最終更新日:2024年7月10日
D063
老人看護
高齢者への理解を深め、積極的に関わる単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
養護教諭に必要な基本的知識として、高齢者の特徴を知る。
高齢者を取り巻く環境や課題を把握し、具体的な看護の役割を知る。
実際に自分が高齢者と関わる時の留意点を考え、実践する力をつけ、仕事を通して社会に貢献できる。
学習成果
●人と関わる基本的な方法論として高齢者看護を知る
・一般的な高齢者の特徴がわかる
・高齢者の個別性を踏まえた関わり方が導き出せる
●高齢者と実際に関わることをイメージできる
・高齢者との円滑なコミュニケーション方法を述べることができる
・高齢者の状況を分析することができる
●高齢者に関する法制度について、最新の情報を知ることができる
・高齢者の置かれている状況を理解できる
・高齢者看護の課題を明確にすることができる
テキスト教材
小玉敏江・亀井智子『改訂 高齢者看護学』(中央法規出版)
『老人看護』(聖徳大学通信教育部)
参考図書
厚生統計協会編集『厚生の指標・臨時増刊 国民衛生の動向』(厚生統計協会)
評価の要点
レポート評価の要点 課題の内容を理解し、教科書や参考文献を読み、自分の言葉で説明すること。自分の考えがレポートに表現されていることを重視します。
試験評価の要点 論述試験を行う。学んだことを生かして論じる力を重視します。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
新聞やニュースから、高齢者を取り巻く最新情報を入手する習慣をつけてください。
自分の考えを、文章で伝える訓練をしてください。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
高齢者に関する法制度をひとつ提示し、以下の4点を記述してください。
1.取り上げた法制度名
2.取り上げた法制度の概要
3.取り上げた理由
4.取り上げた法制度が高齢者に及ぼす影響(メリット・デメリット)
第2課題
第1設題
授業回数別教育内容からひとつ選び、以下の3点を記述してください。
1.取り上げた教育内容(高齢者の状況)
2.この教育内容を取り上げた理由
3.取り上げた教育内容の高齢者と関わる際、老人看護(高齢者看護)の視点で留意すること
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
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高齢者の生活 | 高齢者の生活をイメージできる | 第Ⅰ章 | |
高齢者の自立(自律)に関わる心身の変化 | 高齢者の心身の変化が理解できる | 第Ⅰ章 | |
高齢者のための保健医療福祉制度 | 保健医療制度を調べることができる | 保健医療制度を調べる | |
高齢者の特徴 | 高齢者の特徴に合わせた対応ができる | 第Ⅱ章 | |
高齢者とのコミュニケーション | コミュニケーションを図る方法が分かる | 第Ⅱ章 | |
高齢者看護の役割 | 高齢者看護が担う役割を理解できる | 第Ⅱ章 | |
高齢者看護の方法 | 高齢者の特徴を踏まえた看護方法を知る | 第Ⅲ章 | |
高齢者ケアとチームアプローチ | 協働の意味が分かる | 第Ⅳ章 | |
高齢者看護の実践 高齢期のヘルスプロモーションと看護 | 看護で求められているものが分かる | 第Ⅴ章 1 | |
高齢者看護の実践 虚弱高齢者 | 虚弱予防の方法が分かる | 第Ⅴ章 2 | |
高齢者看護の実践 急性期医療を必要とする高齢者 | 急性期医療の必要性が分かる | 第Ⅴ章 3, 4 | |
高齢者看護の実践 長期・慢性疾患を持つ高齢者 | 疾患を抱えての生活がイメージできる | 第Ⅴ章 4, 5 | |
高齢者看護の実践 認知症高齢者 | 認知症高齢者の感情が理解できる | 第Ⅴ章 6, 7 | |
高齢者看護の実践 終末期にある高齢者 | 終末期の生活を考えることができる | 第Ⅴ章 8 | |
高齢者看護のめざすもの | 高齢者看護の課題を示すことができる | 第Ⅵ章 | |
試験 事例に対する看護を考える、高齢者の置かれている状況についての分析など記述式での試験を行います。 |