最終更新日:2024年4月15日
J109
博物館経営論
単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
本学の教育目標である社会で発揮できる専門性の高い実践力を育成するための資格課程科目である。博物館は生涯学習の重要な拠点であり、
博物館は国公立・私立を問わず、それぞれ設置者が意図する設立趣旨(設置理念)に基づいて経営がなされている。受講者は、その経営につい
て、どのように対処すべきかを理解することを到達目標とする。
学習成果
博物館の学芸員は、その経営の一端を担っていくにあたり、利用者側の視点にたって、展示事業をはじめとして、各種の事業を企画して実施
するものである。その成果はたえず評価し、次に企画する事業に反映させていかなければならない。受講者は各種の事業の展開や施設の運営・
管理について、包括的な知識を習得することができる。
テキスト教材
島津晴久『博物館学III-博物館の運営について-』(聖徳大学通信教育部)
参考図書
小林克『新博物館学-これからの博物館経営-』(同成社)
評価の要点
教科書に加えて、関連する博物館学の書籍を通じて博物館の現状を充分把握した上で、博物館に足を運び、その知識を実際に確認することが求められる。博物館経営論は「自分だったらどう経営するか」という当事者意識を持って学習することが重要である。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポートについては、課題を的確に捉え、参考文献なども踏まえてまとめているかを評価する。科目終了試験については論述が中心であるが、博物館経営の実態を踏まえた具体的な内容であることが求められる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
多くの博物館を実地に見学し、博物館経営の実際を知ること。書籍だけの知識では、具体的な博物館経営をイメージすることはできない。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
博物館における展示事業と教育普及事業について、どのようにして立案して運営するか述べなさい。
第2課題
第1設題
博物館における学校教育、社会教育との連携について述べなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
博物館とは | 博物館の定義などが理解できる。 |
第1章(90分) | |
博物館の発達史 | 博物館経営の歴史が理解できる。 | 第2章(90分) | |
博物館法について | 博物館法について理解できる。 | 第3章(90分) | |
博物館の発展 | 千葉県を中心とした博物館の実態が理解できる。 | 第4章(90分) | |
博物館の組織 | 博物館の機構について理解できる。 | 第5章(90分) | |
展示事業 | 様々な展示事業について理解できる。 | 第6章(90分) | |
教育普及活動 | 教育普及事業の区分が理解できる。 | 第7章(90分) | |
博物館資料 | 博物館資料の収集・整理について理解できる。 | 第8章(90分) | |
学校教育との連携 | 博学連携について理解できる。 | 第9章(90分) | |
他の社会教育との連携 | 社会教育施設との連携について理解できる。 | 第10章(90分) | |
博物館の広報活動 | 広報活動の重要性が理解できる。 |
第11章(90分) | |
博物館の予算編成 | 博物館経営に係わる予算編成の重要性が理解できる。 | 第12章(90分) | |
博物館の施設 | 博物館の諸施設の役割が理解できる。 | 第13章(90分) | |
来館者の調査 | 来館者調査の目的と方法が理解できる。 | 第14章(90分) | |
博物館における評価 | 博物館評価の重要性が理解できる。 |
第15章(90分) | |
試験 科目終了試験を実施する。 |