最終更新日:2024年4月5日
C221
子どもの健康と安全
保育現場における子どもの健康と安全の実践的な知識と技術を習得する単位条件
面接 1単位教員
履修条件
なし
到達目標
1.保健的観点を踏まえた保育環境や援助について理解する。
2.保育における衛生管理、事故防止、危機管理、災害対策について具体的に学ぶ。
3.子どもの体調不良等に対する適切な対応について具体的に学び、感染症対策について理解する。
4.保健的観点を踏まえ、子どもの発達や状態に即した適切な対応について理解する。
5.子どもの健康や安全管理に関する実施体制や保健活動の計画及び評価について学ぶ。
学習成果
・子どもの命を護る保育者としての使命を自覚することができ、保育者に求められる必要な資質と能力を身につけることができる。
・子どもの発達をしっかり理解したうえで、健康を維持増進するために必要な知識・技術を身につけることができる。
・保育現場での日々の生活を想像・理解し、病気やけがの予防と対応法及び災害時における対応について理解することができる。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
参考図書
野原八千代『シードブック子どもの健康と安全』(建帛社)2019
厚生労働省『保育所における感染症対策ガイドライン』2018 URL:https://www.mhlw.go.jp
田中哲郎『保育園における事故防止と安全管理』(日本小児医事出版社)2016
評価の要点
1.出席状況(遅刻・早退・欠席)
2.授業計画に基づいて教授されている内容が理解されているか
3.グループワークでの発言や行動はよいか
1,2,3について総合的に判断して評価する。
評価方法と採点基準
出席・授業参加状況 20%
レポート 80%
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
・演習時の身支度については指示に従ってください。忘れ物は評価の対象になりますので、注意してください。
・身支度:演習時は動きやすい服装で来てください。髪の毛は一つにまとめ、爪は短く切り、アクセサリー・指輪ははずしてください。演習室は土足が禁止されていますので、必ず上履き(スリッパ不可)を持参してください。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
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ガイダンス:注意事項、子どもの特性・病気の特徴 | 子どもの特徴と病気の理解 | ||
子どもの健康と保育の環境 | 保育環境の理解 | ||
子どもの保健に関する個別対応と集団全体の健康及び安全の管理(健康観察と情報収集) | 個別と集団の健康安全管理の理解 | ||
保健における健康及び安全の管理1:衛生管理(手洗い消毒の実際) | 衛生管理の理解 | ||
子どもの体調不良等に対する適切な対応1:発熱・発疹・けいれん・嘔吐・下痢の対応法、氷枕・湯たんぽの使用法と留意点 | 子どもに多くみられる症状の理解 | ||
子どもの体調不良等に対する適切な対応2:便秘・咳・呼吸困難・脱水の対応法 | 子どもの多くみられる症状の理解 | ||
子どもの体調不良等に対する適切な対応3:バイタルチェック、くすりについての理解 | 子どもの体調不良の理解とバイタルサイン測定方法等の理解 | ||
感染症対策:感染症の集団発生の予防、感染症発生時と罹患後の対応 | 感染症対策の理解 | ||
保健における健康及び安全の管理2:事故防止及び安全対策(発達段階に応じた事故の特徴とその予防) | 事故防止・安全管理対策の理解 | ||
保健における健康及び安全の管理3:危機管理と災害への備え | 危機・災害への管理と方法の理解 | ||
子どもの体調不良等に対する適切な対応4:応急処置、救急処置及び救急蘇生法 | 子どもの応急処置の理解 | ||
健康安全管理の実施体制:職員間の連携・協働と組織的取組、保育における保健活動の計画及び評価、母子保健・地域保健と保育(家庭・専門機関地域との連携 | 地域連携における健康安全管理を理解する | ||
保育における保健的対応:基本的な考え方、3歳未満児への対応 | 3歳未満児への保健的対応の理解 | ||
個別的な配慮を要する子どもへの対応、障害のある子どもへの対応 | 疾患、障害の理解とその対応 | ||
まとめ | |||
試験 講義内容、演習内容を統合してレポートの提出を行う |