最終更新日:2024年3月12日
K009
国語科教育法Ⅱ
中・高校の国語科教員になるための道単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
この科目は、中学校・高等学校国語科免許状取得を希望する者を対象として、「学習指導要領・国語」にもとづいて、国語科の指導方法、国語科学習指導案の作成、その意義、教材研究の方法等を学習するものである。
学習成果
中・高校の国語科の教材研究の方法を身につけ、それを「学習指導案」作成に活かすことができるようにする。また「学習指導案」の形式、意義を理解し、その上で「学習指導案」を作成し、実際に模擬授業を行い、反省、研究を続けていくことができるようにする。
テキスト教材
柴田義松、阿部昇、鶴田清司編著『あらたしい国語科指導法 六訂版』(学文社)2021
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)国語編』(東洋館出版社)
文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)国語編』(東洋館出版社)
評価の要点
テキストを熟読し、国語科教育の理論、内容、方法を理解し、それにもとづいて「学習指導案」を立案、作成し、実践に備えることが大切。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポート評価...国語科の内容を理解し、作品研究、指導法を考える。
また、学習指導案の形式、意義を理解し、作成することができる。
試験評価の要点...教材研究の方法、「学習指導案」の意義と形式を理解しているかどうか。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
国語科教育の内容と方法をよく理解し、それを「学習指導案」作成に活かすよう心懸ける。
レポート課題
提出数 2第1課題
次のうち1つを選んで記述しなさい。
第1設題
国語科教育の内容と方法について、それぞれ重要であると思われる項目を挙げて、具体的に説明しなさい。また、国語科学習指導案について、新『学習指導要領』に沿って、特に留意すべき点について、あなたの考えを述べなさい。
第2設題
中学校または、高等学校国語科の教材研究にあたって、「文学作品(物語・小説・詩)、説明的文章、作文、古典、読書指導・読み聞かせ」の指導方法の中から3つの内容を選び、指導案作成上、重要と思われる点を数項目挙げ、それぞれ具体的に述べなさい。(それぞれ中学校・高等学校の別を明記すること)
第2課題
第1設題
1時間分(本時)の「国語科学習指導案」(中学校でも高等学校でもよい。ただし、学年、教材名は、指導案の中で明記すること)を作成して提出しなさい。その際、テキストP.133の形式に準拠すること。ただし、教材はテキストと異なったものを取り上げること。なお、用紙は指定しない。形式・用紙・字数は、中学校学習指導案を記載するのにふさわしいものとすること。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
「国語科教育法II」はじめに | この教科の内容を把握する。 | 『テキスト国語科指導法』 目次第1章〜6章 | |
国語科教育内容と方法 | 国語科教育の内容と方法の理解 | 第2章 P.45〜100 | |
文学作品(物語・小説・詩)について | 教材としての文学作品 | 同上の該当部分 | |
説明的文章、作文について | 教材としての説明的文章、作文 | 同 上 | |
古典について | 教材としての古典 | 同 上 | |
読書指導・読み聞かせについて | 読書指導・読み聞かせの方法 | 同 上 | |
国語科の教材づくりと教材研究 | 教材研究の方法と教材づくり | テキスト第3章 P.101〜114 | |
授業の方法・技術について | 授業の方法・技術 | テキスト第4章 P.125〜134 | |
学習集団の指導について | 学習集団の指導 | テキスト第4章 P.135〜140 | |
アクティブ・ラーニングによる指導について | アクティブ・ラーニングによる指導 | テキスト第4章 P.154〜160 | |
授業の構造と設計について | 授業の構造と設計 | テキスト第4章 P.115〜124 | |
国語科教育の評価について | 国語科教育の評価 | テキスト第4章 P.141〜147 | |
「学習指導案」(文学作品)の作成 | 学習指導案の作成 | テキスト第2章 P.53〜61 | |
「学習指導案」(説明的文章)の作成 | 同上 | テキスト第2章 P.62〜69 | |
「学習指導案」(古典)の作成 | 同上 | テキスト第2章 P.86〜93 | |
試験 教材(作品)研究を授業実践にいかに活かすか、「学習指導案」作成にどのように取り組むかの視点が大切。 |