最終更新日:2024年6月27日
J111
博物館資料保存論
モノゴトをつたえるために必要なこと単位条件
通信 2単位教員
履修条件
「博物館資料論」を受講していること
到達目標
①博物館資料を保存するための意義を理解する。
②博物館資料を保存するための理論を理解する。
③博物館資料を保存するための知識を習得する。
④博物館資料を保存するための方法を知る。
学習成果
博物館資料を保存するための意義を理解することができる。
博物館資料を保存するための理論・方法を理解することができる。
博物館資料を保存することについて自分の考えを明確にし、説明することができる。
テキスト教材
石崎武志『博物館資料保存論』(講談社)2012
参考図書
稲村哲也・本田光子編著『博物館資料保存論』(放送大学教育振興会)2019
公益財団法人日本博物館協会編集『改訂版 博物館資料取扱いガイドブック:文化財、美術品等梱包・輸送の手引き』(ぎょうせい)2016
大堀哲・水嶋英治編著『博物館資料保存論*博物館実習論』(学文社)2013
全日本博物館学会編『博物館学事典』(雄山閣)2011
佐野千絵他編『博物館資料保存論:文化財と空気汚染』(みみずく舎)2010
東京文化財研究所編『文化財害虫事典:博物館・美術館におけるIPM(総合的害虫管理)推進のために』改定版(クバプロ)2004
評価の要点
テキストの内容をきちんと理解できているか。
文献の引用と自分の意見、考えは、区別して記しましょう。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価します。
レポートの評価基準は、テキストの内容を理解し、自分の言葉で説明ができているかです。
科目終了試験の評価基準は、テキストの内容を理解し自分の言葉で考えを述べているかです。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
博物館を積極的に利用し、学習の向上に活かしてください。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
博物館資料の保存環境管理と劣化要因について、具体例を挙げつつ、説明しなさい。
第2課題
第1設題
生物被害とIPM(総合的有害生物管理)について説明しなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
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博物館資料保存総論 | 文化財と文化財保護について理解する | 第1章1・2・3 | |
博物館資料保存総論 | 博物館資料の劣化の要因と文化財の保存に関する倫理を理解する | 第1章4・5 | |
博物館資料の保存環境① | 温湿度環境について理解する | 第2章1 | |
博物館資料の保存環境② | 光と照明について理解する | 第2章2 | |
博物館資料の保存環境③ | 空気汚染について理解する | 第2章3 | |
博物館資料保存環境④ | 生物被害について理解する | 第2章4 | |
博物館資料の保存環境⑤ | 伝統的保存方法について理解する |
第2章5 | |
博物館資料の保存環境⑥ | 博物館資料と災害について理解する | 第2章6 | |
博物館資料の保全① | 博物館資料の状態調査について理解する |
第3章1 | |
博物館資料の保全② | 紙資料の修復・修理について理解する | 第3章2.1・2 | |
博物館資料の保全③ | 紙資料の修復・修理について理解する | 第3章2.3 | |
博物館資料の保全 | 博物館資料の梱包と輸送について理解する | 第3章3 | |
地域資源の保存と活用① | 地域資源の保存について理解する。 | 第4章1.1・2 | |
地域資源の保存と活用② | エコミュージアムと自然環境保護について理解する。 | 第4章1.3-6 | |
まとめ | これまでを振り返って、博物館資料について考える | ||
試験 |