最終更新日:2024年7月1日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
学芸員
文学部 文学科

J115

博物館実習

博物館の実務について学ぶ

単位条件

面接 4単位

教員

大木 由以

履修条件

事前指導受講までに、「生涯学習概論」・「博物館概論」・「博物館経営論」・「博物館資料論」・「博物館資料保存論」・「博物館展示論」・「博物館情報・メディア論」・「博物館教育論」の単位修得が必要。

到達目標

博物館学芸員の業務を実践的に経験することによって、これまで学んできた科目の知識(理念・設置目的・業務手順等)に対する理解を深めるとともに、学芸員に必須の最低限の技術を習得することを目的とする。

学習成果

実務実習(実習事前・事後指導)
・事前指導
資料の基本的な取扱いについて学ぶ
・事後指導
学生の館務実習の発表を基に、他博物館の事例や課題、最新の博物館事情などから実習効果の深化を図る。館務実習終了学生同士のディスカッションを通し情報の共有を行う

実務実習
実習先の選定:各自で実習先を選定する
実習の期間:2週間(博物館側の都合により増減は可)
実習内容:実習する博物館が提示した業務内容を行う。実習期間中は定められた日録を指導学芸員に提示し指示を得る。
実習の終了: 所定の実習を終了した場合は、実習中の日録を通信教育学務課に提出する。実習期間中に借用した文献資料などは実習終了日ま
でに必ず返却する。

テキスト教材

公益財団法人日本博物館協会編集『改訂版 博物館資料取扱いガイドブック:文化財、美術品等梱包・輸送の手引き』(ぎょうせい)2016
大堀哲・水島英治編著『新博物館学教科書 博物館学IV 博物館資料保存論*博物館実習論』(学文社)2012

評価の要点

実務実習館における日録、実習終了後における面接あるいはレポート(実習感想文)、事前・事後指導中に指示するレポート、出席時の学習態度、
これらを総合的に判断して評価する。

評価方法と採点基準

実習(提出物含む)及び実習指導で評価する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

1.実習事前・事後指導の内容は都合により変更することがある
2.実習事前・事後指導で使用する材料や器具は本学で用意する
3.実務実習では、他校の実習生と共に行動する場合が多い。聖徳大学通信教育部の学生であることに誇りをもって実習すること

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
〈事前指導〉
はじめに
〈事前指導〉
博物館実習について
博物館実習について理解する
〈事前指導〉
博物館施設について①
博物館の施設について理解する
〈事前指導〉
博物館施設について②
博物館の施設について理解する
〈事前指導〉
博物館の活動について理解する①
博物館の活動について理解する
〈事前指導〉
博物館の活動について理解する②
博物館の活動について理解する
〈事前指導〉
資料の取扱いと展示①
資料の取扱いを身につける
〈事前指導〉
資料の取扱いと展示②
資料の取扱いを身につける
〈事前指導〉
資料の取扱いと展示③
資料の取扱いを身につける
〈事前指導〉
資料の取扱いと展示④
資料の取扱いを身につける
〈事前指導〉
資料の取扱いと展示⑤
資料の取扱いを身につける
〈事前指導〉
資料の梱包について①
梱包について理解する
〈事前指導〉
資料の梱包について②
梱包について理解する
〈事前指導〉
展示パネル等の作成
展示パネルの作成について理解する
〈事前指導〉
展示パネル等の作成
展示パネルの作成を身につける
〈事前指導〉
試験
1回〈事後指導〉
はじめに
2回〈事後指導〉
博物館実習の振り返り①(実習成果をまとめる)
まとめる力
3回〈事後指導〉
博物館実習の振り返り②(実習報告)
プレゼンテーション能力
4回〈事後指導〉
博物館実習の振り返り③(実習報告)
プレゼンテーション能力
5回〈事後指導〉
博物館実習の振り返り④(自己評価)
自己分析力
6回〈事後指導〉
博物館実習の振り返り⑤(実習の改善点を見つける)
分析力
7回〈事後指導〉
博物館実習の振り返り⑥(実習の改善点を考える)
考察力
8回〈事後指導〉
博物館実習の振り返り⑦(改善点をもとに議論する)
考察力・議論力
9回〈事後指導〉
博物館について考える①
分析力
10回〈事後指導〉
博物館について考える②
考察力
11回〈事後指導〉
学芸員について考える③
考察力・議論力
12回〈事後指導〉
博物館の諸活動について考える①
分析力
13回〈事後指導〉
博物館の諸活動について考える②
考察力
14回〈事後指導〉
博物館の諸活動について考える③
考察力・議論力
15回〈事後指導〉
まとめ
〈事後指導〉
試験