最終更新日:2024年2月26日
C109
児童英語Ⅰ
小学校児童の英語教室における指導計画の作り方について単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
英語は、好奇心の固まりのような児童が初めて取組む外国語です。児童が、遊びながら、楽しく、自由な雰囲気の中で、いつの間にか英語に慣れ親しめるような指導計画を作るのが、この学習の目標です。同時に、テープレコーダーやフラッシュカードなどの、効果的な利用法も学びます。
学習成果
この科目では、児童の基本的な日常生活に深く関係する事がらを言語材料としてえらび、それらを効果的に指導する方法を学習します。初め
て外国語として英語を習うウォーム・アップの段階であるので、やさしい英語の歌、リズム練習、ゲーム、絵カード、写真など、児童のやる気
を引き出す教材を、随時工夫してもりこんでいくことが必要です。
学習の狙いを次のように設定しましょう。
1.あいさつを元気よくかわす。
2.自分のことについて、名前、年齢、好き嫌いなど、およそのことをひとりで言えるようにする。
3.アルファベット、数、月の名、曜日、季節、天候、体の部分などの名前をおぼえ、身近かな単語を使って4語程度の文で話ができるようにする。
4.命令文、have、like、can などを使って、簡単な意志伝達を行わせる。
5.片言ながら、英語の音に慣れ、英語で遊べるようにする。
テキスト教材
久埜百合『ENGLISH IN ACTION / JUNIOR COURSE TEXTBOOK 1』(cぼーぐなんイングリッシュスクール)
教科書付属CD-ROM、アルファベット(大文字・小文字)の表、フラッシュカード、写真、名札、体の部分の名称の表、世界地図など参考資料
参考図書
久埜百合『これならできる!小学校英語ガイドブック』(NHK出版)、久埜百合『こども英語相談室』(プレンティスホール出版)、岡秀夫、金
森強『小学校英語教育の進め方』(成美堂)、(東後勝明『子どもの英語・いまこんなふうに』(BL出版))
評価の要点
・レポート評価の要点...
①指定されたテキスト1課分の内容を、45分×4回の授業にうまく配分していますか。
②本時の目標を適確に設定していますか。
③主な言語材料を適確に把握していますか。
④指導活動の形体は適切ですか。
⑤使用する教材・教具は適当、かつ効果的ですか。
・試験評価の要点.........与えられた言語材料から効果的な指導計画が作成できますか。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
テキストをよく読んで、1課を4回に分けて教える言語材料をえらびましょう。それを口頭練習を中心に効果的に教える方法は、上記の参考書にヒントを求めて下さい。テープの聞かせ方、リピートのさせ方、日本語訳の是非、学習活動は教師対全児童か、教師対児童のグループか、教師対個々の児童か、グループ内での児童同士か、1対1の児童同士か、落ちこぼれ対策で留意すべき点など、多方面にわたって細かい配慮が必要です。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
教科書English in Action / Junior Course 1のLesson1 Welcome to Our Classを4回の授業で行うこととし、その第1回目と第2回目の授業用の指導計画書を作成して提出しなさい。(字数1200〜1600字を目安とし、所定の用紙を使用)
●1回の授業時間は45分を目安にしなさい。
●参考資料を利用しなさい。
第2課題
第1設題
教科書English in Action / Junior Course 1のLesson1 Welcome to Our Classを4回の授業で行うこととし、その第3回目と第4回目の授業用の指導計画書を作成して提出しなさい。(字数1200〜1600字を目安とし、所定の用紙を使用)
●1回の授業時間は45分を目安にしなさい。
●参考資料を利用しなさい。