) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 7章 | |
第7章 これからの英語教育への挑戦(2) | 第二言語習得理論の理解 英語教師としての素地 |
予習(60 分):第 7章 | |
試験 試験は教科書ならびにレポート課題を通して考えた英語教育に関する問題について、自身の考えを論述する形式で出題する。また英問英答で150~200 wordsで解答する問題を出題する。短時間でまとまりのある英語を書けるように準備すること。 |