最終更新日:2024年2月26日
C094
生活Ⅱ
主体性を伸ばす生活科単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
(1)生活科の考え方を理解し、具体的な単元の授業構想を立てることができるようにする。
(2)単元の構想を立てるに当たっては生活科の現状と課題、改訂の趣旨、改訂の内容などを考慮して考えることができる。
(3)具体的な単元の展開案について、それぞれの単元の特徴による展開の仕方を工夫することができる。
学習成果
(1)生活科の基本的な考え方を身に付けることによって、単元の授業構想を考えることができる。
(2)生活科の改訂のポイント、内容、指導計画、授業作りの視点を理解し、新しい生活科の授業のあり方を考えることができる。
(3)新しい指導内容を理解することにより、具体的な実践授業に役立てることができる。
テキスト教材
久野弘幸著『小学校 新学習指導要領ポイント総整理 生活』(東洋館出版社)
参考図書
文部科学省『小学校学習指導要領解説 生活編』(東洋館出版社)2018
評価の要点
課題について的確に解答しているか、段落を設けて文章は読みやすいか、誤字・脱字がないか、具体的な事例の使い方は適切か、自分の考えをしっかり記述しているかを評価します。
評価方法と採点基準
レポートは、課題に正対しているか、具体的な事例は適切なものを取り上げているか、引用文などはきちんと明記しているか、レポートの書き方は指定された形式にきちんと沿っているか(特に字数は2000字±100字以内)などで総合評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
テキストを何度も読み返し、書いてある内容を完全に自分のものにすること。レポート作成に当たっては、構想をしっかり練り上げテキストを見ないで下書きをすること。下書きを何度も読み返し、誤字、脱字、言い回しのおかしなところ、具体的な事例の使い方の善し悪しなどを吟味し、わかりやすい文章になったものを清書し、提出すること。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1 課題・第2 課題
以下より2設題を選択してください。
第1設題
小学校学習指導要領改訂に伴い「資質・能力」の育成が重要視される。生活科についての資質・能力とはどういう事か、また、なぜ資質・能力を重視するのかその理由を述べなさい。
第2設題
生活科では「気付き」を大切にするが、更に大切なことは「気付きの質の高まり」である。気付きの質の高まりとはどんなことか、また、なぜ気付きの質を高めなければならないのかその理由をわかりやすく、自分の言葉で述べなさい。
第3設題
生活科における「見方・考え方」とはどういうことか、具体例を入れてわかりやすく説明しなさい。
第4設題
飼育・栽培の学習を通して、どのような子供を育てようとしているのか、また、育てる中での留意点は何か、テキストからの抜粋ではなく自分の言葉でわかりやすく説明しなさい。
第2課題
第1設題
第1 課題・第2 課題 同上となります。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
・生活科の学習指導要領が改訂された。改訂に伴い新しい生活科が目指す要点について学ぶ。 | 新指導要領の改訂の要点を理解する。 | P1〜8 | |
・新学習指導要領等が果たす役割について5つの観点から述べられている。 それぞれの観点について学ぶ。 |
指導要領が果たす役割を理解する。 | P12〜17 | |
・新しい教科目標・学年目標から考える生活科が目指すもの、について4つの観点から述べられれている。それぞれの観点の内容について学ぶ。 | 教科目標・学年目標から生活科が目指すものを理解する。 | P20〜23 | |
・生活科「内容」改訂のポイント(1)学校と生活、について、1 学校と生活に関わる具体的な体験活動、2 体験活動を通して得られる思考力等の高まり、3 学校と生活の単元によって育てられた学びに向かう力、について学ぶ。 | 「学校と生活」の改訂のポイントについて理解する。 | P24〜27 | |
・生活科「内容」改訂のポイント(2)家庭と生活、について、1 家庭生活に関わる活動、2 活動を通して期待する気付きの質の高まり、3 自立し生活を豊かにしていく姿、について学ぶ。 | 「家庭と生活」の改訂のポイントについて理解する。 | P28〜30 | |
・生活科「内容」改訂のポイント(3)地域と生活、について、1 地域と生活に関わる具体的な体験活動、2 体験を通して得られる気付きの質の高まり、3 学校と生活の単元により育てられた学びに向かう力、について学ぶ。 ・生活科「内容」改訂のポイント(4)公共物や公共施設の利用、について、1 公共物や公共施設との関わりから学ぶ、2 思考力、判断力、表現力等の基礎を育む学習過程、3 みんなで使うものや支えている人の存在が分かること、4 よりよい生活を創り出す、について学ぶ。 |
「地域と生活」「公共物や公共施設の利用」の改訂のポイントについて理解する。 | P31〜34 P35〜37 | |
・生活科「内容」改訂のポイント(5)季節の変化と生活、について、1 季節の変化と生活、2 違いや特徴を見付けることで深い学びを実現していく、3 内容(5)によって育てられる「学びに向かう力」について学ぶ。 | 「季節の変化と生活」の改訂のポイントについて理解する。 | P38〜41 | |
・生活科「内容」改訂のポイント(6)自然や物を使った遊び、について、1 子どもにとって遊びの意義とは、2 試行錯誤しながら、対象との関わりを深めていく、3 伝え合い、振り返ることで気付きの質を高めていく、4「みんなと楽しみながら遊びを創り出そうとする力」が、「自立し生活を豊かにする力」につながっていく、について学ぶ。 | 「自然や物を使った遊び」の改訂のポイントについて理解する。 | P42〜44 | |
・生活科(内容」改訂のポイント(7)動植物の飼育・栽培、について、1飼育・栽培における具体的な体験や活動、2 動物や植物に関わる活動から生まれる思考力と気付き、3 どんな生き物にも関心をもって働きかけようとする学びに向かう力、について学ぶ。 | 「動植物の飼育・栽培」の改訂のポイントについて理解する。 | P45〜48 | |
・生活科「内容」改訂のポイント(8)生活や出来事の伝え合い、について、1 自分たちの生活や地域の出来事を伝え合う活動、2 活動を通して期待する気付き質の高まり、3 自立し生活を豊かにしていく姿、について学ぶ。 | 「生活や出来事の伝え合い」の改訂のポイントについて理解する。 | P49〜51 | |
・生活科「内容」改訂のポイント(9)自分の成長、について、1 自分の成長に関わる具体的な体験活動、2 成長をふり返ることで深まる思考と気付き、3 自分の成長に期待と願いを持ち続ける学びに向かう力、について学ぶ。 | 「自分の成長」の改訂のポイントについて理解する。 | P52〜54 | |
・授業改善の視点①生活科における「主体的・対話的で深い学び」とは「身近な生活に関わる見方・考え方」とは 思考力・判断力・表現力から気付きを深めるということについて学ぶ。 | 授業改善を見方・考え方、思考力・判断力などの視点から理解する。 | P56〜67 | |
・授業改善の視点①生活科の「学習過程」をどうデザインしていくか 見付ける、比べる、工夫するなどの多様な学習活動について学ぶ。 | 授業改善を学習過程のデザイン、見付ける、比べるなどの視点から理解する。 | P68〜76 | |
・授業改善の視点②生活科で目指す「カリキュラム・マネージメント」の充実 年間計画のポイント 単元計画作成のポイント 指導案作成のポイントについて学ぶ。 | 授業改善をカリキュラム、年間計画、単元計画などの視点から理解する。 | P78〜104 | |
・内容の取り扱いの解説「2年間を見通した学習活動とは」の観点から始まり「道徳との関連」までの8つの観点 から学ぶ。 | 8つの観点からの内容の取り扱いについて理解する | P106〜123 | |
試験 |