最終更新日:2024年4月5日

1年次入学生:2年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
児童学部 児童学科

C141

相談援助

保育ソーシャルワークの基礎

単位条件

面接 1単位

教員

真壁 坤子

履修条件

なし

到達目標

「相談援助」を通して、現代の保育専門職に必要なソーシャルワークを基盤とした専門的力量と実践的指導力が修得できます。保育現場で、そして社会で生じる子どもや子育てをめぐる問題に対し、保育専門職として貢献できる力量が修得できるよう期待します。

学習成果

この科目では「保育ソーシャルワーク」に必要な価値・倫理と、知識・視点を修得することを目標にしています。価値・倫理については、ソーシャルワークのグローバル定義及び子どもの権利条約から保育士に求められる「子ども観」が修得できます。続いて知識・視点については、エコロジカル視点とストレングス視点から子ども支援—家庭支援—子育て環境整備—子育て政策整備のように多面的でありで多層的な問題分析の視点を養うことができます。

テキスト教材

スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
(※適時プリントを配布予定)

参考図書

社会福祉士養成講座編集委員会「相談援助の基盤と専門職」(中央法規)
社会福祉士養成講座編集委員会「相談援助の理論と方法I/II」(中央法規)

評価の要点

授業ではスクーリングのダイナミクスを生かして、グループワークやディスカッションも多数取り入れており、それらも評価に加わります。また試験では、基本用語の確認を込めての筆記、授業を通しての学びを自分の言葉で表現してもらうレポートを準備しています。

評価方法と採点基準

面接のみ...スクーリングにて評価します。
・授業中の演習・事例検討・報告(50点)
・授業最終回の試験(50点)
(試験は筆記とレポート。筆記は、重要用語の確認が中心。レポートは、授業内容を振り返り自分の考えをまとめる。)

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

・この科目は、すべてを受講することで学習課題を達成できるプログラムとしているため、欠席がある場合は『不可』とします。
・授業中は携帯電話の使用を禁止します。また私語は慎んでください。
・グループワーク、ディスカッションもあるため、積極的に参加する姿勢を求めます。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
ガイダンス(授業の目的・内容・進め方を理解する) この授業について理解する
P2〜3
家庭支援が求められる背景と意義
①家族とは
家族について理解する 資料配布
②現代家族の特徴 現代家族の特徴を理解する
家庭支援の意義と機能
①相談援助とは
ソーシャルワークの意義について理解する P7〜13
②相談援助の価値と理念 ソーシャルの価値と理念について理解する P14〜28
家庭支援のための技術と方法
①相談援助専門職の基本的姿勢
ソーシャルワークの原則について理解する P54
②面接とは 面接と対話の重要性について理解する P55〜58
③コミュニケーション コミュニケーションの実際について理解する P59〜67
④マッピング技法 マッピング技法を学ぶ P68〜71
⑤相談援助のプロセス 相談援助はどのように展開するかを理解する P43〜51
家庭支援の実際 家庭支援の実際について学ぶ ビデオ学習
事例研究
①児童虐待
具体的な事例をとり上げ理解する P105〜113
②グループ検討 事例についてグループで検討する 資料配布
家族支援の具体的展開(支援計画) 計画・記録・評価について学ぶ P85〜92
まとめ・試験
試験